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【第5回】イランの絵本と靴下展、開催中!

(この記事はnoteマガジン「だれも知らないイランの絵本を日本で出版する話」の第5回目の記事です。)

こんにちは。みしまです。このたび、はじめての翻訳絵本『ボクサー』を刊行することができました。

◆刊行イベント、開催中!

原宿にある絵本の読める喫茶店SEE MORE GLASSさんで、イランの絵本と靴下展 vol.2 〜『ボクサー』刊行記念〜を開催させていただけることになりました。『ボクサー』の訳者 愛甲恵子さんのユニットであるサラーム・サラームさんと、イランの手編み靴下を紹介・販売されているOKKO YOKKOさんの展示会に、お邪魔させていただく形で参加しております。

イランの絵本と靴下展 vol.2 『ボクサー』刊行記念
2021年12月12日(日)~ 27日(月)
休み:火曜日と土曜日
12:00〜18:00
SEE MORE GLASS
150-0001 渋谷区神宮前6-27-8京セラ原宿ビルB1F
03-5469-9469
https://lit.link/seemoreglass

SEE MORE GLASSさんは、愛甲さんの活動を深く知るきっかけになった場所でもあり、私にとっては想いのあるカフェです。そんな場所で、刊行イベントを開催させていただけることを、とてもうれしく思いました。

◆イベントの準備に奔走…

『ボクサー』の著者 ハサン・ムーサヴィー氏の、色彩豊かで迫力のある絵を皆さんにも感じてほしくて、会場の壁にパネルを展示することにしました。

絵本のストーリーを考えながらどのシーンを選ぶか…。私は最初、直感で自分の好きなシーンをピックアップしてしまっていましたが、それではダメだと気づきました(笑)。制作メンバーからのアドバイスで、ストーリー展開や、構図と色見のバランスを考え、慎重に7枚の絵を選び直しました。

仮印刷した絵をスチレンボードに仮張りして、配置などを確認しています。

実際の飾り付けは、制作メンバーが活躍してくれました。会社として、このようなイベントを開催するのは初めて。パネルを展示しようとは決めたものの、どのような業者に頼むのか、また備品は何がいるのか…。いろいろと悩んだり、試したり、試行錯誤の連続でした。

お客さんの目線を考えつつ、高さを確認。

◆イベント開催中のSEE MORE GLASSさんの店内の様子

会場の壁には、絵本『ボクサー』からパネルが7枚ずらり。なんといっても、1枚目の拳のパネルの威力!パンチの力強さが伝わってきますね。

SEE MORE GLASSさんの壁に並ぶ『ボクサー』のパネル

絵本のほかに、ポストカード、缶バッジ、トートバッグなどのグッズも用意しています。

ポストカード、缶バッジ、トートバッグなどのグッズも!

『ボクサー』の原書(モシュト・ザン)も販売しています。ぜひ見比べてみてくださいね。

原書『モシュト・ザン』も販売中。
ペルシャ語の文字の並びがデザインのように美しく感じます。

日本語版の『ボクサー』の冒頭は、次のように始まります。ボクサーは、打って、打って、打った。

ボクサーは、打って、打って、打った。

ペルシャ語で、この部分は次のように発音します。

モシュ・ザン、
モシュ・ミザドォ、
モシュ・ミザドォ、
モシュ・ミザ

https://twitter.com/salamx2/status/1470013170219896835

とてもリズムがいいのですよね。声に出して読みたくなるテキストです。

さらに、『ボクサー』の著者ハサン・ムーサヴィーさんの別の絵本『笑ってたバナナ』も、ぜひ手にとってみてほしいです。愛らしいゴリラのお話なのですが、ページをめくったときに現れるゴリラのフォルムに、思わずうなってしまいます。ボクサーに通じるものがあるような気がします。

『笑ってたバナナ』ハサン・ムーサヴィー作


◆シャベ・ヤルダーのインスタライブが開催されます!

昨年に引き続き、私が楽しみにしているのが、サラーム・サラームの愛甲さんとOKKO YOKKOさんによるシャベ・ヤルダーのインスタライブです!

シャベ・ヤルダーとは、イランで冬至の前夜を祝うお祭りです。長い長い夜が終わり、光が訪れるのを祝うお祭りだそうですよ。スイカやザクロなどの赤い食べ物を食べるようです。赤は太陽を象徴しているとのこと。

シーモアグラスさんでの「イランの絵本と靴下展 vol.2」は27日(月)まで開催されています。ぜひ、足を運んでいただけるとうれしいです!

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