「やりたいことがない」コンプレックス 5月18日(土)朝日記

「やりたいことがない」という相談を受けた。

「なんで世の中の人ってあんなにやりたいことがあるんだろう。旅行に行きたいとか、あの映画が見たいとか。芸人さんなんて人を笑かしたいって気持ちを仕事にできててすごい。」
とのこと。

でも正直なところ、やりたいことなんて無理して探さなくていいんじゃないの?というのが率直な感想だった。

というか、きっと彼が捉えている、世の中に溢れる「やりたいこと」は、かなり編集されたものだと思う。
他人の考えてることなんて、人目につくことを想定した情報しか私たちには届かないので、どこかかっこつけてたり、都合の悪い情報は省かれているから、鵜呑みにしなくていいと思う。

つまり、キラキラに加工された「やりたいこと」を見てうらやましがってるのでは?
本当は自分の中にも「やりたいこと」があるけど、それは人に言うほどのことでもなかったり、お金にならなかったり、SNS映えしないだけなのでは?
と思った。

あと、他の人の「やりたいこと」が自分の「やりたいこと」ではないのは当たり前だから、そもそも落ち込まなくてもよい。
やってる人たちは勝手にやってるんだから。

だから、人に自慢できそうな「やりたいこと」を無理やり見つけるのはお門違いで、恥ずかしくて言えないみたいなレベルでいいから、自然に浮かぶことをやる方が、自分の幸福度は上がるんじゃないでしょうか。

…みたいなことを言って考え方を転換してみてもらったところ、「実はZOZOで買い物するのが好き。」とポツリと言った。

あるやん。

しかも、「WEARっていうコーディネートを載せるアプリでセンスのいい人を探そうと思っても、見つからない。というか自分のコーディネートが最強だと思う。」って言い出した。

最高やん。
もうそれでええやん。

自分で自分を褒めてあげられるなんて素晴らしいじゃないですか。
世の中には人からの「いいね」の数ばかりにとらわれている人もいるというのに。

自分の趣味くらい、井の中の蛙でいいじゃないすか。
大海に出て慣れない海水で泳ぐよりも、自分が安心できる井戸を確保する方が幸せだよなと思いました。

今日のおすすめ🌿
やりたいことってこんなことでもいいんだ。と思うにはうってつけの記事です。本人がすごい熱意でやってて推せる。

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