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1歳児に教わる無知の知

1歳0ヶ月の娘の歩行がだいぶ安定してきた。
歩いて家の前の公園へ行って遊び、歩いて帰って来れるようになった。

娘は玄関から外へ出て、室外機に興味を示す。
てくてく通路を歩き、お隣さんの室外機にも興味を示す。
塀の隙間から外を覗く。
エレベーターのボタンを押したり、階数の表示を指さしたり、
ライトを指さしたり、敷地内の草花に触ってみたり、
消火栓を触ったりと道中を楽しんでる。

ベビーカーか抱っこ紐だった頃は、こういうこともできなかったな。

大人にとって「歩く」といったら、どこかに到着して、何かをすることが目的なことが多い。
今回だったら「公園に行って遊ぶ」だ。

でも、娘は多分歩くために歩いてる。
もしくは「公園に行く」という過程が楽しいんだろうな。

だから
「公園に着いた時には時間がなくなっていて、そのまま帰る」
というのもありなんだな、きっと。

なんだか、贅沢な時間の使い方だなぁと思う。
きっと「公園に行く」という予定がよくわかってないからこそ、
そして彼女にとって目新しいものがいっぱいだからこそ、
できることなんだろうな。
大人と幼児さんでは時間の使い方が違う。

室外機に興味を示す娘に対して、何か教えてあげようと思ったけど、改めて考えると「室外機」ってなんだろう。
どういう仕組みになってるんだろう。

娘が天井についている何かを指す。
ライト?いや監視カメラ?火災探知機かな?よくわからない。

娘が敷地内の葉っぱを触る。
「カサカサいうねー。鮮やかな赤い葉っぱだねー。綺麗だねぇ。あれ、奥は緑だ」
…ってかなんでこの葉っぱこんな赤いんだろ。

世の中、知らないことだらけだな。


チコちゃんがいたら「ぼーっと生きてんじゃねえよ!」って怒られてたな。
私はそれくらい色々知らずに、そして興味も示さずに生きてきたらしい。

娘が指差しをして、なんと答えたら良いのかよくわからないものが身の回りにたくさんある。

娘がお話できるようになるのが楽しみだな。
「あれは何だろ」「これは何故?」ってたくさんおしゃべりしたい。
色々見解を話し合ったり、一緒に調べたりしたら楽しそうだ。

子どもと一緒に生活するって、ほんとおもしろい。

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