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「多様な立場の人」が集まる会議の場で必要なことは?~元自治体職員萩元直樹にインタビュー第2弾!

みなさまこんにちは。empublic STORE 店長の中村です。
今回もスタッフ萩元へのインタビュー第2弾です。
第1弾の様子はこちら→https://note.com/empublic/n/n53d94f113ce3
第1弾では、萩元の考える主体的な活動を育む方法についてのインタビューの中で、「連続講座」について深堀していきましたが、今回は「連続講座以外の方法」について話を聞いていきます!

「連続講座”以外”の方法」とは?

・継続的な対話の場の中から始まるとき
・一人の思いから始まるとき。共通の思いを乗せる場を設定したとき
・実行委員を募集しイベント実施後に継続するとき
などなど

その中でも、今回は特に「継続的な対話の場の中から始まるとき」について、聞いていきました!

〇継続的な対話の場の中から始まるとき

基礎自治体で介護福祉課や高齢者福祉課などが所管している「生活支援体制整備事業」「協議体」というものが非常に参考になるとのこと!
一般的にイメージされているのは「地域ケア会議」と呼ばれるもので、自治体職員、包括職員、ケアマネージャー、介護事業者、民生委員、 医師、歯科医師、薬剤師、看護師、管理栄養士など専門職視点で考える場。
 
一方「協議体」は、生活者からの視点を基に、住民や多様な関係者が主体的に参画して、情報共有、合意形成、連絡調整、取組の推進する場。そこに、たくさんのヒントがあるそうです!

 〇対話の場の難しさ

しかし、こういった「多様な立場の人が集まる対話の場」でのファシリテーションは、とても苦労がいると、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
実際に、最初から住民らの「主体的な参画」は難しく、多様な立場や考えの人が集まる場の運営は難しいと、よく聞きます。
そこで、エンパブリックでは、そんな時に必要になるポイントやコツをまとめた書籍『専門家主導から住民主体へ 場づくりの実践を学ぶ』をご案内致します。上記の「協議体」をはじめ、まちづくり活動のヒントがたくさん掲載されています。
書籍の手法を使いながら専門職と住民の対話が進み、新しい変化やアイデアが生まれる場が一つでも多く増えること願っております。

「多様な立場の人が集まる対話の場」を進めていくときに、必要となるポイントを書籍から抜粋してみました!

・この街で住民主体の協議体が必要な理由を伝える
・日頃からの関係づくりから参加を促す
・対話のルールを共有する
・役割を自覚してもらう
・経験から話してもらう
・分かち合う
・「私は」を主語で話してもらう
・気付いたこと、見えたことをふりかえる
・進捗を確認する

書籍『専門家から住民主体』第2章から

詳細は、書籍をご参考に!→https://empublic.stores.jp/items/5ec9948b34ef0129adaddfd6

☆萩元からのコメント
この書籍では、福祉に関する活動について取り上げられています。「福祉」と考えると、一般的には「私には関係ない」と思いがちですが、「福(しあわせ)+祉(さいわい)=福祉=WALFARE=生きるという旅をより良くするためのこと」と捉えてください。
いろんな活動は、実は福祉につながっています。

私は、この本をもとに、 empublic Studio で「元公務員萩元直樹の住民主体のまちづくりch」という番組を担当しております。まちづくりというのは、さまざまな分野から学ぶことが大事だとつくづく思っております。
ぜひ、みなさんも『専門家主導から住民主体へ』をお読みいただき、「元公務員萩元直樹の住民主体のまちづくりch.」で共に学んでみませんか?

「元公務員萩元直樹の住民主体のまちづくりch」(第1回)
https://youtu.be/rW9b9Kp6ZY8


empublic Studio「住民主体のまちづくりch」詳細は
https://empublic-studio.jp/4505


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