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本業と趣味に通じるデータを読み解く面白さ

こんにちは!
エモーションテックのCustomer Marketing Teamでカスタマーサクセスをやっているポリスです。この記事はエモーションテック Advent Calendar 2022の17日目の記事として投稿しました。

今回の記事では「(統計的な)データを読み解くこと」の面白さについて、仕事と趣味の両方の観点からお話しします。


そもそもエモーションテックの事業って?

私が働くエモーションテックでは、アンケートを活用した調査を軸に、クラウドサービスやコンサルティングサービスなどを提供しています。私はその中でカスタマーサクセスを担当しており、担当するお客様と打ち合わせをしたり、アンケートを一緒に作ったり、取れたデータをもとにディスカッションしたりと、様々な形で支援を行なっています。

割合としては、顧客体験(CX)に関する調査を実施しているお客様が6割、従業員体験(EX)に関する調査を実施しているお客様が2割、残りの2割のお客様はCX/EXの両方に取り組んでいます。「『顧客体験のないビジネス』は、この世に存在しない」は弊社のデータアナリスト・イケガメの言葉ですが、同様に「『従業員体験のない企業』もこの世に存在しない」ため、広い意味では世の中の全ての企業が私たちのお客様になり得ます。結果的に、会社としてこれまでに500社以上のお客様をご支援してきました。私自身の関わったお客様も100社近くにのぼります。


データを読み解く面白さ

カスタマーサクセスの業務の一つは、感情データを分析し、顧客・従業員にとっての体験価値を最大化するような支援です。お客様と一緒にデータに向き合い、結果に至った仮説や次の施策をどのように検討するか?について頭を悩ませていますが、正直面白いです。

何が面白いの?

私にとってのデータを読み解く面白さは、可能性の可視化です。
EmotionTech CX/EXで見ることができるデータは、消費者や従業員の方の感情や気持ち、意見が凝縮されています。データそのものをそれ以上拡張していくことはできませんが、データをもとに考える仮説、そこから逆算して考える施策、その施策を実践したらもっと支援しているお客様の状態がよくなるのでは?とお客様の可能性が広がっていきます。
また、人によって仮説の角度が異なるため、チームで1つのデータを見ながら、お客さんの背景も含めて「こうじゃない?」を言い合うと自分にはなかった見方が出てきて、色んな意見に出会えます。そしてそれが実現したらお客さんの状態がもっとよくなるのでは…?

このように、ひとつの事象からいくらでも解釈が広がること、お客様の背景を理解した上で解釈から確からしい仮説を導いていくこと、実現に向けてハードルを想定し、超えるために何ができるかを考えること。様々なステップはありますが、これらについていくらでも考えられるぐらい、私自身はエモーションテックのカスタマーサクセス業務をとても面白くてやりがいのある仕事だと考えています。

同じぐらいハマったもの

このように、データを読み解くのが好きな私ですが、2022年に星座にハマってしまいました。
厳密に言うとホロスコープチャートを読むことにハマっています。
スピリチュアル?と思われる方もいるかもしれませんが、個人的にはストレングス・ファインダーなどのような自己分析ツールだと捉えています。
また、「読み解く」という側面からすると、仕事で扱っているデータと同じような面白さがあります。

そもそもホロスコープチャートって何?

以下説明ですが、読むの面倒!って方は「つまり」まで飛ばしてください。
読まなくても全然OK。

ホロスコープ(英語: horoscope)とは占星術における各個人を占うための天体の配置図。惑星、黄道十二宮、十二室、角度の4つの要素で構成される。一般的に占いの対象者の産まれた時の天体の配置を書き、占う。
ウィキペディアより

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%97

色々と専門用語があって小難しく感じるかもしれませんが、ホロスコープチャートは人が生まれたその日、その場所、その時間の空(星の位置)をスクショのように写したものです。
エモーションテックの創業日でチャートを作ってみました。こちらを参考にみていきましょう(12時に生まれたバージョンと18時に生まれたバージョン)

GoisuNetさんをもとに作成させていただきました!いつもありがとうございます。

惑星
太陽系の惑星の位置をもとに読み解きます。
特に重要なのは太陽と月です。チャート上でのマークは◎と🌙で表されます。

太陽(太陽星座):その人の意識、本質が表れやすいと言われています。
一般的な星占いで「あなたの星座は●座ですよ」と決まる要因です。エモーションテックは3/8創業なので魚座ということになりますね。

月(月星座):その人の無意識、価値観、感情が表れやすいと言われています。

他にも太陽系の惑星はたくさんありますが、混乱するので太陽と月が大事なんだな、ぐらいに留めておいてOKです。
(惑星のマークを見るだけでセーラームーン世代は胸熱…!)

