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「陽口(ひなたぐち)」ワークをやってみたらめちゃくちゃハッピーになった話

こんにちは。
Emotion Techのカスタマーサクセス、マチルダです。
ほめられて伸びるタイプです。

今回はそんなわたしが、
カスタマーサクセスチームのメンバーと
ほめてほめられる「陽口(ひなたぐち)ワーク」をやってみたら
うれしはずかしでモジモジしつつも、
めちゃくちゃハッピーになった話を書いてみようと思います。

「陽口(ひなたぐち)ワーク」ってなに

「陰口(かげぐち)」って言ったことありますか?
相手がいないところでコソコソ悪口を言う、アレです。

わたしのいないところで
「マチルダさんってケチだよね」「マチルダ、マジ頭おかしいだろ」とか言うアレです。
…書いててちょっとかなしくなってきました。

気を取り直して。

その「陰口」に対して「陽口(ひなたぐち)」って、つまりその逆。
相手のいないところで相手のことをほめることです。

そして、「陽口(ひなたぐち)ワーク」では、
「相手のいないところで」とは言いつつも
実際にはそのほめ言葉、相手に聞かせるんです。

わざわざやる理由、今やる理由

理由はシンプルです。普段あまりやらないからです。

相手をほめる、素敵なところを伝える って。
面と向かって言うの、 ちょっと照れたりしませんか?

もし日頃からほめ合えているのなら、それはとっても素敵なことですが、

「新しい髪型、似合うね」くらいは言えても、
内面的なところを「素敵だね」と、素面でほめるのは、わたしだったらすこし照れます。
強いお酒でもひっかけてからじゃなければ、言えません。

逆に、ほめられた側だったとしても「あ…、ありがとう」と
うれしはずかしすぎてぶっきらぼうになっちゃいます。

なにせ、このワークの参加者でもある【酒の人】 いいの 曰く、
うちの社員はシャイ。シャイもシャイ。ですから。
かく言うわたしもシャイ オブ シャイです。

まして、リモートワークが多かったこの1年。

わたしのいるチームは、
リモートワークでも比較的コミュニケーションが取れていましたが(oVice導入してよかった話)、
それでも、対面ではないことで失われた細かな会話やコミュニケーションは
たくさんあったと思います。
オンラインって発言者が目立つし、その後の反応を感じ取るのも難しいし。
ちょっとしたほめ言葉なんて、オンラインでわざわざ言わないわけです。

とはいえ先述のとおり、
リアルコミュニケーションであったとて、面と向かって言うのは照れる。

そう考えると、「陽口(ひなたぐち)ワーク」は
リモートのコミュニケーションが日常になった今だからこそ
ちょうどよくやりやすい、ハイブリッドなワークと言えるかもしれません。

どうやるのか

会話ができるオンラインのコミュニケーションツールを使います。
ZoomでもGoogle MeetでもTeamsでもなんでも大丈夫です。

順番に参加者ひとりひとりにフォーカスし、
全員でかわるがわるほめていきます。

【手順】
①ほめられる人:カメラオフ&ミュートでいなくなる(ふりをする)
②残りの参加者:いなくなったひとを全力でほめる
③ほめられる人:戻ってきて感想を言う

詳しい手順はこちらの記事を見るとわかりやすいです。

とっても簡単。

ほめられる人が「あーちょっと、洗濯物取り込んでくるね」などと言って
どこかに行ったふりをしたらスタートです。

実際にほめてみた

アートボード 1@4x

「近藤さん(カメラオフでいないふりしてる人)がいないから言うんだけどさ…」

さりげない小芝居を導入に、ほめ始めます。
とにかく、残った全員で思いつくままに力いっぱいほめていきます。
「そっと支えてくれるやさしさがある」「いると明るくなるよね」「クリエイティブがすごい」「ぱちぱかかわいい」「近藤家の子どもになったらすごく楽しそう」「笑いにしてくれる」…

ほめるうえでのルールがいくつかあります。

・制限時間が来るまで沈黙をつくらない
・ネガティブなことを言わない
・ほめ言葉に賛同する

そして、できれば

・照れない
・全力で小芝居をする 
のがオススメです。

ポジティブなことに目を向けて発言していくのは楽しくて、
ほかの人の「自分にはない視点のほめ言葉」も面白い。
そして、ポジティブな言葉が飛び交う場にいることで、気持ちもポジティブになっていきます。

実際にほめられてみた

わたしもほめられてみました。
「眼鏡が壊れたから修理してくる」と言って出かけたふりをしました。

すると、皆がわたしのことをほめ始めます。
「行動的」「メールがわかりやすい」「センスいい」「自分の意見持ってる」
「妥協しない」「察しがいい」
…ここには書ききれないくらいほめてもらいました。

正直、照れます。モジモジします。
こんなに一度にたくさんほめられることって、人生でそうありませんから。
でも、いないふりしてるから、照れてる顔は誰にも見られません。
こっそり思う存分モジモジニヤニヤしていればいいんです。

聞きながら気づきました。
わたしが想像している以上に皆、わたしのことをよく見てくれている。
わたしが自分では気づいていなかったことまでほめられました。

そして、とてもしあわせな気持ちになりました。

うれしい余韻

このうれしい余韻、ワークが終わった後も続くのがさらに素敵なところ。

「このひとたちはわたしのことをよく見てくれている」という安心感と、
全力で受け入れられ肯定された安心感で、
よくある言葉にはなりますが、心理的安全性が抜群に高まります。
一緒にはたらくチームメンバーとやるの、いいですよ。

そういえば、弊社の代表が折にふれて言うんです。
はたらく人も顧客も、企業も「三方よし」の世界をつくりたいと。

その世界に共感してわたしは今Emotion Techにいるんですが、

陽口(ひなたぐち)ワークは、「ほめられるひと」「ほめるひと」「周りで聞くひと」
参加者全員がしあわせな気持ちになる、「三方よし」のワークでした。

明日はそんな代表、今西さんの記事です。


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