血液検査でわかる!肝臓の簡単チェックと対策方法を伝授!
こんにちは!
不調を運動で改善するトレーナー、林大地です!
普段は不調を改善し美ボディを作るためにトレーニングと栄養指導を行っております。
以前、『賢いアルコールの飲み方』でアルコールをうまく付き合う方法をお伝えしました。
アルコールを分解するために時間がかかるので、その間が太るゴールデンタイムだよ!という話でした。
アルコールとうまく付き合っていければよいのですが、飲みすぎると太る以外にもカラダ、特に肝臓に負担がかかります。
今回はアルコールを飲みすぎると負担がかかる肝臓に注目して、採血結果をもとに自分でできるチェック方法をお伝えします。
春に受けた健康診断の結果を手元に用意して読み進めていってください!
採血の結果から病気の診断をするのではなくて、今の自分の健康状態を知れるようになりましょう!
今回に内容はちょっと難しいかもしれませんが、自分で採血結果が分かるようになると、自分のカラダへの向き合い方が変わるはずです!
肝臓の3つの働き
今回、注目する肝臓には3つの働きがあります
①食事で摂取したものをカラダで使いやすい状態で貯蓄したり、エネルギー不足時には供給する働き
②アルコールや薬物などを、カラダに悪影響を及ぼさないように無害化する働き
③胆汁を作ったり、分泌する働き
胆汁とは脂肪を乳化(水に溶けやすい状態にすること)したり、タンパク質を分解しやすくなる働きがある物質です。
アルコールを飲むと、肝臓の中でも②の働きが活発になり負担が多くかかってきます。
肝臓の負担は目に見えないので、採血結果からチェックしていきます!
次から、実際の採血結果と照らし合わせて見ていきますので、お手元にご用意ください!
ALT(GPT)で初期の炎症をチェック
ALTの基準値
男性 8〜42 IU/L 女性 16〜27 IU/L
ALTは肝細胞にのみある細胞です。
肝臓が炎症などでダメージを受けると、ALTの数値は上昇します。
肝臓ちょっとでもダメージを受けていると、上昇しますが、ダメージを受けていないのに上がるということはありません。
しかし、ALTだけでは評価は不十分なので、他の項目もみていきましょう。
AST(GOT)は炎症の進行を示す
ASTの基準値
男女共通 13〜33 IU/L
ASTも肝臓の細胞に多く含まれており、ALTが上昇後もさらに炎症が進行するとASTが上昇し始めます。
ASTが高い値だと、炎症は初期状態ではなく、進行した状態であることを示します.....
数値としてはALTの数値を、ASTの数値が超えると、肝臓の炎症はかなり進行していることになります。
脂質の処理能力を示すコリンエステラーゼ
コリンエステラーゼの基準値
男性 200〜465 IU/L 女性 180〜355 IU/L
コリンエステラーゼは肝臓の脂質の処理能力を示しています。
コリンエステラーゼが上昇していると、脂肪肝の可能性が高くなります。
*あくまで、可能性なので、脂肪肝の確定診断は医師がエコーで行います。
コリンエステラーゼが上昇している時に疑う食習慣
脂質が多い、肉や魚、油が多い食品、乳製品の食べ過ぎ
過剰摂取で肝臓内で脂質に変わる、炭水化物や果糖を含むお菓子の食べ過ぎ
食べ過ぎはよくないよーってことです。
処理しきれない分は、結局脂質に変わってしまいますからね笑
解毒に関係しているγGTP
γGTPの基準値
男性 0〜50 IU/L 女性 0〜30 IU/L
γGTPは肝臓での解毒作用に関係する酵素です。
γGTPが上昇していると、肝臓の炎症、肝臓の細胞の破壊されていることを示しますが、先ほどのASTやALTで分かりますので、あまり重要ではありません。
それでは、γGTPって採血の中でも重要じゃないの?となるわけでなくて、γGTPから分かる情報は、食事管理・コンロールする上でかなり重要です!
