見出し画像

「感情と対話」のための身体感覚。

みなさん、こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。現在Reapraという事業投資会社に所属している小堀です。

これまで何度か「感情と対話による助け合い」をテーマに日々どのような実践をしているのかを書かせていただきました(これまでの記事のリンクはこちら

今回は、『「感情と対話」のための身体感覚』をテーマに日々の実践をするなかで大切にしている「身体感覚」についてnoteしていこうと思います。最後までお読みいただければ幸いです。

身体感覚とは。

身体感覚。あまり耳にしたことのない言葉かもしれません(ボクも「感情と対話」の実践を始める前までは聞いたことのない言葉でした)。辞書的な意味合いとしては、以下のようです。

広義の触に相当し、アリストテレスのいう五官のうち、視、聴、味、嗅(きゅう)以外の感覚いっさいをさす。したがって皮膚(粘膜を含む)感覚と深部感覚のほか、平衡感覚、内臓感覚まで多種多様なものを含むことがある。皮膚感覚のなかには温・冷・狭義の触・圧・痛の5種、深部感覚のなかには、筋肉および関節の2種の系統があり、狭義の触以外は、特定の受容器もほぼ一対一対応が認められている。
引用元:https://kotobank.jp/word/%E8%BA%AB%E4%BD%93%E6%84%9F%E8%A6%9A-1547303

上記のような文章としては理解はしていなかったのですが、自分としては「寒い」とか「顔が赤くなる」とか、「頭の上のほうがピリピリする」などを「身体感覚」として扱っていました。

身体感覚が重要だと思った出来事。

「感情と対話」の実践や学習を進めるために、日々自分の感情を記録として残すようにしています。例えば、
「あ、いま自分は不安になっているな」
「少しイライラしているかも」
などなど。その都度どうしてその感情が湧いてきたのかをしっかり味わいながら、いまの目標に向かって何ができるかアクションを生み出すきっかけとして感情を活用しています。

そんなある日、投資先とのオンラインMTGでふと自分の顔を見てみると、顔が赤くなっていることに気付きました。それを見た瞬間、「自分はいま怒っている」と認知するきっかけになりました。(オンラインMTGでないと気付けなかったかもしれません)

その出来事をよくよく振り返って自分なりに解釈してみると、「怒り」という感情の前に「顔が赤くなる」という身体感覚が発生していました。身体の仕組みとして、もしかすると感情の前に身体感覚が発生するようになっているのではないか?そうだとすると感情の前に身体感覚を認知することができれば、今よりももっと「今の自分の現状」を知れたり、「現状からアクションを生み出すきっかけ」を生み出せるのではないかと考えるようになりました。

現代では閉ざされている感覚?

あくまでも自分なりの整理ではあるのですが、こうした「身体感覚」や、もっというと「感情」に関する言葉や話題はあまり現代では扱われていないような気がします。いまでもあるのは、病気になったときにたまにお医者さんに「お腹がどういう風に痛い?」と聞かれて「ずきずきするように痛い」と答えたりするようなシーンでしょうか。

特に「感情」にフォーカスすると、「怒り」はここ最近「アンガーマネジメント」といったキーワードで取り扱われることが多いですが、「不安や悲しみ、焦り」などのネガティブとされる感情についての話題は多くない印象です。(この辺の背景については、個人的に「感情と対話による助け合い」を今後学習し続けていく動機のひとつになっています。つまり、今後長い時間をかけて世の中のニーズが高まり続ける分野なのではないかと考えているのですが、詳しくは別の機会にnoteしようと思います)

ただ、自分が上記の出来事から身体感覚に敏感になろうと思うと驚くほど多くの感情に結びつく身体感覚があることに気付きました。例えば、
・顔が赤くなる
・無表情になる
・身体の一部が熱くなる/冷たくなる
・身体のどこかの流れが詰まっている
・鳥肌がたつ
・心臓から頭にかけてゾワッとする
・脇腹がずきずきする
・胸の奥で魚がびちびちもだえている

etc…

こういった身体感覚を感じる度に、「現状の自分」をより解像度高く読み取り、「何かアクションを起こすきっかけ」として活用するようになって「感情」だけを汲み取るよりも、その回数は多くなったと感じます。

結び

今回は、『「感情と対話」のための身体感覚』と題して、自分が学習を進めるうえで重要だと思っている「身体感覚」についてnoteさせていただきました。

このnoteを書いている間も、この後の時間でこれまで自分が取り組んではいなかったが、「感情と対話」の学習のために実行したほうが良いアクションを実践しようとしているお陰で「心臓がソワソワ」しています(笑)。おそらくこれまで実践していなかったことをやろうとしている不安感を今の自分は感じているのだと思います。

やってこなかったことを大きくやるのは難しいので、今の自分にできるアクションのサイズに切って、この後実践してきます。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?