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作品を通して自分の価値観を変化させるには?【Find the Questuion#53】

みなさんこんにちは。エンパブリックの瀬沼です。
今回はFind the Question第53回の様子をお届けしたいと思います。

今回はempublic Studioで実施している「スタジオ図書館」にご参加した感想を送っていただきました。
スタジオ図書館では10月から「スタジオメンバーのおすすめ本を読むシリーズ!」を開催しています。
10月は夏目漱石の「こころ」をスタジオメンバーの皆さんで読む会を実施しました。

エンパブ読書会に参加して。
いつも楽しく聞かせて頂きありがとうございます。
先日、わたしのおすすめ夏目漱石の「こころ」を取り上げて皆さんと話す機会がありました
あくまで私の感覚なのですが、とっても楽しかったです。
参加者の中に、若い頃に読んだ時と今では読書後の感想が全く違う。という声を聞いて、物の捉え方や見方って経験によって変化していくんだなという事をとても感じました。
だからこそ人に対して、その時の考え方や捉え方がその人の全てだなんて決めてかかってはいけないのだと感じました。
やっぱり一つの作品を多人数の目を通して見る世界は豊かだなぁと感じます。
また、個人的にも作品に登場する人物に対する人間性においても、最初は高評価だったのが新たな視点が加わる事で段階的に評価が下がっていく様を自分で眺めてみて、可笑しかったです。

今、世界中で紛争が起き、表現が規制されている国が増える中で自由に表現できる事は当たり前でない事を思いつつ、この自由を大切にしていきたいなと思う今日この頃です

ラジオネーム ヨシさんより

読書は本来一人でも完結できるものですが、同じ作品を複数人の視点から見ることで、自分の価値観がどんどん変わっていく様子がとても新鮮で贅沢な経験だなと感じたことを覚えています。

まさにそうしたことを自由にできることも当たり前のことではなく、これまでの積み重ねや皆さん一人ひとりの努力によって成り立っているのだなと感じました。
作品を通すことで、自分だけでなく一緒に読んでいる方の価値観もどんどん変えることができるのだとすると、読書会はやはりとても対話的な手法なのだなと感じます。
ぜひ本編を聴きながら皆さんも読書体験について考えてみてください。

第52回はこちらからお聴きいただけます

夏目漱石の「こころ」は青空文庫でご覧いただけます。

みなさんもぜひもう一度「こころ」に出会いなおしてみませんか。
そして皆さんが改めて感じたことをぜひお手紙で送ってください。


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