スタッフ徒然:研修(?!)で、スナックママ見習いやってみました!
こんにちは。スタッフの矢部です。
代表の広石が、東京ホームタウンプロジェクト(東京都)の「社会参加促進に関するコーディネート力向上研修」で、木下紫乃さんと登壇したことがきっかけで、色々な場づくりを学んでこーいということで、研修?の一環として「スナックひきだし」のママ見習いを体験させていただきました。
スナックひきだしは、木下紫乃さん(紫乃ママ)が、気軽に集まりつながる空間として開催しているスナックです。
紫乃ママの「昼スナ」は、週に1回ですが、その他の時間帯は色々なママやマスターが、それぞれのテーマでスナックを開いています
紫乃ママは、ミドルシニアのキャリア支援の会社の代表をされていて、研修講師やキャリア相談もされています。「ひきだし」という名前は、自分では気づいていなくても、強みや可能性を誰もが持っておりそれを活かせる場所があるはずと、その可能性を引き出したいという思いからつけられています。
「スナックひきだし」に集まる人も、紫乃ママに話を聞いてもらいたいという方もたくさん。でも単に愚痴を言うだけでないところが、この場のすばらしさ!
悩みをポジティブに切り返すママのファシリ力(これ引き出し力ですかね)
さりげなーく、紫乃ママが他の人を紹介して下さって、おしゃべりを楽しみながらも、参加者同士で聞き合い学び会う形にもっていく場づくり力
そして、どこからなく聞こえる「今度一緒にやってみましょうか」「ご連絡しますー」という声。 え! もう何か生まれているの?
なんかすごく、エネルギーを感じます。
人生一度きり、自分がやりたいが一番大事。悩むならやっちゃえという前向きなママの姿勢がそのままその場にも伝播しているようです。
また、スナックという「場所」と「場」があるのも、熱量を感じる一つの要因かもと思いました。何か良いアイデアがあれば、今度、それここでやってみない?と勧めて下さいます。
準備が全部整っていなくても、気軽にまずは第一歩を踏み出すというのは何か活動を始めるときのとても重要なポイント。それがこの場でできちゃう。
私も常々、なんたって、イベントでも場でも主催者側になるのが一番楽しいと思っていて、主催者側になる人が増えたらいいなと思っていましたが、紫乃ママは明言。「場をやるって、自分のためにやるんですよ」。
おっしゃる通りです。誰かのため、社会のためとか言っていると、できない理由を探してなかなか始められないことも多いですが、自分がやりたいからやる。そうでした。そして、それが結果として誰かのためになるし、社会のためになる。何か原点に立ち戻らせていただいた気がします。
また、なんといっても、ここに集まる方々のエネルギーもすごい。
そもそも、平日の午後にここに来ること自体がエネルギーがいることだと思うのですが、何か新しいことをチャレンジしてみたい方、新しい世界をのぞいてみたい方など本当にポジティブさを感じました。
そして、ソーシャルな場としての機能もありながら…、当たり前ですが、ちゃんとスナックなんです。場所は「赤坂」。スナックがたくさん入る雑居ビルの一角、木のドアを開けるとそこには、赤い壁とカウンターが見えます。
きりりと冷えたグラスに、ちゃんと泡の立ったきれいな飲み物と、丁寧な接客。お帰りにはエレベーターまでママがお見送り。
こいういうソーシャル×ザ・スナックという異空間も魅力の一つです。
こんな場をやってみたいという方がたくさんいるというのもうなづけます。
今回「ソーシャル・スナック」という場を体験させて頂く機会を得ました。
熱量の源は紫乃ママであるのはもちろんですが、場所、日時の設定で来る人のエネルギーフィルターが自然とかかり、思いのある人が集まってくる。
また、毎週あるからいつでも来れる「お帰り感」もある。
居場所とインキュベーション的な要素があり、リラックスとポジティブの両方を備えていて…と、とても刺激的で魅力的な場所でした。研修ながら、本当に楽しかったです。
そして、お客様を一人一人に目を配り、一人一人を大事にすることでよい空間ができる。それは、場づくりファシリテーター的に言うと、参加者に関心を寄せ一人一人の声をちゃんと聞くということでしょうか。
見習いママとしては全然お役に立てずでしたが、場づくりの共通点や、場をつくる側になることを、改めて認識させていただいた機会となりました。
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