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私と10分割

人生を100年として、
単純に10年区切りで考えてみると、
意外に短いなあと思うのです。

そして、今は3分割目。
ようやく、女性として生きるのが楽しくなってきました。
幼稚園の頃は、私のことを好きでいてくれる男の子がいて、
その子とは小学校は別でしたが、中学校は一緒です。
きっと、どんな女の子になっているか楽しみにしてくれていたのでしょう。
陰で、‘‘本当に最悪。思い出返して欲しい。‘’
などと言っているのを聞いてしまったのです。
その男の子は英語の時間に「ブスって英語でなんて言うんですか?」
と質問していました。
(先生は、分かっていたので答えませんでしたが・・・)
その頃は、女の子への理想がはっきりしていて、
全く優しくない、厳しい理想社会でした。
小学生で、白髪があってお肌も汚くて、剛毛の女の子だった私は、
バイ菌のような扱いでした。
(気が弱く、言い返せないところもあるせいなのですが・・・)

中学生の時は、学年の恥なんて言われました。

このしきたりの中で、一番楽しかったのは高校生の時。
当然、高校デビューです。
新しい友達もでき、ブスと呼ばれることもなくなりました。
あろうことか、同級生の女の子から可愛いなんて言ってもらえて、
本当に優しい女の子達に囲まれ、傷も癒えていきます。
しかし、男の子はやっぱり正直ですね。(いや、女の子もそうだけれど!)
顔立ちが可愛い女の子ばかりとお話し、私が参加したら会話終了。
なのに、男に興味がないなんて噂をされ、言われ放題でした。

その後、女子大に行き、
同じクラスでは馴染めませんでしたが、
違うクラスに友達ができて、なんとかやっていけました。

社会人になり、そして今。
ようやく、私にも女性としての意識が芽生えました。
と言っても、恋愛は諦めています。

なんか、恋愛に吹っ切れたら、
気持ちが軽くなって手持ちの洋服を一掃したくなりました。
そんな時に見る洋服って、なぜか可愛く見える。
いつもなら選ばないスカートやワンピースを買っちゃったし、
綺麗になりたくて、髪もお肌も気にするようになりました。

秋って、お出かけしやすくて毎週どこかに行っています。
行くとしても本屋ですが、
おしゃれをして本屋に行くのが楽しみで仕方がないのです。


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