黄道十二宮(≒星座)
黄道とは、地球から見た太陽の通り道のことです。
この太陽の通り道上にある星座(宮)を黄道十二宮と呼んでいます。
女性向けの雑誌は巻末に大体星占いがあるので、馴染みがある方も多いかもしれませんが、ご自身の星座以外は知らないかもしれないので一覧で載せておきます。

※厳密には年によって太陽の動きが異なるので、星座の変わり目前後に生まれている人は、生まれた年によって星座が変わる可能性があります。


十二室
ハウスとも呼ばれます。
チャートの円形がケーキのように12個に切れ目が入っていますが、この1つ1つの区切りのことを指します。それぞれのハウスに自分自身のこと、所有・財産、身近な人とのコミュニケーション、家族、キャリア、学びなどの意味があり、どのハウスにどの惑星があるかで解釈が大きく変わってきます。

先ほどのエモーションテックの創業日チャートでは12時と18時で6時間しか差がないのにハウスの位置が全く違います。
生まれた時間がはっきりわからなくても太陽星座と月星座を知ることはできますが、ハウスの位置はわかりません。生まれた時間を正確に知ることで、より精度の高いチャートの読み解きができます。


つまり

ホロスコープチャートでは以下の3つの要素の組み合わせで対象者をみていきます。

生まれた場所→空全体のどこを切り取るか?
生まれた日→星座(太陽の位置)はどこか?
生まれた時間→月の位置とハウスの組合せはどうなっているか?

※もちろん時間は太陽の位置にも関わりますがここでは長くなるので省略します。

何が面白いの?

一言で言うと、「読み解く奥深さ」です。
先ほどお伝えした生まれた場所、日時(特に時間)でハウスの位置が変わるため、その人を理解するときに

星座の持つ特徴×惑星の持つ特徴×ハウス(どういうシーンでその特徴が発揮されるか?)

という、複数の要素が絡み合ってきます。

また、同じ星座の人(太陽星座が同じ)でも生まれた時間や場所が違うと月星座やハウスが変わってくるため、同じ性質を持つとは限らない、というのは一般的な星占いよりも信憑性が増すように思います。
身近な人の誕生日(と生まれた時間)、ちょっと気になってきませんか?


組織で見るともっと面白い

今までは個人のホロスコープチャートを見ることについてお伝えしてきましたが、もっと面白いのは組織の中でホロスコープチャートを使うことです。
組織と聞くと堅苦しく感じるかもしれませんが、会社など公的な場だけでなく、家族や友人などのプライベートな関係でも応用可能です。
むしろ、プライベートな関係の方が人間の持つ様々な側面に触れる機会が多いので、読み解いた結果に納得感を持ちやすいと思います。
星座の特徴
先ほど黄道十二宮の項目で具体的な12個の星座についてお伝えしました。
この12個の星座は、4つのエレメントと3つの区分に分けられます。

これらのエレメントと区分は下記のような意味をもちます。

:情熱、熱意、変容させる(炎のように熱で周りに影響を与える)
:具体化、五感、形作る(土をこねるように形のないものを整えていく)
:知性、情報、形にとらわれない(空気のように目に見えないものを扱う)
:感情、共感、混ざり合う(液体のように境界をこえる)
※先ほどもお伝えしたようにハウスの位置でどういうシーンにこれらのエレメントが出てくるかが変わるので、「自分には当てはまらないな」という方がいてもおかしくないです。

活動:物事を始める
不動:物事を引き継いで発展させる
柔軟:物事を調整する(帳尻を合わせる)

さて、ここで思い出してほしいのがエモーションテックの創業日。3/8で魚座にあたりますが、エレメント:水(感情)なの、めちゃくちゃエモくないですか??

