国内初の「ゲノム編集食品」流通へ。

日本経済新聞 2020年12月11日掲載の記事です。

遺伝子を効率よく改変するゲノム編集技術を使い開発したトマトが、国内初の「ゲノム編集食品」となる見通しとなった。


まとめると…

・国内初の「ゲノム編集食品」トマトの、販売・流通届けが受理された

・ゲノム編集は、遺伝子を改変する新しい技術。従来の遺伝子組み換えに比べて効率よく改変できる

・厚生労働省は、安全性に問題ないと判断

・開発したトマトは、人の血圧上昇を抑える働きがある物質「GABA(ギャバ)」を豊富に含む

・2021年春から提供がはじまり、2021年秋から本格的に販売、2022年には手軽に手に入るようになる

・「ゲノム編集技術」のメリットは、栄養価が高い・収穫量を増やした農作物が簡単に作れる(=食料問題に対応できる)・アレルギー物質が少ない卵の開発などが可能

・苗や流通するトマトには、「ゲノム編集」とわかるよう表示をする予定

・日本では表示義務はない

・開発責任者「15年かかってようやく口に入れて大丈夫なものが開発できた」

・大学や公的研究期間を中心に開発が進んでいる

国内大手食品メーカーは、消費者が不安感を抱えているため及び腰。「商品化の予定はない」と断言

・調査では、4〜5割の人が「食べたくない」と回答。
「食べたい」は1割

・ビジネスとして成り立つ分野だが、中小企業を中心に市場が形成されていくだろうと専門家は予想


不安な食品には、声を上げることが大切。

個人的には、多くの消費者と同じで、食べたくないです。
食べ続けたら、10年後とか20年後とかにどんな影響が出るのか不安…

消費者の声を気にして、大手企業が及び腰なのが唯一の救いだと感じました。

日本の大手企業は「市場の様子を観る」ので、多くの消費者が「不安だよー」と声を上げていくことが大切ですね。


#日経COMEMO #NIKKEI

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