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「”HSP的な性格"でも人を巻き込むコツ&"熱量"の保ち方」社会変革家・久本和明さんインタビュー#3

社会変革家・久本和明さんへの突撃インタビュー記事シリーズ、続きを楽しみにしてくださっていた皆様!更新が遅くなってしまいすみません!(言い訳:確定申告の作業に追われていました!涙 早く"お金のない世界"に行きたいものですね~w)

前回は、人を巻き込んでコミュニティやイベントを盛り上げるために必要なステップやマインドを具体的に教えていただきました。

詠美衣が久本さんに突撃インタビューしてきました!@0円服の交換会in有楽町マルイ

続いて今回のテーマは・・・
【HSP的な性格でも人を巻き込むコツ&「熱量」の保ち方】

詠美衣(以下「詠」):人を巻き込むために必要なステップやマインド、よくわかりました!

そのためも、まず自分自身が火種になる必要があると思うのですが、私の場合、熱し易く冷め易いのか、その熱量を維持するのがけっこう大変だったりします。。。最初の火種を絶やさないようにする、久本さんなりの熱量の保ち方ってあったりしますか?

久本さん(以下「久」):エネルギーの「給油スポット」のような場所を、いくつか作っておくといいと思います。まず僕は、朝一番にスタバに行って、読書をしたり、自分の考えをノートやパソコンにまとめたりすることをルーティーンにしています。

詠:おお!なんで、家とかオフィスじゃなくて、スタバなんですか??(と聞いておきながら、すぐに思い出した→)あ!そいえばスタバの雰囲気とかコンセプトが好きって、著書にも書かれてましたね!!

久:そうです、そうです!スタバで楽しそうに働いている人を見てるだけでも、なんか元気をもらえるんですよね。そういう「従業員ファースト」のスタバのコンセプトとか、ホスピタリティの考え方とか、とてもリスペクトしていて、自分の経営にも参考にして取り入れてた点もたくさんあるんです。だから、スタバに来ると僕の原点に還れる感じがするんですよ。

詠:なるほど~! 自分の大事なコンセプトを思い出せる「給油スポット」に行くことを毎日のルーティーンにしていれば、そこで生まれた熱量を自然とチャージ&キープできますね!

久:はい。あと、もちろんオフィスにも、よく行きますよ。そこでスタッフと話したりすることも、僕にとっての給油スポットです。コロナ禍でテレワークになって、一人で家にこもって仕事をする時間が多かったときは、本当に元気がなくなっていっちゃったんですよ…。

なので、なるべく出社したり、オンラインでも、人とたくさんコミュニケーションする時間を作るようにしました。何でもない他愛な話でも、僕は人と話せば話すほど元気が出て、エネルギーをチャージできるんです。

詠:自分にとっての「給油スポット」は、場所に限らず「人」でもOKということですね!

あ・・・私の場合、たくさんの人とずっと話していると、エネルギーが湧くというより疲れてしまう、いわゆるHSPタイプ(※)なんですが^^;  そういう性質を持っている場合、人を巻き込んでプロジェクトをやっていこうとするのは、やっぱりちょっと難しいんでしょうか・・・?

※HSP=心理学用語で、人一倍繊細な気質をもって生まれた人という意味の、Highly Sensitive Personの略。

久:ああ~~そういう場合は、人とのコミュニケーションが好きな人、得意な人を見つけて、「仲間」にするといいかもしれませんね!必ずしも自分が苦手なことを、頑張ってやらなくてもいいというか。。。

詠:あ、そっか~!「リーダーたるもの、常に外交的でなくてはいけない」っていう思い込みがあったかも。。。しかも、何でも一人で頑張ってやろうとしてしまう傾向があるので、もっと周りの得意な人に頼ることを意識していけばいいんですね!!

久:うん、お互いの得意・不得意を補い合えるのがチーム、組織をつくることの一番の強みですよ!

日本人は、昔から助け合いの文化があって―「結(ゆい)」って言うんですけど、ひとりではできないような農作業や茅葺屋根づくりなんかを集落の中で助け合いながらやってきたんですよ。毎日交代で「今日はAさんの家、明日はBさんの家…」みたいな感じでね。

今でも地方では、田植えとか収穫の時期とか、集落の人たちで助け合っていますよ。都会だと一人でも完結できちゃう便利なサービスやシステムが多くて、近所の人たちと協力し合って生きていくという機会が減っちゃってるので馴染みがないかと思いますが…。だから、僕は田舎の方が好きなんですよねぇ。


詠:ああ!そうえいば最近、奄美大島を旅をしてたんですけど、今でも「ゆいまーる」という、助け合いの文化が残っていると聞きました。「ゆいまーる」の「ゆい」は、「結」から来ていたんですね。

集落で外来種駆除の草むしりをしたり、お祭りのときはみんなで協力して作っているそうです。離島なので、台風のときとかは、本気で食糧難になるらしくて、近所の人たちと声を掛け合って、助け合っているそうです。

久:いいですね!そうそう、「結」は「むすぶ」と書きますが………

ハイ!!!!ここから先は、ますます「日本の先人たちの知恵」にまつわる話題に移っていきます。ここからがいよいよ久本さんの本領発揮…という感じです。(にやり)かなり濃くて深いので、続きはまた次回~!お楽しみに^^

●まとめ ~HSP的な性格でも人を巻き込むコツ&「熱量」の保ち方~
①自分のコンセプトが思い出せる場所に定期的に通う
②なるべくたくさんの人と話してエネルギーを回す
③HSP気味の人は、無理してたくさん交流しようとしなくていい。人とコミュニケーションをとるのが好きで得意な人を仲間にして協力してもらおう!

●エミーのつぶやき
やーー今回も、久本さんの柔軟で的確なアドバイスを聞かせていただき、大変参考になりましたね!!

さて、初対面の久本さんに突撃インタビューできるくらい積極的なのに「アンタ本当にHSP?うそでしょ?!」と思ったそこのあなた!私は好奇心旺盛で"社交性"や"外交性"も発揮できるんだけど、それがずーっと続くと消耗してしまう…というちょっと複雑なタイプなのです😅
心理学用語では、いわゆる「HSS型HSP」というタイプに、まさにピタリと該当します。。。
参照:https://coelog.chuden.jp/child-rearing/high-sensation-seeking-hsp/

いわゆる"繊細さん"と呼ばれるこのHSPの概念は、最近よく知られるようになってきたように思いますが、「空気を読む」ことを小さいころからずっと鍛錬されてきた日本人は、他の国に比べてHSP率がかなり高めらしいです。もしかしたら、私と同じように、やりたいことも熱量もあるけど、繊細すぎるために人と関わりながらプロジェクトを進めることに苦戦している人もいるかもしれない…と思い、代表して久本さんにこの質問を投げてみました!

人それぞれ向き不向きはあるけれど、それぞれの強みを生かして、助け合いながらプロジェクトを進められたらいいですね!HSPの皆さん、一緒に頑張りましょう🥺✨

▼久本さんの著書はこちら!▼

社会変革家・久本和明さんインタビューシリーズバックナンバー

#1「価値観の異なる大人数をまとめるファシリテーションのコツ」

#2「人を巻き込んでコミュニティ/イベントを盛り上げるコツ」

#3 「””HSP的な性格"でも人を巻き込むコツ&"熱量"の保ち方」

#4「チームビルディングで一番大切なことは、すでに●●の中にあった!」

#5「"縄文時代"には戦争がなく、平和が1万年も続いた一番の理由

#6「愛情不足で育った大人~子供の世代間連鎖を断ち切るには?」

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