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【旅日記】走れ原動機付自転車!しまなみ海道with,H【しまなみ海道】

今回は原付でしまなみ海道を走破したときの事を書いていきたいと思います。若い頃にしかできないような過酷なバイク旅ではありますが、1泊2日なのでなんとか遂行することができました。
目的は久々のバイク旅を満喫すること、そして帰り道香川によってうどんを食べるといった所でしょうか、バイクということで今回も安全第一で出発していきたいと思います。今回はH君と一緒にツーリングですので、気分は少し水曜どうでしょうのような感じです。

1日目(尾道ラーメン・しまなみ海道)

仕事を午前中に終えH君と合流、お昼頃から岡山を出発し、まずはしまなみ海道のスタート地点である尾道を目指します。
あっさり言いましたが、まずこの尾道に行くだけで大変なのです。距離にして約90キロ弱、交通量の多い道を肩身狭く原付で細々と走り続けます。倉敷・笠岡・福山と着実に西へ西へと走っていきます。そして夕方前にようやく尾道へ到着、我々はラーメンを食べてエネルギーを補充、バイクはガソリンを補充してしまなみの橋を渡る準備をします。

ついにしまなみ海道に足を踏み入れます。景色がとても綺麗なのは言うまでもなく、道もとても走りやすくて快適です。しまなみ海道に架かる橋には、自動車用道路、歩行者・自転車用道路、原付用道路がそれぞれ整備されています。中には瀬戸大橋のマリンライナーのように橋が二段構造になっていて道路の下を走る橋もあります。色々な橋があってとても魅力的です。

さらに原付の料金は50円~200円と安価であり、そのお金は料金箱に入れるシステムというのも人情味があります。以前H君はしまなみを自転車で走破しようと誘われたことがあったらしいのですが、実際にしまなみを走ってみるとアップダウンも結構きついし、何より距離が思っていた以上に長い・・・(全長約70キロ)
2人で「これを自転車はかなりきついな」としんみり語り合いました。そう、この会話からわかるように我々はもう体力をだいぶ消耗してきています。

追い打ちをかけるように最後から2つ目の島くらいから辺りが暗くなりはじめ、最後の島に差し掛かる頃はすっかり夜になっていました。疲れがピークに達した時、事件は起こります。
「あれ?電気ついてないんじゃない」
前を走っていたH君が私のバイクを見て言います。
そう、このタイミングで電球が切れてしまっているのです。整備不良で走り続けるのは色々な意味で非常に危険なので、何とかしないといけません。幸運なことに、電球切れが発覚してからすぐにしまなみ海道は走破できて、愛媛県は今治市に入っており、さらに運よくバイク屋さんに遭遇します。個人のお店でしたので、営業時間が少し回っていたようですが、柔軟に対応してくださいました。本当に感謝です。

復活したバイクとともに、最後の力を絞ってまず宿泊地を探します。今思うと事前に宿泊地を取ってないあたり、私自身も若さを感じます。満室だったらどうするのだろう・・・

1件目はちょっと高級感ある所に行ってしまい、お値段を聞いて後退り。2件目は良心的な価格で即決です。と、いうことで今治プラザホテルにチェックインさせていただきます。
1日目の労をねぎらいつつ、近所にあった牛角でしこたま肉を食べ、エネルギーフルチャージしてベッドへダイブします。


 2日目(香川うどん巡り)

朝チェックアウトまでのんびり過ごし、再びバイクにまたがり出発していきます。
今日は、来た道を帰るのではなくうどんに呼ばれるように香川方面に向かい、高松港からフェリーに乗って宇野港へと帰還します。
今治からひたすら東へ向かい、まずは高松市を目指します。道は海沿いが続き、とても綺麗で快適なのですが、130キロ近く距離があるので、とてつもない時間を要します。慣れていないバイク移動、2日目ともなるとおしりに痛みが出てきます。途中2人で励ましあいながらゴールに向けて走り続けます。

高松が近づくにつれ、うどん屋さんも多くなり、我々の疲れはやや軽減されます。数件うどん屋を満喫した後は、高松港から今は無きフェリーに乗り込み宇野港を目指します。このフェリーでの1時間はとても有意義で、自宅までのラストランに向けての気力体力を養ういい休憩になりました。
宇野港から自宅への走行は、もう疲れもなく解放されたような感じで、言うなればモーターレースのウイニングランのような気分です。
 
夕方頃、無事地元に到着すると2人は何も語り合うことなく、静かではありますが熱い握手を交わしそれぞれの家に解散、ガッツリと眠りにつきました。

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