カナダ渡航後の自己隔離
2020年10月末にカナダ、バンクーバー に渡航してから2週間の自己隔離生活についての備忘録です🖋
入国後、家に着いた瞬間から2週間の自己隔離がスタートしました。
その家というのは数年前からバンクーバー で働いている夫が住んでいる所です。当時の隔離要請では、本人が家族等とも距離を置いて独立して過ごせる部屋があること、バスルームやトイレがなるべく別々に用意されていること等が求められていましたが、幸いその環境が確保できる物件でした。
(私の入国の数ヶ月後には感染者数増加に伴い、指定のホテルに滞在することやPCR検査も必須となる等、規制が強化されているようでした。)
また、きちんと自己隔離をしているかチェックするために、カナダ政府からランダムに電話がかかってくると予告されていたのでビクビクでした。これに伴い、渡航前の時点でカナダでの電話番号を持っていることが求められていました。入国前にインストールと情報登録を義務付けられていた”Arrive Can”というアプリにも、電話番号の入力が必須でした。必ずしもそれが携帯電話であることや絶対に本人専用の電話である必要は無いようでしたが、使っていたiPhone本体も替え時だったので渡航の数日前までに、コスパ最強と聞いたiPhoneSE2をバンクーバーで契約しておいてもらいました。
自己隔離チェックの電話は、私の場合は2回かかって来ました。これも人によって違うようです。日曜に入国して、電話は1回目が火曜の10時、2回目が次の火曜の9時54分。いつ電話来るんだろう、取れなかったらやばい、というので、もう遥か昔ですが就活してる頃を思い出した…。
私が過ごした部屋にはベッドとバス・トイレがあり、夫が食事をドアまで運んでくれたので、この二週間、まさに文字通り一歩も外に出ず過ごしました。夫の仕事はコロナ禍となってから通常一日置き出勤なのですが、私の隔離期間はワーキングフロムホームにしてくれていました。
部屋に窓はあるのですが、それだけでは外の様子はあまり伺い知れず…。空港から家までの道中で綺麗だった紅葉も、外に出た時にはもう枯れて見られないのかしら〜と思いながら、外界から遮断された静かすぎる日々を送りました。すでに東京での緊急事態宣言で家にこもるのは体験していたし、ドア越しですが夫もいるし、家族や友人とLINE電話も出来るので寂しさは感じなかったのですが、ずっと一つの部屋の中にこもっているというのは不思議な感覚でした。
日中はまず基本的にラジオ体操をして、寒さを感じたらYou Yubeを見て踊って、渡辺直美氏のYouTubeライブを見て、VPN接続経由のParaviで「半沢直樹」を見て、Tverで「リモラブ」と「この恋あたためますか」 を見て…。英語の勉強をしない私を見かねた夫が貸してくれた英文法本に取り掛かろうとしては眠くなり…。生活リズムは無理矢理に整えてはいたものの時々、すごく寒気がしてどうしようもなく昼寝していたのは、時差ボケの影響もあったのかもしれません。
食事は、夫が仕事をしながらも毎食準備してくれて、これまた文字通り、上げ膳据え膳。朝はりんご・オレンジ・トースト・コーヒー。私は基本、朝はご飯・納豆・味噌汁派だったのでなんか海外って感じ!!とか思ったり。豚汁と肉じゃがという同素材丸カブリ祭りの日もあったけど美味しいから問題なかったし、ある日作ってくれたお好み焼きが謎に美味しすぎて、今後の私の料理へのプレッシャーもかけられたり。でも2週間ずっと有難かった。2020年初旬に結婚した夫と暮らすのはこの10月が初めてだったので、ドア越しながらも楽しい?新婚生活がスタートしたという感じでした。
あとは、炊いてくれていた白ご飯がガリンガリンだったので、Amazonで象印のちょっと良いIH炊飯器を注文してもらったり、隔離明けの買い物リストを作ったり。
そんなこんなで、2週間の自己隔離期間を無事に終えることが出来ました。
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