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【ドイツ暮らし】I miss マグロ・・・

先日、無性にマグロが食べたくなった。


刺身とか寿司じゃなくて焼いたやつ。マグロステーキみたいな。



ソーセージの国でもあるドイツは、肉料理が主流なだけに魚を手に入れるのが日本ほど簡単ではない。



だから日本という島国で魚料理を頻繁に食べながら育った私にとって、時々無性に魚が恋しくなるのだ。



今日はそんな魚の話を少し。






無性にマグロが食べたくなったこの日、たまたま夫がスーパーに行くというので、


マグロを買ってきてくれ!と頼んだ。


ドイツにはほぼ海がない。だから魚は隣国から輸入されたもの。


北欧が近いこともあって、サーモンには困らない。


スーパーでも必ずサーモンは売っている(生食用もあったりする)。


サーモンは売っている、というかサーモンしか売っていないという言い方の方が正しいかもしれない。


大きなスーパーだと魚の品揃えも多いのだが、マグロは珍しいのか、売っている時と売っていない時がある。


夫は近所のあまり大きくないスーパーに行くようで、きっとマグロは売ってないだろうなと思いつつ、



売ってたら買ってきての体でマグロを頼んだ。



スーパーから戻った夫が、



「マグロは売ってなかったんだけど、マグロみたいな魚はあったからそれを買ってきた」とのこと。


マグロみたいな魚とは何か?


カツオをマグロだと思ったのだろうか?
いや、ドイツのスーパーでカツオなんて見たことないぞ・・・云々色々考えながら冷蔵庫を開けてみると、


赤身の魚が入っている。でもマグロの色ではない。


表記を見ると、コイ(Karpfen)だった・・・



確かに赤系の魚であるが、マグロとコイは一緒ではないし、似ていない。


まずコイは川魚である。海で育ったマグロさんとは違うのである。


それを色が似ていたから買ってきたという夫。


魚料理を身近に育っていないとこうなるのか?!


いや、夫だけかもしれないが。




ドイツにも一応、魚の名物料理というものがあって、それがコイらしい。


私の住む街の郷土料理ではないので知らなかったのだが、


クリスマスのご馳走に使われることもあるそうな。



ただコイというと、綺麗なお池で優雅に泳ぐ綺麗な色の鯉が思い浮かんでしまって、


どうやっても食べる気になれなかった。


だから夫がわざわざ買ってきたコイも、私ではなく、夫が料理して美味しく頂いたようだ。


こんな感じでところかわれば魚料理も違う。


慢性魚禁断症状が出ている私は、日本に帰国したその足で空港付近の寿司屋(回転)に行くほどである。



ただどんなに禁断症状が強くなっても、美味しくコイ料理を食べれるようにはならないんだろうなと思う。



今日はこの辺で。Ciao






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