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未来の変化に向けて仲間と一緒に動きだすために、あなたは何からはじめますか? -未来志向の組織文化へ動き始めるには?

未来に向けた持続可能な取り組みを進めたい!けれど、どうやって?

みなさんこんにちは。エンパブリックの瀬沼です。

みなさんは、自分の組織や自分が住む地域が「これまでの延長上ではなく、もっと未来に向けて新しいことに取り組めたらいいのに」と思ったことはありますか?
もしくは他の取り組みを聞いて「こんな取り組み、自分の組織や地域でもできたらいいのになあ」と思ったことはありますか?

新しい動きを始めたい、よりよい未来をつくりたい、組織や地域を持続可能なものにアップデートしたい。
そんな思いを持って頑張っている人は、どの組織や地域にもたくさんいます。しかし、頑張っている人は孤立しがちで、「○○さんだからできる」と言われてしまうこともあります。そうした個人の思いや頑張りを、個人のものに止めず、仲間と一緒に、組織や地域を次世代バージョンに変化させるよう、前向きな人もそうでない人も含めて周りの人に働きかけていく。そんな未来志向で働きかけていく方たち(未来志向アクセラレーター)を、15周年を迎えたempublicは全力で応援しています。

今回は第1弾イベントとして開催した「未来志向の組織文化へ動き始めるには? ~企業、自治体の担当者が動き始めた事例から考える」での対話から、未来の変化に向けて仲間と一緒に動きだすためにどんなことができるのか考えるヒントをお伝えしたいと思います。


事例①「話し合いが成果につながる」ことの小さな成功体験を積み重ねる

NECソリューションイノベーター株式会社 デジタルビジネス推進本部 
森田紗代さん

一人目の話題提供は森田さん。森田さんご自身はNECソリューションイノベーター株式会社 デジタルビジネス推進本部で顧客のDX化を進める提案型サービスを組織に広げるために、社内コミュニティや研修プログラムを通じて、”共に考え、共につくる組織風土”への改革を推進していらっしゃいます。

今は発表なので整理して話していますが、やっているときは本当にぐちゃぐちゃでした。との言葉からも、試行錯誤で取り組みを推進されてきたことが伝わりました。

特に印象的だったのは、定期的にチーム横断の話し合いの場を持って悩みを相談する場を開いても、「大丈夫です」「まあまあ順調です」と、恐る恐るの雰囲気でなかなかチームを超えた会話や困りごとが出てこないことでした。
そんな時森田さんが開催したのが「活動の対話会」です。
この対話会、当初はお互いの取り組みや課題を共有するために「きっちり進行」していたそうです。しかし、やはり当初のような課題をフラットに共有しあえる雰囲気にはならずなかったそう。そんな時一緒に運営に入っていたエンパブリックとも相談して会の進行を「参加者同士が同じテーブルに座って対話し、みんなで考える」形式に変えたことが大きな転機でした。
これがきっかけとなり、今までは申し訳なさそうに進捗を共有していた参加者が「実はちょっとしたことなんだけどこれに悩んでいて…」と相談しあえる雰囲気が生まれたとのこと。

「対話会」などを開催するとついお互いのコミュニケーションを取り合うことや、相互理解などに目が向きがちですが、実は参加者が一番求めているのは自分の仕事の成果が上がり、業績が上がることではないでしょうか。参加者が求めていることが対話をすることでより効果的に達成できるようになることに運営していた側も気づいてから、大きな変化が生まれたということでした。
対話は日々のちょっとした事の積み重ねですが、その小さな成功体験の積み重ねが大きな成果につながるのではないでしょうか。

事例②プロセスを公開し、未来の参加者に共有する

(日野市 企画経営課 戦略係 鈴木賢史さん)

二人目の話題提供は鈴木さんです。鈴木さんは日野市 企画経営課 戦略係として日野2030ビジョンの策定にあたり、市役所文書としての計画ではなく、2030年に向けて地域の人も市役所職員もありたい未来につながる動きを共に考え続けるための”問いかけるビジョン”を制作。さらにビジョンを地域で使われるものにする仕掛けにも取組んでいます。

日野地域未来ビジョン2030の全体像

ビジョンで実現したい価値観・未来像は「しあわせのタネを育てあう日野」
幸せのカタチは人それぞれ。一人ひとりの未来への想いをタネになぞらえ、2030年に咲かせたい花(こうなったらいいなという理想の日野)を思い描いて、一人ひとりが日々のアクションで未来に向かってタネを育てていきます。とある通り、このビジョンは市役所が上から強烈に掲げるのではなく市民の皆さんの手によって変化していくものという言葉が印象的でした。
今回のビジョン策定プロジェクトでは、サービスを受ける市民と提供する行政という関係性を前提とするのではなく、多様な主体が日野に関わる一人として参加することの誘発と対話の場づくりを行いました。
たとえば、市民を対象にしたワークショップと市役所職員を対象にしたワークショップを交互に実施するなど、一人ひとりの未来への想いを相互に共有しながら、目指すべき日野の姿を探索していきました。

もちろんこうしたビジョン策定は一朝一夕ではできません。また、事務局メンバー以外の多くの人は自分が参加できるタイミングだけスポット的に参加することになります。
そんな時、鈴木さんが作成したのがオンラインホワイトボードmiroを使ったプロセスの可視化シートやyoutubeの動画でした。(どちらも日野市のホームページからアクセス可能です)

内容は日野市のホームページからアクセス可能です

こうした共有を行うことで、その時しか参加していない人たちも、これまでどのような議論があったのか、どんなアイディアが出てきたのかを知ることができました。
私たちはいま場に参加している人たちに集中してしまいます。それはもちろん必要なことですが、それだけにとどまらず、プロセスを共有しておくことは未来の参加者に対して共有知を高め、新たな参加者を巻き込むことにもつながるのではないでしょうか。


私から始まって「自分が」やり続ける

当日参加した方からはこんなコメントも頂きました。

オープンにすること、続けることの大切さ、お二人とも静かに熱く、とても良いお話を聞けました。対話することの価値観の違いをどう埋めたらよいか、課題があります。

自分達の想いをぶつけ合える場作りというのが大切だなと思いました。共有する・対話をする事をもっとやって行けるようにしていこうと思います。

仲間や一緒に参加するみなさん一人一人の想いや気持ちを尊重する(すくい上げる)ことで、ああ、この場所に自分はいてもいいんだ、必要とされているんだと感じることができて、一緒にジャンプする人たちが集まってくるのかなと感じました。

「私から」始まって、あきらめずに「自分が」でやり続けていらしたお二人がすごいなと思いました。そうやって信じて続けていると周りの人達に影響を与えるし、広がっていくんだなと思いました。

今回のイベントは、未来志向の組織文化を創るきっかけやヒントになる具体的な取り組みを聞けただけでなく、ゲスト同士や参加者同士の交流を通して新しい発見が生まれていました。

エンパブリックでは今後も自分の思いから動き出す人を応援するツールやメソッドを開発していきます。
気になった方はぜひempublic Studioにご登録ください。


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