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【旅日記】目指すは黒部・地上の星が建てたダム【富山】

今回は、大学の時に富山県に旅行に行った時のことを書いていきます。
この旅は友達と3人で京都から車で向かいました。目的は黒部ダムへいくことです。なぜ黒部ダムかというと、この前年くらいの紅白歌合戦で中島みゆきが地上の星を歌唱していたのを見て、これはファンとしては行かなければならない!という謎の指名に燃えていたのです。友達は特にファンでもないので、そこは付き合ってもらっているという形になります。

1日目(黒部ダム・魚津水族館)

私の住むアパートに集合、時刻は覚えていませんがそう早くない夜です。
夏休みで時間がたっぷりある私たちは京都から黒部ダムへ向かうための駅、長野県は扇沢へ車で夜通し下道を運転していく計画を立てたのです。

高速を使わない理由は、まだ免許も取り立てでドライブが楽しい盛りなのと、お金の節約です。私個人的な感想ですが、下道には高速道路にはない風情があると感じており、今でも下道のほうが好きだったりします。

目的地までは約400キロ、予想所要時間は9時間程度でしょうか、休憩や交代をしながら安全に運転していく予定です。
しかし、友達の1人、K君が運転するのが面倒だったのでしょう、集合前にお酒を飲んでくるというどう考えても確信犯なことをしてきました・・・キャラ的にそういう子なので、特に不平不満も出ません(笑)
なので、運転は2人で回すことになります。

カーナビが古い!!画素も荒い

夜のドライブはいいですね、車も少なく、信号も点滅になっているところが多く、とてもスムーズに運転ができます。車内も大いに盛り上がり、扇沢駅に着くまではほぼ誰も眠らずに走り続けました。

安定の雨模様


扇沢駅からダムへはバスで移動します。現在は替わってしまったようなのですが、当時はトロリーバスといって少し特殊なバスだったようで、乗り物全般が好きな友達O君は興奮していました。

バスは結構早い時間から稼働しており、我々は朝8時台には乗り込みます。15分ほどトンネルを走ると、すぐに黒部ダムに到着です。
他の大きなダムを巡ったことはないので比較はできませんが、黒部ダムの迫力はすさまじく、大きさ・放水の音に圧倒されます。

大迫力!

ダムだけでなく、辺りを囲む山々の景色も緑が綺麗で目も癒されます。雄大な自然と巨大な人工物のコントラストはなかなか他では見た記憶がございません。もちろんお勧めでございます。

空気も綺麗で気持ちよいです

黒部ダムからさらにケーブルカーや、ロープウェイなどを乗り継ぎ立山駅まで向かう立山黒部アルペンルートというのも存在していて、とても魅力的なのですが、今回我々はもう1度扇沢駅の方へ戻り、車で富山市内を目指します。
途中かつて長野オリンピックが開催された白馬を通過したとき、私のテンションは爆上がりでした。
しかし、このあたりでだいたい昼前頃なのですが、徹夜で走り抜けてきている我々に睡魔が襲ってきて、運転の交代が頻繁になります(笑)若さって素敵ですね。

富山市に入る前に魚津市にある魚津水族館に寄ります。結構小ぢんまりとして、年季が入った感じの水族館です。
これを書いている現在、調べたところ、創立100年経っていて、日本で最も古い水族館だったようです。そのような視点で考えるとあの雰囲気も納得で、その情報をもって訪れていたらまた違った感想があったように思えます。
魚津市といえば蜃気楼も有名です。蜃気楼が何でどのようなものかあんまりわかっていませんが、蜃気楼という言葉にはなんだか不思議な響きを感じてとても興味がありますので、1度は見てみたいものリストの1つですね。
 
そんなこんなで初日の観光はほぼ終了、夜もいい時間になりお腹がすいてきた頃にプチ事件が起こります。
”ご飯どこで食べる問題”です。名産物が食べたい私、とにかく何でもいいから食べたいK君・・・しかし、特に下調べもしてなかったのでどこにどんなお店があるのかもわかりません。
富山も都会とは言えませんので、多くのお店があり遅くまで開いているという訳ではありません。食べたいと言ったはいいものの、お店が見つからないので車内は空腹によるイライラから車内はちょっとだけ険悪なムードに・・・O君は我関せず的なポジションです(笑)結局チェーン店のような所でご飯はすませました。

このことで1つの教訓を身に着けました。お腹がすくと人間は機嫌が悪くなりがち、ご飯は早めに食べましょう。そして事前に調べましょうということです。
お腹が満たされた後は特に問題もなく無事にチェックインを済ませ、ホテルへ1泊となります。

旅は仲良くZzz

2日目(五箇山)

チェックアウトギリギリまでしっかりホテルで過ごした後、再び車に乗り込み本日は京都に帰っていきます。帰る途中に南砺市にある五箇山に寄り道をします。合掌造りの集落があり世界遺産にも登録されているようです。こちらも空気が綺麗ですし、合掌造りもなかなか他では見ることができないので、非常にいい経験になりました。

歴史を感じます


帰りは下道ではなく高速道路を通ってスーッと帰っていきます。途中なかなかの通り雨にあってやはり雨男だなという称号を友達からいただきました。
合計で1000キロ以上走行したと思われます。
7割くらいは私が運転したような気もしますが、まあ運転は嫌いではないのでいいでしょう(笑)
最近はあまり長距離を車で行くという旅はしなくなってきましたが、友達と一緒というのを考えると車もまた選択肢の1つとしてはありだなと思えます。
 
さて、富山はとても長閑で素敵な県でした。次回行くことがあれば、蜃気楼・氷見の寒ブリ・黒部渓谷のトロッコ列車といった所でしょうか。今回は長時間運転でそれなりに体力を消耗しておりますので、しっかり回復するためにゆっくり眠りましょう。

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