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多数受賞歴を持つ敏腕エンジニアが学生起業し、企業の急成長を支える話

みなさんこんにちは。
株式会社エムニ広報部の藤田です。

現在メンバーが40名を超え、急成長中のエムニをより多くの方に知っていただくために、社員インタビュー企画を連載していきたいと思います!

記念すべき初回は、弊社取締役COO後藤へのインタビューをお届けします。

▼プロフィール
後藤 祐汰/Yuta Goto

株式会社エムニ 取締役COO
兵庫県出身。京都大学工学部卒業後、同大学大学院情報研究科システム科学を専攻し主に深層強化学習について研究。(株)松尾研究所においてチーフAIエンジニアとしてLLM自体の学習からサービス構築まで広く担当し、その他テック企業においてエンジニアとして多数のプロジェクトに携わる。ハッカソン優勝、AROB-ISBC-SWARM 2024 Best Paper Awardの受賞をはじめ数々の実績をもち、Live Excitement Products Hackathon審査員も務める。現在京都大学大学院において技術補佐員も務め、主に学生の実装指導を担当。




創業ストーリー


後藤さんは京都大学大学院の情報学研究科システム科学専攻のご出身ということですが、具体的にどういった研究をされていたんですか?

ざっくり言うとAIを使ってロボットを動かすという研究をしていました。中でも深層強化学習を用いて、四脚ロボットの動作を上手く現実の環境に適応させることに取り組んでいました。
もともとは私が当時高校生の時に、AlphaGOというAIが囲碁で韓国のトップ棋士に勝利したというニュースが飛び込んできたんですが、 そこからAIによって今後世界が大きく変わるんじゃないかって興味が出て、それがAIに関心を持ったきっかけになります。実はそこで使われてた技術も深層強化学習という私が研究してきたものが関わっていて、昔から興味があったものを大学院での研究テーマに選んだ形になります。 

研究室のメンバーと


CEO下野との出会いについて

大学院在学中に松尾研究所で2年くらいインターンをしていて、そこで下野さんもインターンをされていたんです。一度3ヶ月ぐらいの短いプロジェクトで一緒になって、お互い京大ということもあり、そこからたまにご飯に行って就活の話やインターンの話をする関係になりました。

起業に興味を持ったきっかけ

学部生の頃に、友人が立ち上げたスタートアップを手伝っていたことがあります。唯一のエンジニアとして、ECサイトやSNSを作っていました。0から作り上げるのでもちろん大変なことも多かったんですが、スタートアップのスピード感がすごく楽しかったですね。
その経験が、起業に興味をもつ直接のきっかけとなりました。

後藤さんが当時の創業メンバーに声をかけたとお聞きしています

 最初に言い出したのは私ですね。

 どういう人選だったんですか?

 一言で言うと、私の知り合いの中で最も優秀な3人のエンジニアに声をかけました。専門分野がそれぞれ違う中で、ずば抜けて優秀な人が集まりましたね。AI・バックエンド・フロントエンドなどのスペシャリストが揃っていて、この四人が集まればすごいサービスができるんじゃないかと感じました。

大手企業の内定を辞退して会社を続けようと決意したのはなぜですか?

正直言うと、もともと私は起業してもそのうち就職するかなと思っていて、最初の頃は学生最後の思い出作りのような勢いに近かったんです。

しかし実際に始めて見ると、信頼できる素晴らしい仲間たちと、自分達の実力で仕事をこなしていくのが想像以上に楽しかったんです。
真剣に考えて本当に行きたい会社の内定を貰っていたので就職しても満足していたと思うんですが、どっちの道も楽しいのならより自分の成長に繋がる方を選ぼうと思って新卒カードを捨てて、自分たちの会社で頑張るという決断をしました。

もう少し真面目な観点だと、エンジニアとしての成長には、責任を負うことが一番手っ取り早いと考えています。趣味の開発と実際に顧客がついてる開発だと、バグに対する向き合い方も異なりますよね。そういう意味で、早くから強い責任のある環境に身を置きたかったというのもあります。

すごく勇気がいるような気がするんですが、そこに迷いはなかったですか? 

そうですね、正直言うと、とても迷いました。
すごく迷ったんですけど、結局最後の決め手はCEOの下野がすごく頑張っていて。私も一緒に頑張ってみようかなという気持ちになりましたね。 

起業されてから軌道に乗り現在の急成長に至るまで、特に困難だったことは?

我々は過去に一度事業をピボットしています。
当初は生成AIによる業務効率化をノーコードで実現するための自社サービス開発で戦っていこうと、開発にかなり力を入れ、受賞経験もいくつかあります。しかしながら、当時はその先の大成功する未来が見えなかったので、一旦それを全て捨てるという決断をしました。
この決断をするには、創業メンバーで何度も話し合い、とても苦労した経緯があります。今は別のオーダーメイドAI開発というところに注力しています。

京都オフィスから徒歩1分の鴨川
仕事が行き詰まった時は鴨川でリラックスします(後藤)

COOから見る株式会社エムニ

社名の由来

株式会社エムニという名前は、自分達がM2(修士2回生)の時に起業したことに由来するのですが、この名前が我々の強いアイデンティティでもあります。
松尾研発のスタートアップというと、早いところは学部ですぐに起業している人もいたりと、M2での起業は結構遅かったりするんですね。

我々創業メンバーは就活もそれぞれ頑張って、心から行きたいと思う会社に内定をもらい、これから社会人として頑張っていこうという段階で悩みに悩んだ結果、会社に就職せず自分たちで戦うことを決めました。そこが人生のターニングポイントにもなってくるので、社名の由来になりました。 

