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★Access Racing Simulator Cup Rd.3

こんばんは。 Emperor-Dです。

今回も番外編、Access Racing Simulator Cup Rd.3を紹介していきます。

まず、先週末の6/26-28に行われた、Access Racing Simulator Cup Rd.2は金曜日に15分ほど参加しましたが、準備不足からタイムは伸び悩み49.755で23位となりました。GTのテストとダブルヘッダーだったので仕方ないかなと自分には言い聞かせてます。
ちなみにGTのテストはある程度ドライで走れたことでセットアップの方向性は見えてきたかな、というところです。テストの進め方やどんなことをしているのかに関してはまた改めて記事として書きますね。

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そして、今週末はいよいよ最終戦Rd.3が行われますので、その紹介記事を書いていこうと思います。

1.車両特性

基本的な車両はプロトタイプで変更ありませんが、今回は前回以上に大きな特性変更がありそうでしたので、紹介していきます。

①空力特性

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この4つのグラフはエアロ特性を示したものです。横軸が速度で、左上がフロントダウンフォース、右上がリアダウンフォース、左下が空力バランス、右下がドラッグとなっています。※赤色がRd.2で緑色がRd.3です。
ダウンフォースは全体に減少傾向で、フロントは13%、リアは6%減となってました。そのため、空力バランスは前回から更に2%リア寄りに移動しており、更に安定方向にシフトしています。そして、今回の変更はそれだけではありません。足回りの硬さも変わっていました。

②サスペンション特性

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これは横軸が左リアのダンパーストロークで、縦軸がタイヤにかかる垂直荷重を表しています。このグラフには線の傾きが青色と水色系の2種類あることがわかります。
まず、この傾きがいったい何を表しているのかというと、このグラフは荷重と距離の関係を表していますので、傾きは”ダンパー端でのスプリングレート”ということになります。傾きの求め方はいろいろありますが、このグラフの近似曲線を求めて微分するのが手っ取り早いです。そして、モーションレシオを考慮すればホイール端の硬さ、”ホイールレート”というのが求められます。この際、荷重のデータには一手間加えないと精度は出ません。何故かは考えてみてください(笑)

本題に戻りますが、青色部分はメインのスプリングによるもので、水色部分はある一定のストロークから当たるバンプストップが加わっており、メインスプリングだけの時より硬くすることで車高をコントロールします。
Rd.2とRd.3では青色部分の傾きは同じですが、水色の傾きはRd.3が低い傾向にあります。つまり、Rd.3はリアコーナーのバンプストップが柔らかいということです。ロール剛性のバランスはこの影響からフロント寄りになっておりこちらも安定方向に変更されています。

※6/30 AM追記
タイヤの垂直荷重とダンパーストロークでダンパー端のスプリングレートが求められると書きましたが間違いです。正しくはスプリング端荷重とダンパーストロークから計算したものがスプリングレートになります。


続いてコース特性に移りましょう。

2.コース特性

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前回までの2戦は1周の距離が2000m前後でしたが、今回は4830mとかなり長いコースです。おそらく去年の大会に参加した方は見覚えがあるコースでしょう。私はコースインしてすぐに「去年と同じだ!ラッキー!」と思って走り始めて数コーナー先で「コース変わっとるやんけ!」と声を上げながら空中を舞いました。残念ながら思いのほか変わっています(笑)
今回のサーキットは前回に比べてビッグブレーキと中高速コーナーが増えています。また、S字区間もあり今まで以上に難しく感じます。

3.まとめ

いかがだったでしょうか。今回はちょっとしたデータの見方も交えたのでこの大会以外にも参考になるのではないでしょうか。

ちなみに前回Rd.2のトップタイム予測は49.0書いてましたが、最終的に48.5と予測を失敗したので、今回はちゃんと走り込んでから追記しようと思います…(笑)

今回も走行動画を上げておきますのでよかったらご覧ください。



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