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年齢差を脳ミソから忘却の彼方へ追いやって謎訓練をしてみた。

さすがに若い子と知り合って、年齢差を計算するともう普通にだな、いわゆる適齢期って頃に結婚して子供産んでたら「お前はその年齢だよな!」的なやつが発生しますよ。近頃はまぁもうその衝撃を受けなくはなったけど、相手に言うと違う意味で衝撃受けられることはあるけれど「なんだかね」は付きまとうのでたまに複雑怪奇な気分になるんだけども。(母性はわかない)

本日のカモ(?)は劇団×音楽部の島田洋海くんデス。

ほんとにワシの年齢の半分なんで、まぁなんかなんだろなぁとか思いつつ、「個人練してもいいよ」とほざいてもうたから、老体は遠路はるばる来る島田くんverのテキストをちと作りつつ、なんか午後からずっとよくわかんないことをしていた。しながら、こういうのうちの子?な山崎正悟にはしてねぇなということをほんとに今更ながら思ったけど(笑)

わざわざよく来るよな…になってるわんこ会長のまなざしを受ける男・島田洋海。

前半は島田verで作った自己開示・気づきともいうやつ。ジョハリの窓とかね、強みとか弱みの話、ワシがかつてよく教えてやってた心理学なやつやってたんだが、ワシ自身が歳食ったっつうか、そうじゃないやり方わかってるのと、なんだかんだで劇団×音楽部と絡んで会ってたのもあったから、結局途中で違う攻め方をしていた。そのことに彼は気が付いたのかは知らない(笑)→やり逃げ老体をやらかした。忘れた頃に気がつけばいいよ、それは。

真ん中は身体の話。身体の使い方というか、身体いてぇ+身体堅いワシに言われてどうすんだ?と思いつつ、姿勢と歩き方と手足の意識やらなんやら。自分の長方形を意識しろと。肩幅と足幅での長方形ね。でもこれは人がいないと修正言えんから自主練には向いてないんだけど。前回の彼らの公演の稽古も見てたし、最近やってるダンスの振りとかも見てたから、これはもう単純に負荷をかけることをして、上半身と下半身の連動をきちんと意識させんといけんよねってのは決まってて、ちまちまいろいろやってんたですけれども、彼、振りを覚えたりするのが早い分、その分音楽に合わせるが先行してもうて、いやそれは先行してもいいんだけど、一つ一つの振りをゆっくりとさらっていくっていうのをしてないくさいからなんかそういうのをしてた。ダンス、まぁ踊りにもいろいろあって、実際音楽がつきまとうのが大半だけど、カウントもそうだけどさ、それでもきれいに指先まで意識持つには一つの振りをすんげー死ぬほどゆっくりやって、きれいに見えるなり、可動を広げることを意識しないと緩慢になり、音楽に飲み込まれるよねっつう話。緩慢と言うか、余裕が見えなくなるとも言うか。ドヤれない。あくまでも小手先で覚えてる、踊ってるになって、本人の体つきの特徴でこことここ決めとけばかっこよく見えるとかそういうのがわかっていない。もしくはここは手抜きしといていいとかね。(手抜きじゃないんだけど)

そーいう意味では劇団×音楽部の一番偉い人な芳賀鉄也は己の見せ方ってのをわかっていて、本人的には「かっこいい」かもしれんが、なんかダンスの振りの動画をワシは見ていて「ずっるく可愛いとこ出すよな」とか思うわけよ。んで二番目に偉い人な夏代のドヤってるのも見てると逆にそれは「かっこええな」と思うし、もっとかっこよく見せる。もしくはセクシーなドヤり方あるよなとも思う(笑)ただなんにしても、この二人はわかってんだと思う、理解のベクトル違うかもだけど、本人なりになんかアレンジをしている、遊びを入れてる。(覚えた!必死感・一生懸命さだけじゃないものとも言う、まぁ余裕なくても余裕見せてるとも言う)

とりあえず振りをひたすらゆっくりやれってのと上半身と下半身の連動の辛い姿勢の自主練しとけよってのと日常生活なりなんなりで肩を開くクセつける為にワシのほぼ壊れている元・現場リュックを島田くんに進呈した(笑)リュック持ってないらしく「買うか…」とか言うてて、いやそこまでではないし、日常で使わないならいらんやつあげるよで、ワシはそもそも服もカバンも腐るほどあるからザ・進呈。廃棄するかなとしていたたところだから進呈。カバンの持ち方って手提げにしろリュックにしろ気を付けないとそれはそれで重心が崩れるんで気を付けないといけないんだけど、背中全面を覆うタイプのリュックに水でもなんでも入れてある程度重みをつけて、でも背中にあたる面は平なものにして、背負って歩いたりすると嫌でも肩は均等に広がるし、腰も意識出来るっつう原始的なことをな…まぁ前回公演でワシの肩の矯正ベルトを古畑くんに貸してたけど、その進化版みたいなもんですよ。