γGTPが上昇している時に疑う食習慣
アルコール処理能力を超えた過度の飲酒
果糖が含まれるお菓子の食べ過ぎ
採血の結果は正直なので、お酒の飲みすぎ、お菓子の食べ過ぎはこの数値みれば分かるかんです!
ALT、ASTで肝臓に炎症があるかをチェックして、コリンエステラーゼとγGTPで何を食べすぎているかをチェックするということです!
4つの項目から健康状態を推理
ALT、AST、γGTP、コリンエステラーゼの数値を見るだけで、カラダの状態・日々の食生活が分かってきますね。
さらに、カラダの状態を詳しく知るためには、それぞれの項目を組み合わせてチェックしていきます。
ALT、AST、コリンエステラーゼ、γGTPの順にチェックしていきます。
①まずはALTのチェック
もし、基準値より高ければ、肝臓に炎症があると予想してASTをチェックします。
基準値以内であれば、肝臓の炎症はないんではないかと予想してASTをチェックします。
②ALTの数値がどうであれ、ASTもチェック
ALTが基準値よりも高く、ASTが基準値以内なら肝臓の炎症の初期、ASTが基準値より高ければ肝臓の炎症が進行していることがわかります。
ASTの数値がALTの数値を超えている場合は、肝臓の炎症がかなり悪化していることを示すので、医療機関の指示に従ってください。
ALTが高くて、ASTも高いと肝臓はなんらからのトラブルがありますよ、というのが分かります。
ALTが基準値内だった人の場合、ASTも基準値内であれば肝臓の炎症はないと判断できるので、コリンエステラーゼのチェックをします。
ALTが基準値内だったが、ASTは基準値より高かった人は、肝臓の炎症はないが、運動による筋肉の炎症が、過労、不眠などがある可能性があります。
そのような方は、栄養指導よりも休息をしっかりとったほうがよいです。
ALTもASTも基準値内であれば、コリンエステラーゼのチェック
ALTもASTも基準値内であれば、肝臓の炎症はありません。
コリンエステラーゼの値をチェックして、それも基準値内であれば脂肪肝の可能性も低いので、肝臓の状態としては良いのではないかと考えらえます!
ALT、AST、コリンエステラーゼ全てとも基準値内だった人は今の食生活を続けていきましょう!
反対に、コリンエステラーゼが基準値より高かった人は脂肪肝の可能性があります。
脂肪肝は食べ過ぎでなります。
でも、なんの食品を食べすぎているかまでは分かりません。
心当たりがあるなーって人はいるかもしれませんが笑
そこで、最後にγGTPのチェックをします。
γGTPは最後にチェック
ALT、ASTが基準値以内で、コリンエステラーゼが基準値よりも高い、脂肪肝疑いの方は、ここでγGTPの値をチェックすると何が食べ好きか大体わかります。
ALT、ASTがともに基準値よりも高く、肝臓に炎症がある方も、ここでγGTPの値をチェックすると何が食べ好きか大体わかります。
脂肪肝であれ、肝臓の炎症であれ、肝臓には負担がかかっているので、何が食べ過ぎが原因かを明らかにしましょう!
血液データは嘘はつきませんよ笑
γGTPが基準値内であれば、脂質が多い肉や魚、油が多い食品、乳製品の食べ過ぎが疑われます。
γGTPが基準値より高いと過剰摂取で肝臓内で脂質に変わる、炭水化物や果糖を含むお菓子の食べ過ぎが疑われます。
採血データから肝臓の状態を知るポイントのまとめ
AST、ALTの数値を見ることで、肝臓が炎症しているかどうかを知ることができる。
コリンエステラーゼの数値を見ることで、脂肪肝の可能性があるかどうかを知ることができる。
γGTPの数値を見ることで、何を食べすぎているのかを知ることができる。
今回は、ちょっと難しい内容でしたが、自分で血液データを解釈できるようになると、日々の生活を気をつけるポイントが分かります。
もし、わからない部分などがあれば、コメントや、Line@から聞いてください!
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