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NUKU HIVAから本命の目的地へ移動

HIVA OA(ヒバオア)を出発してから40分後、念願のマルケサス諸島の玄関口、NUKU HIVA(ヌクヒバ)へ着陸しました。HIVA OA(ヒバオア)から乗ってきた人たちはここで降りる人もいれば、乗車したままタヒチ島・パペーテに向かう人たちもいました。飛行機だけど巡回バスみたいな感じ。タラップから一歩一歩、降りながらどこか懐かしい風に吹かれて、青い空、太陽の光と暑い日差し、南国特有のふわっと温かい空気に包まれながら、空港の建物へと向かいます。輝く光の中を歩きながら心地よい時間が過ぎていきます。

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胸ときめく、ワクワクのポリネシア・トライアングル。その中にあるマルケサス諸島はハワイの歴史を語る時には欠かせない島。ハワイ島を案内する時「その昔ハワイアンの祖先はマルケサスから約4000キロの距離を星、海流、風向き、鳥の動きなど自然観察によってカヌーでハワイにたどり着いた。」という話をしています。マルケサスはご先祖様のルートの一つで、もしかしたら、その頃は日本の島々までも繋がっていたこともあったのではないかと感じるのです。

篠遠博士曰く、島々で出土された釣り針の形態から、タヒチではなくマルケサスが分岐点で、マルケサスからハワイに人が移動した年代は紀元後500年から700年頃と考えています。と語られています。

ご興味のある方は是非、下記のハワイ州観光局公式ラーニングサイトも併せてご覧ください。篠遠博士のお話はロマンがあります。篠遠博士の功績はフレンチポリネシアのあちらこちらに残されていて、フレンチポリネシアではとても有名な方です。

私のポリネシア・トライアングルの興味は篠遠博士の著書「楽園考古学」の影響もあります。ハワイアンの祖先のエネルギーを感じたい、実際に見てみたいという思いで、ついにマルケサス諸島まで来てしまったわけですから。

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写真はNUKU HIVA(ヌクヒバ)の空港です。建物の中で荷物を受け取り、この後すぐに次のフライトに乗り継ぎ、本命の最終目的地へと移動します。
目的地はNUKU HIVAではありません。

実は昨年タヒチを旅行した際、帰国直前に立ち寄ったジュエリーショップに一目惚れしてしまった美しい作品がありました。購入せずに帰国したのですが、その作品の石のエネルギーが気になって忘れられなかったので、ショップに連絡して取り寄せました。その作品はマルケサス諸島にある独特の石で石の産地の人が制作したということを伺って、是非その島へ行ってみたいと思いました。すぐに行き方等を調べはじめたのですが、言語がフランス語圏でわかりにくい上に、航空路線が運休してたり、リサーチは楽しいけどメールの受け答えに時間がかかるし、難易度は高かったです。やっと目処が立ち、昨年12月に旅行を計画していたのですが、なんと❕旅行1ヶ月前に左足の怪我をしてしまい、階段や坂道の歩行が困難となり、止むを得ず旅行自体を延期することとなりました。完治する時期を予測して計画を立て直し、今回無事に出かけることができたのです。 

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以前は小さな旅客機が飛んでいたのですが、2020年、観光が閉鎖された際、航空路線は運休されてしまったとのこと。現在、島の人たちはNUKU HIVAまでは船での移動が一般的ですが、時々タヒチヌイ・ヘリコプターが飛んでいます。将来的に運航が再開するかもしれないとの話もあります。空路以外は漁船に乗り換えて風波の荒い海を渡ること約2時間。実際に体験した方から伺ったお話によると、海峡は風が強く、すごい波しぶきで到着する頃には全身ずぶ濡れになるのだと…。今回は幸いなことにヘリコプターの予約が取れてて助かりました。すべて感謝しかありません。

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荷物を積み込んだ後、タヒチヌイヘリコプターに乗り込みます。乗客はマルケサスの4人家族と私、計5名。優しいご家族のご配慮により前の座席(パイロットさんの横)に座らせていただきました。わーい😃、めっちゃ、盛り上がる~。🥰

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これより飛行時間約20分。マスク&ヘッドフォン着用。ちょっと大変。
最終目的地、熱望のUA POU(ウアポウ)島へ向かいます。
機体はゆっくりと上昇し、滑走路に向かって横に移動していきました。
空から見るとNUKU HIVAの空港は“Terre Déserte” (Desert-Land)(砂漠地)と呼ばれている理由がわかります。

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UA POU島はマルケサス諸島のノーザン(北)グループに位置します。島の人口は約2000人くらい。中心はHAKAHAU(ハカハウ)タウンです。島のほとんどの住民がカトリック教徒です。あまり情報がありませんので、ピュアな状態で実際に行ってみて、どんなところか感じることができるので楽しみです。

UA POU(ウアポウ)には5泊滞在する予定です。

サポートいただけると本当に助かります。今後の活動資金にさせていただきます。誠にあリがとうございます。