初海外ひとりドイツ1ヶ月③
シリーズ第3弾。ようやくドイツ語学校での4週間コースの入り口まで来ました。スタートの頃のお話を少し。
堂々の超初級コースからスタート
大学2年の夏休みを利用して渡独してきたわたしは、大学で"一応"ドイツ語を習っていた。外大でもなく専攻でもなく、ただ第二外国語の授業でゆるゆるやっていただけだ。それでも授業内容はバッチリ理解できていたし、成績もいい方だったと思う。ただ、実践的なことは何一つしていなかった。おかげで初日の面談は撃沈で、筆記試験は受ける必要すらなかった。(前回記事を参照) https://note.com/emirafish/n/n4cd9948f40b9
というわけで、超初級コースへ。正直クラスなどどこでもよくて、ほんとただ流れに身を任せていただけで、何もしてなくても楽しかった。一人でドイツに来てとりあえず順応している!ということに感動していた。意識の低さよ。
クラスメイトの半分は日本人
超初級コース(当時はG-1という呼び名、今でいうところのA-1)は9人で、その半分は日本人だった。そもそもなぜか日本人の生徒が多い学校で、それもあってこの学校を選んだんだった。なんせ初海外で、やっぱりビビってたんで。言葉が通じる安心感がある。それでもよくありがちな、『日本人ばっかで集まっちゃって日本語ばっか話してたー』ってことはなかったと思うけど…、いや、どうだったかな。
ずっとドイツ語という環境
当たり前だけど、授業は全てドイツ語。文法の説明も全てドイツ語。先生がドイツ語以外を話すことはまずない。生徒が理解できていなそうな時も、あくまでもドイツ語で丁寧に説明してくれた。
正直、授業の内容は大学ですでに習った内容であったりして、十分理解できた。ただ、知らない単語がバンッバン出てくる。発音をカタカナでメモするヒマはない。もう頭に叩き込んでいくしかない。
徹底的に聞く&話すを実践できる場であって、信じられないほどのスピードでドイツ語が上達しているのが自分でわかるほどだった。
放課後は図書室へ
放課後は小さな図書室へ。一応そこにネットができるパソコンがあって、みなそこからメールを送ったりしていた。なんせ20年近く前の話で、スマホなど世に存在しなかった頃の話だ。日本語でメールを書くことができなかったので、ローマ字で送ったりしてた。(懐かしいなぁ)
もちろん、図書室では勉強してたよ。リスニング用の教材(CD)を聞いたり、ドイツ語で書かれた漫画を見てみたり…パラパラするだけで内容は一向に頭に入ってこないんだけどね。なんせ超初級コースなので、どの教材も難しく見える。へへ。それでも図書室で勉強するのは楽しかった。その日の宿題をやったりしてね。
そんなこんなで1週間もすればドイツ語学校生活にも慣れ、ぎこちなかった笑顔もいつのまにか自然に笑えるようになっていた。クラスメイト&ルームメイトに感謝。
がしかし、ドイツに来て2週間。忘れられないあの事件が起こった…
続く
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