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誰でもなりうる ギャンブル依存症

大谷選手の元通訳による
違法スポーツ賭博と
その借金を穴埋めするために行った
とんでもない金額の詐欺(窃盗?)が
連日報道されています。

気になるのは
週刊誌の見出しやネットに
ギャンブル依存症が遺伝であるかのような
表現が見られるようになったことです。

ここでは遺伝かどうかについては
踏み込みません。
(長くなりますので)
それよりも何か事件があると
”遺伝”とかその家族だけの
問題であるかのようにメディア等で
取り上げられることについて
書きます。

まず,
原因や理由をはっきりさせたい。
しかも,
自分とは関係がない理由であってほしい。
そうしたら
自分は大丈夫と思えるから。
という心理だと思います。

うつ病などの精神疾患も同じでしょう。
「心が弱い人がなる病気」
(心が弱いってどういうこと?って思いますが。)
『とりあえず自分はそこまで弱くないから
今,病んでないのがその証拠。
だから,自分は大丈夫。』

残念ながら
ギャンブル依存症を含む
精神疾患は誰でもなる可能性があります!
そして治療が可能です。

遺伝と思ったら
自分の家族に依存症の人がいなければ
自分は大丈夫と思えるでしょう。
でも,そう思ったら,
依存症の問題は他人事になりませんか?
自分に関係ないと思ったら,
知ろうともしないですよね?

知ることで予防できる,
重症化を防ぐことができます。
くり返しますが,
依存症(精神疾患)は誰でもなる可能性があります!
そして治療が可能です。

依存症についてはまた別の機会に。
とりあえずネットの情報が気になったので
書きました。

今すぐ知りたい方は次の本を
読んでみてください。
少し古い本ですが,
アスリートがハマる理由が
分かると思います。