車社会の人って日常生活で歩かないってのと演技やらに使える・置き換えられる動作ってのが車社会じゃない人より少ないからほんまに日常的に自主練と言うか、負荷をかけないと見失いがちになるんだよね。服装とかもそうで、きれいに歩きたかったらある程度腰・骨盤のあたりがぴっちりなズボン・ベルトをして歩く時にそこがどう可動しているかを自覚した方が早くて、それ言うたら靴もそう。多分、彼らは衣装でブーツなりの率が高いと思うんだけど、ブーツとスニーカー・革靴・サンダルやらの違いってさ、ヒールはともかくとして、足首なんだよね。ブーツは足首が固定される。ワシは高校生ん時にすでに足首を痛めていたから近所歩きはサンダルですがよ、サンダルは足の裏全部完全に使うからそれはそれで安定しやすい。力を足の裏全体でとるから。他はブーツしか履かないんだけど、それって足首が動かないようにするためで、くるぶしが隠れるってことはそういうことだよ、べぃべー。普通の靴って難しいんだよ、実は、安定よく、バランス取るのって。どんなんでも靴底の減り方みればクセはわかりやすいけどさ。普段くるぶしが隠れない靴を履いてる人の歩き方のクセを持ったまま、それでもまっすぐにきれいに歩けるならいいんだけど、内側につま先が向いてしまうとかある場合はブーツ履くとよけいにそれが出やすくて、ブーツだから余計にわかりやすくなってしまうっつうね。だって慣れてない人、ブーツ大変だもん。しかも今は違うけど、ワシ、クッソ重いリングブーツで重心のバランス取ってたからね、今時はブーツでも軽い靴が多いけど、ブーツでヒールあるにしてもさ、足首固定なブーツのヒールとそうでない靴のヒールの歩き方ってやっぱり違うんですよ。ま、ヒール問題は女子ズですけどね、やはり。

日常で身体に負荷かけるのに慣れるのが一番簡単だぁよ。

最後は近々やるらしい彼らの某案件の台本でイントネーションというか、キャラというか、どういう役割なのかとか、言い方のバリエーションのことでもやっかなと思ってやってたら「あれ?一番偉い人の芳賀鉄也の演出まだちゃんと受けてないんか?あれ?」で、老体は瞬間脳みそが止まった。

すんません、さすがによそ様の役者をワシ解釈で言い回しの修正は出来ん。単純にどこが抜けるか、聞き取りづらいかとかは言えるけど、でもそれも結局本人の思う役柄の問題、役作りのところに絡むし、彼の持つクセを生かすのか殺すのかの判断は演出の芳賀鉄也の意図が必要で、さらに台本の読解の部分でもあるわけですよ。解釈と役作りと言い方の=っつうかね。

ワシの台本の書き癖と作としての芳賀鉄也の書き癖は異なってはいるんだけど、ワシ、今はほんとに自分のは一つの台詞の言い方とか修正しなくなってるけども、腐っても終わってる演劇人としてはだな、書いた芳賀鉄也はこういう言い方・ああいう言い方とかいろいろ想定して書いてるのはわかるし、いくつも言い方というのは変えられるわけですよ、台本だから(笑)んで芳賀鉄也の演技のやり方的にも彼本人だったらこうやるんだろう、それかこっちかあっちかとか予測はつく。んで、じゃあワシだったらこういう言い方するよなとか、それかこっちかとかも浮かぶ、自分が演じるならば。一発屋、再現性がない前提ならうちの子?山崎正悟もこうやるだろうなぁというのは浮かぶ、山崎正悟の謎読解力とイントネーションやらの基礎力的に(笑)つまりさ、イントネーションも含めて、どこを何を強調させなければ、伝えなければいけないのかとかさ、そーいうのも全部ね、出せる答の可能性はたくさんある。やる人で変わるはずだもん、やはーり、あと演出としても。

そこにさ、今回この役を島田くんに振ったのは芳賀鉄也の期待があんだろうなぁととてつもなく思うわけさ。

ワシのとは違う意味で芳賀鉄也台本って難しいと思うんだけど、単語・呼称・名称なりが多発するからなんだよね。それは観客にわかりやすくさせるって意味でやってるのもわかるんだけど、その分、ほんとに細かくここの台詞の●●はこの言い方で、次の同じ●●はこれで…そうなる理由、役作りの構成を演じる本人がやらないとすべてが流れて聞き取れなくなる。が、それは切り替えとかちゃんとできていたり、計算してたら出来ない話ではない。そこに相手役も発生するからよけいに自分で計算しておかないと不明瞭化カオスになるんだよね、全体が。

( ゚Д゚)…まず役作りだよ!おぃ!


っていうか、なんか劇団×音楽部の人らに最近いつも言ってるなと思った一言が本日のオチ。

( ゚Д゚)…ゆっくりじゃ!


簡単なようで、難しい話で、彼らの最大の課題と言うか、なんつうかはそれなんだと思う。多分な、あくまでも多分な…。

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