ベジタリアンになった理由 Vol.2

私は、広島の被爆3世で、生まれ育ちは神奈川。
広島育ちではないため、いくらかマイノリティの自覚は小さい頃からあった。
母は関東の生まれなので、広島の被爆2世と結婚するとなった時、
子どもをつくって大丈夫なのか?という不安はあったというし、
周りからも心配されたそうだ。
事実、私は新生児黄疸が重くなり、交換輸血を行い
両耳に中等度の難聴が残った。
もう子どもはつくらないで、と母に祖母は言ったらしい。
心配するのは、もう勘弁して、と。

そういう話を聞いていたので、
せめて菜食をすることで
からだの自然治癒力や、自浄能力が活性化するような
実感があれば良いと思った。
それも、菜食を続けるモチベーションにつながっている。

原子力、つまり地球の核のエネルギーの
ネガティブな部分の人体への影響は、
いまなお、現在進行形で、
人類は答えを出している過程にあると言って良いだろう。

いくつかの例はあれ
明らかに原子力エネルギー由来の物質による
からだへの影響による◯◯…ということは
「個人の体感です」の言葉で片付けられるような
曖昧なものでもあると、私は思う。

東日本大震災の時の、原子力発電所の件で
「私の娘は、子どもを産むことはできますか?」という、
小さい娘さんがいらっしゃるのだろう方の言葉。
広島の被爆3世の私にも、他人事ではなかった。
まだ、その答えは出せていないのだと思った。

ただ、菜食を始めた時に、手にした本に
「日本の伝統的な食事に基づいた、自然治癒力を引き出す食事法」
である旨が書かれていて
日本人のポテンシャルを引き出す食事が菜食なら
やってみようと思ったのだった。

乗り越えられない試練は、降りかかって来ないのなら
答えが出る日は来る。
せめて私も、生きてみようと思っている。

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