ちなみに私は太陽星座が山羊座なので活動の星座なのですが、何かを始めるときはとてもワクワクしますし、物事を継続するのは苦手ですwそして仕事の中ではフワッとしたお客様からの相談をどんどん具体化して物事を進めていくという役割を担っています。
どうでしょう?ちょっと星座で自己分析するのも面白いと思いませんか?


組合せが面白い!

ホロスコープチャートにハマってすぐに私がやったこと。
それは、社員の誕生日一覧作成と、どの星座に当てはまるのかのマクロを組むことでした。
※誕生日は社内情報として共有された範囲で制作&非公開です。

エモーションテック全体では85人中、火:21人、地:20人、風:21人、水:23人とバランス良く4つのエレメントの人材を採用しているようです。活動:22人、不動:30人、柔軟33人なのはプロダクトを伸ばしていくフェーズの企業としてちょうどいいのではないでしょうか。

チームごとに一覧を作っていったところ、チームによってエレメント(火・地・風・水)と区分の偏りがあることがわかりました。
※4人以上メンバーがいるチームを対象にしています。

マーケティングチーム
地と水しかいない。柔軟が多い。
→エモーションテックという会社、EmotionTech CX/EXというサービスを外部にどのように伝えるか?ということに日々心を砕いているメンバーたちなので、社内の垣根を越えて形のないもの(情報)をリリースやセミナーに落とし込んでいる、という意味では納得感があります。

プロダクトチーム
火と風が多い。誕生日が判明している19人中8人が火で、7人が風。活動と柔軟が多い。
新しいサービスを生み出すために自ら動き出す、思考する、調整する人たちと解釈すると納得感があります。

コンサルタントチーム
火と水しかいない不動と柔軟が多い
お客様との取り組みを発展させる、顧客調整の多いチームなのでここも納得感があります。

アナリティクスチーム
地が多い。誕生日が判明している10人中4人が地で、火・風・水は2人ずつ。活動と不動が多い。
データを具体的なアウトプットに落とし込んでいく業務なので、細かい部分まで確認を繰り返し、形づくっていくことに長けた地の属性の人が多いのは納得感があります。

カスタマーマーケティングチーム
満遍なくいる。15人中、火が4人、地が3人、風が5人、水が3人。不動が多い。
→全社の中で一番働き方の多様性があるチーム。1つのチームに3つの役割が与えられているので満遍なくエレメントが揃っている可能性。

ちなみに私が所属しているSaasサクセスは風が多いです。また柔軟も多いので、臨機応変さが求められるSaasサクセスがチームとしてまとまっている理由がわかった気がします。

バックオフィスチーム
圧倒的に水。誕生日が判明している11人中5人が水で、火・地・風は2人ずつ。柔軟が過半数超え。
→全チームが頼りにする社内の何でも屋さん。社員の困りごとに寄り添ってくれたり、細かい部分まで確認してくれます。

Bizdevチーム
地と風と水。不動と柔軟しかいない。
→エモーションテックの中で新しい価値を創ることがミッションであり、プロダクトを伸ばしていくことが重要なテーマのチームなのでこちらも納得感があります。

星座から読み取れることが全てではないので上記の各チームの特徴(と私が思っていること)が正解ではないと思います。ただ、職務適性を見てチーム編成した結果、ある程度のエレメントや区分に偏りが出ることに、私自身は面白さを感じていますし、データの傾向を見たり仮説を立てたりすることは本業にも通じていると思います。


星占いはそれぞれの人生に意味を与えるもの(by鏡リュウジ)

いかがでしたでしょうか?
長くなるので具体的な星座の持つ特徴や個々人のチャートには細かく触れませんでしたが、ホロスコープチャートを読み解く面白さが少しでも伝われば幸いです。
また、データや事象を読み解くことに少しでも興味がある方は、ぜひエモーションテックの採用ページへどうぞ!
ご応募お待ちしています。


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