エムニの強み

自社の強みとしては3点挙げられます。
まず1点目が、AI開発に関する日本トップランナーの松尾研究所出身のメンバーが多数在籍し、高い技術・開発力をもってAI開発ができるという点です。

2点目がAI開発だけではなくシステム開発もできるという点です。
AI開発して精度検証し、レポーティングして終わりではなく、それをシステムに組み込んで現場で動かし続けることで、社会にAIの本当の価値を届けることができます。創業メンバーをはじめシステム開発の豊富な経験や知見のあるメンバーが揃っていて、メンバーの8割以上がエンジニアというのがこの開発力に繋がっています。実際にハッカソンでの受賞経験も多数ありますね。

3点目は、研究開発ができるという点です。社名にも関連している話なんですが、修士2回生の学生が社内で一番多いんですね。東大・京大の大学院生が多数在籍しており、彼らが研究室で最先端の研究をしていて、最新の論文に基づく知見を実際に現場に生かすことができます。


COO後藤から見たCEO下野

彼は話す内容や考え方の全てが論理立てられていて、何をするにしても説得力がある人だと感じます。それと同時に行動力もある人で、当たり前のように誰よりも働いていますね。
論理的なところと行動力どちらも兼ね備えていて、社長としても心から信頼しています。 

COO後藤(左)とCEO下野(右)


お二人とも社員に対してフラットで誠実なので社内全体の風通しが良く、メンバー同士もお互いを尊敬し合っていて、とても素敵な関係性が印象的です

有難うございます。
そうですね、本当にメンバーがみんな素晴らしく優秀な人達なので、そこも会社の強みだと感じます。

京都大学のエンジニアサークルとも交流があるんですか?

 私自身大学に入ってからプログラミングを始めたタイプなのですが、プログラミングって最初の一歩目を踏み出すのが非常に難しいんです。
そこで私も苦労したので、大学生の方々を応援したいなという気持ちがあって、ハッカソンのスポンサーをさせてもらったりとか、学生との懇親会で実装の相談に乗ったりしています。

京都大学エンジニアサークルとの懇親会の様子


出身の研究室で技術補佐員もされているとお聞きしました

大学の授業をちゃんとやるだけでは、なかなか研究に必要な実装力をつけるのが難しいので、卒業に必要な知識技能と実践に必要な技術面とのギャップを埋められるようなサポートをしています。

皆さんすごく仲が良い印象があるんですが、チームビルディングする上で意識されていることがあれば教えてください

心理的安全性といって、なるべくみんなが思ったことを口に出しやすいような場になるよう意識しています。他人の意見を尊重し、slackなどでも自分自身が率先して、何気ないような発言をするようにしています。

後藤さんとお話していて、すごくリーダーとしての素質がある方だなと感じます。コーチングなどを学ばれたことがあるんですか? 

そう言っていただけるととても嬉しいですね。
特に勉強したわけではなく、自分の下に40名以上のスタッフがついてくれていて、その人たちがエムニで働くことを通してより成長していって欲しいという願いがあるので、お互いがどう関わっていくのが良いのかは常に考えています。

楽しく働くために具体的に取り組まれていることはありますか? 

まず前提として、弊社は東京と京都にオフィスを構えているんですが、基本的にはフルリモートで働ける環境があります。そのおかげで海外から優秀な人材に来ていただくこともあり、全国世界レベルで優秀な人が集められるという利点があります。

一方で、フルリモートだからこそ、仕事のリズムがつかめないといった困り事が生じることもあります。そうした事を解消するためにslackを活性化させ、私はなるべくハドルにいるようにして、困った時は口頭でクイックに聞けるようにしたり、質問しやすい雰囲気を作ったりといった、リモートと出社のいいとこ取りができるような社内の仕組み作りに努めています。

また、一人一人と定期的にオンラインミーティングの場を設けつつ、ピザパーティや学生を交えた懇親会を通じて、オフラインで交流する機会というのも積極的に取り入れています。


渡月橋
6年間の在住で京都の観光地は行き尽くしました(後藤)


従業員満足度調査も導入されているとお伺いしました

メンバーの希望をなるべく叶えたいという思いもありますし、働いてくれているメンバーが会社の資本なので、長期的により快適な状態で働いてもらえるよう、今回初めて導入を決めました。
実際数値化することで見えてくることも多く、ビジネス的側面からも導入して良かったと感じています。

未来の仲間に向けて


最後に未来の応募者へメッセージをお願いします

エムニはまだ設立して1年経っていないですが、メンバーは40名を超えて勢いを持って成長しています。取り組む領域としては、製造業×生成AIという、大きな市場の広がっているところを全力で取りに行こうとしています。
様々な困難もありますが、チームで成長し、ワクワクするような仕事を一緒にしましょう。


素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。




株式会社エムニでは、大きな挑戦に向かって我々のビジョンに共感し、共に成長してくれるメンバーを募集しています。

また、我々に少しでも関心を持っていただけた方は、公式X(Twitter)、Wantedlyも運用していますので、noteと合わせてお気軽にフォローをお願いします。

一緒にAIと共働し、ワクワクした世界を実現させましょう!

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■会社概要
会社名:株式会社エムニ
代表取締役CEO:下野祐太
本社オフィス:〒113-0033東京都文京区本郷6丁目25-14 宗文館ビル3階
京都オフィス:〒606-8307京都市左京区吉田上阿達町17番地 地域経済牽引拠点3階
事業内容:オーダーメイドAI開発、セキュアチャット開発、生成AIワークショップ
企業理念:「AIで働く環境を幸せに、世界にワクワクを」
URL:https://www.emuniinc.jp/

【本件に関するお問合せ】
株式会社エムニ広報部 
担当 藤田 
Email:sayako.fujita@emuniinc.jp




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