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存在を問い続けて

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「岡山の部落史」をテーマに、「渋染一揆」や「明六一揆」(解放令反対一揆)を中心に、江戸時代から近代までの論考や史資料を紹介していきたい。
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#史料

岡山の部落関係史:津山藩

津山藩の部落関係史料については『岡山部落解放研究所紀要』に「美作津山藩被差別部落関係資料…

藤田孝志
1年前
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岡山の部落関係史:岡山藩3

ここでは岡山藩における「穢多」に関係するできごとを略年表にまとめておく。基本的には人見昭…

藤田孝志
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岡山の部落関係史:岡山藩2

人見彰彦氏の『岡山・津山藩における部落問題関係略年表』に、備前と美作における封建支配者の…

藤田孝志
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岡山の部落関係史:岡山藩1

手元に『部落問題 調査と研究』(岡山部落問題研究所)に掲載された「岡山県の部落問題歴史年…

藤田孝志
1年前
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「史料」再考(1) 「用留」

人見彰彦氏が「部落史のひとこま」と題して岡山部落問題研究所の研究誌『調査と研究』に、研究…

藤田孝志
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「解放令反対一揆」(2):中津井騒動(1)

明治5年(1872)1月14日,備中国阿賀郡中津井村(現真庭市)で,新・古平民の間で騒動…

藤田孝志
2年前

「渋染一揆」原典史料:解題

『岡山部落解放研究所紀要』(1988 第6号)「渋染一揆関係史料集」には,原史料(原文書)を「解読し活字化」した「原文(釈文)」と,それを「現代語訳」したものが収録されているが,解読の段階(活字化)での誤訳と意訳が見られ,また現代語訳についても十分な統一がなされておらず意訳も多い。このことは,岡山部落解放研究所の若林前所長や好並現所長,「渋染一揆研究班」のまとめ役をされた故寺田憲生先生などと全面改定の必要について話し合っていたが,寺田先生の急死などにより計画されることなく現在

岡山藩の非人(3):両山乞食之内追払一件

以下の史料は,享保16(1731)年,岡山藩の城下校外にいた両山乞食が,城下常盤町にいた…

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藤田孝志
2年前

岡山藩の非人(2):山の者

東山峠は元来乞食屋敷にて御座候処,東照宮御勧請遊ばされ候節,御山より御目付,見苦しく思し…

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藤田孝志
2年前
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