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目瞑


あの頃私はよく目を瞑っていた

歌を歌いながら目を瞑り、
全力で走りながら目を瞑り

なぜよく目を瞑っていたのだろう
無意識だったのだろうけど
なぜだろう

歌を聞くと必ず目を瞑り
その世界へ冒険する
あるいは
過去を振り返り、自身を振り返っていた
あの頃は思春期だったから
その時間が愛おしく
私には必要だった
未来はどうだろうか
まだ目を瞑っているだろうか

ある意味座禅のような、出家のような
仏の心はこういうものだったのだろうか

いまでも違う世界に潜り込みたいし、
ワンダーランドにでも….


犬の散歩、行かないと

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