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地域で活動を広げるためにスポーツの価値を活用するには?

先日、スポーツまちづくりのサロンを開催しました。
地域づくり関係者、スポーツ関係者、両方ともに関わっている方など様々な方々が参加してくださり、
まさにいろいろな意見が活発に出されることとなり、充実した会となりました。

みなさんの活動を加速するために使える資源として
「スポーツ」を見直す!

まず初めに、エンパブリックのスタッフ久保田より、これまでJリーグのFC東京で長く活動してきた中で、
スポーツにとっていま地域連携や社会連携は重要なテーマであること、
それらの取り組み事例を紹介させていただきました。

スポーツ庁の動画を見て、さらに琉球FCとイオン琉球、沖縄県で連携した活動事例を紹介しました。

次に、第3職員室の仁志出さんより、
団体の紹介および「子どもの居場所」の取り組み、さらに新たな「ユースセンター金沢」の構想を話していただきました。

そして続けて、仁志出さんと代表広石、久保田、でこのユースセンター金沢がスポーツをどう地域資源として捉え、活用できるかを対話しながら考えていく、そこに参加者も交えた “公開作戦会議” が行われました。

このような立場の違うメンバーが参加する「対話」のポイントは5つあります。

1.相手の課題を聞く。
2.その課題を自分がイメージできるまでさらに深掘りしていく。
3.相手のビジョンを同じチームの一員になったつもりでじっくり聴く。
4.今自分が持っているリソース(スポーツなど)で何ができるか伝え話してみる。
5.お互いが持ち寄るgive and giveの関係性に新しいアイディアが生まれる。

早速まずは(スポーツ側の)久保田より(地域活動側の)ユースセンター金沢を運営する仁志田さんに質問をするところからスタート。
さらに金沢を拠点にするJリーグのツエーゲン金沢のスタッフも参加して加わり、より具体的な話しも飛び交うようになり、イメージを共有し合うこともできました。

仁志田さんからは次のようなコメントも。
「スポーツでやらないと(一緒に出来ない)…」「試合を盛り上げる…」だけかと思っていたところから、「(スポーツ側も)こちらの課題に寄り添ってくれるんだ」ということが分かり、心理的なハードルが下がったことは大きな手応えである。

さらに、施設の支援者を増やすために、(サッカーチーム)ファンづくりの視点から学ばせてもらったり、スタッフ教育の観点でお互いのスタッフ同士(含むサッカーコーチ)で交流してみたりなどのアイディアも浮かび上がってまいりました。

ユースセンターは「若者たちの挑戦を応援したい」と考えており、ツエーゲン金沢はクラブ理念として「挑戦を、この街の伝統に。」と
掲げていることから重なるものであり、まさに一緒に歩むことが出来るはずというところまで、話しは展開されていきました。

スポーツをやっている人と、地域課題解決に取り組んでいる人は、住んでいる領域が微妙に違っていたりするものです。
だからこそ、そこが繋がることの波及効果はすごくあります。それぞれの背後には多くの応援する関係者がおり、同じ金沢という街を共有していることも改めて確認できる機会としても、各団体同士で連携していくことの可能性はすごくありそうです。

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