見出し画像

心拍が見えて息子の反応に泣いた日。


「胎嚢もきれいにみえているし
赤ちゃんの心臓もまだ小さいけどちゃんとうごいていますね。
正常妊娠です。おめでとうございます。」

とエコーを見せながら言ってくれた先生の言葉で、涙が出た。
5週4日目、予定日も教えてくれた。

待合室で東京にいる旦那さんにすぐ連絡。
ラインのやりとりだけど、
安心して喜んでくれてる顔が浮かんだ。

車で待ってた母に伝えると
おめでとう!今夜はお赤飯ね!と喜んでくれた。
少し照れ臭かったけど、母の喜びがすごく伝わってきた。

帰ったらラインで先に知ってた父が
私の顔を見ておめでとうと言うと、
父とお留守番して遊んでいた息子は
なんでおめでとうなの?って不思議そう。

ママのお腹に赤ちゃんいたんだって
と父が伝えると、
息子が私のとこにすぐ飛んできた。

そして、
はにかんだようななんとも言えない表情で、
でもとっても嬉しそうな顔で、

「ママ、おめでとう!
赤ちゃんお腹に来てくれてよかったね!
とってもとっても嬉しいね!」
とお腹をすごくすごく優しく、
なんどもなんども撫でてくれた。

前のことも息子は覚えていて、
ふとした時に、
「赤ちゃんいたのにいなくなって悲しかったね、またきてくれるといいね。」
と言っていたので、
心から息子が喜んでくれてることが伝わってきて胸がいっぱいになった。
もちろん、泣いた。


ママのお腹に赤ちゃん来たんだよーって、
家族や、電話先のパパやお義母さんにも嬉しそうに伝えてた息子。

その頃、息子のカレンダーにその日いちばん忘れたくないことを記していたのだけど、
今日のいちばんの忘れたくないことは?と夜聞くと、
ママのお腹に赤ちゃんきたこと!
と言って赤ちゃんの絵を描いてくれていた。

そしてその日から、
お風呂や布団の中で、
嬉しいねーと言いながらおなかをなでてくれた。

朝目が覚めた後は布団の中で
「ママがまだ寝たかったら○○も布団の中で待つよ、ママがおきたい時に起きていいよ」と気遣ってくれた。

何かを食べるたびに、
「2人分食べなきゃだめだよ!」
と注意までしてくれた。

ことあるごとに、
いつ生まれるの?
早く生まれて欲しいな。
と聞いてきた。

5歳になる頃にお兄ちゃんになるね。
と伝えながら、
今の息子ならとても優しいお兄ちゃんになるなぁなんて、
早く兄弟を作ってあげたかった私は、
微笑ましい未来を想像していた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?