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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
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2020年6月の記事一覧

感謝されているうちは、誰かのために行動するのは辛くない。でも、多くの人はいろんなことが当たり前になり、感謝し続けられなくなっていく。だから私は誰かのためになることも、必ず「自分のためにやっている」を作っておく。感謝されないことに不満を持つなんて、そんな悲しい結果は招きたくないから

作業するときの頭の使い方をとても意識する。できるだけ同じ使い方をまとめた方が効率がよい。例えば、パワーポイントの構成を考えることと、文字の配列やデザインを決めること、中身の文章を作ることは頭の使い方が違う。それをすべて同時にやると著しく効率が下がり、出来上がりのクオリティも下がる

文章はデザインなどに比べて一目でわからない分、優劣が判別しにくく損かもしれない。ただ考えてみたらイラレのような「道具の進化」にほぼ左右されず、腕一本で勝負しているようなもの。成果物は、日本語ができれば誰でも手を加えられる至極あいまいなもの。それでお金をいただけるのはある意味すごい

何かを覚えたばかりの頃、やり始めたばかりの頃は、ものごとを多面的に見ていくので気づきが多い。そのときに頭に浮かんだ構造というのは、何かしら記憶にとどめておくといい。長く続けていくうち、多面体だったそれは球体になっていき、体に染み込み、構造がわからなくなってしまう。あたりまえの怖さ

好き嫌いがあるのはとても強い才能だ。好きと嫌いの境目が自分の中にしっかりとあり、その繊細な違いに気がつけるのだから。好きなものに近づきたければ、優れた「見る目」を自分に使い、作るものを軌道修正していけばいい。ただし「厳しい目」としてハードルを上げるのはご法度。上手に使っていきたい

当たり前にあるものの価値は、つい忘れてしまう。忘れてもなくならないならそれでいいのかもしれない。例えば、わが子が私からの愛を忘れてしまっても、必要な時に思い出してくれればいい。でも、当たり前だと放置したら消えてしまうものもたくさんある。維持するためには、その価値を忘れてはいけない

自分の能力によって人助けをしたいとして、遠くの誰かではなく周囲の人から幸せにした方がいいと思っているのだが、その理由は何だろう。近しい人を幸せにする方が経験による学びが多くて緻密。お金以外のやり取り(交換)がたくさん起こるし、本質的な気がする。お互いにかけがえのない人になりやすい

移民が多い地域では「伝わらなくて当たり前」のスタンスで多くの人が生きているらしい。私は、母国語でしかコミュニケーションしていないのに「もっとわかってほしい」という欲求に、いやというほど気づかされる。言葉が伝わらない世界で生きるのってどんな気持ちなんだろう。私は贅沢すぎるのだろうか

原稿を書くのは料理に似ている。私が料理するときの姿勢は、素材のよさを生かして、調味料や調理法をできるだけシンプルにすること。栃尾スペシャルのこってりソースをかけたり、代々続く秘伝のたれを使ったりしない。その場その場で素材に向き合い固有の特徴を見極めたいから、即興の要素が強めになる

ひたすらに自分の話を聞いてほしいという欲求に気がついてしまった。「私の話に延々と興味があって、ずっと的確な質問を投げ続けてくれる完璧な人がいない限りこの欲求は満たされない」と卑屈になりそうになるも、きっとそうではないんだろう。話ができる何人かを見つけることで、きっと私は満たされる

雨の日には雨の日なりの美しい姿がある。晴れの日にかなわないとか思っても仕方ないし、晴れてるフリなんてしなくていい。美しく見せるために仮面をかぶるのではなく、自分をそのまま表せばいい。そのためにはやはり、自分のいいところをちゃんと知るところから。花ではなくて、人のことを言っています