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30代イギリス大学院留学・勉強楽しい!Term 2編

こんにちはEmiです。前回の記事から1年以上も経ってしまいましたが、今回はTerm 2の授業内容についてご紹介します。

2020年11月のイギリスにおけるセカンドロックダウンの影響を受けて、2021年1月に一度休学して帰国。運良くイベント関連のお仕事を見つけてそこで経験を積み、1年たって復学した形になります。

イギリスに戻ってきて約3週間。イギリスではコロナ規制はかなり緩くなってきており、1年前とは全く違った街の様子を楽しんでいます。授業も今学期から全て対面になっているので、去年に比べて格段に早く友達ができました。

コースメイトの構成はイギリス人3名、EU3名、中東4名、アジア私を入れて3名という構成。EU2人、US1人、中東2人、アフリカ1名残り半分はイギリスという構成だった去年に比べてインターナショナル生の比率が上がっていました。何より初のアジア人のコースメイト。おやつを分けてもらったり、お料理を作ってもらったり(もらってばっかり笑)、やっぱり私はアジアの味付けが大好きだなと思いながら食事もおしゃべりも楽しんでいます。

さてさて2学期のモジュール構成はこんな感じです。

1.Event Design and Management

・授業スタイル:週2時間の授業+イベント企画・運営のグループワーク
・授業準備:Reading 1本 /週 (読まなくても大丈夫)
・課題:企画プレゼン(0%)イベント運営(50%)・Essay 2000 words(50%)
・教授:3名(イベント専門2名・プロジェクトマネジメント専門1名)

イベントデザイン・マネジメントについて、risk assessment やstakeholder management など週ごとにテーマに沿って学びつつ、その集大成として実際に参加者100人以下の規模のイベントを企画・運営し、その振り返りをessayとして提出するという仕立てになっています。

私は大学を卒業したばかりのブリティッシュガールズ3人と一緒に”Women's empowerment" をテーマにしたイベントの企画をしています。Self-defenceのレッスンなどを組み込みつつ、数名のスピーカーにお越しいただけるよう奮闘中です。 人数の関係で自然とこの3人とやることになったのですが、言語の壁、カルチャーの壁、ジェネレーションの壁と本当に壁だらけ。笑 分からないことは素直に聞く、をモットーに頑張っています。

テーマが4人とも当事者となれる強いものなので、良いイベントになるんじゃないかなと期待しています。私も彼女たちよりも10年ほど先に社会に出た女性の一人として、メインターゲットとなる20代前半の女性たちに伝えられることは何か?考えながら進めています。実際にスピーカー候補の方にメールで依頼文を書いてみたりしつつ、実践的な学びを楽しんでいます。

2.Marketing for Tourism, Hospitality and Events

・授業スタイル:週3時間の授業
・授業準備:Reading 1〜5本 /週 (必須の事前予習はなく、授業後に興味のあるものを深掘りして読んでみてねというスタイル)
・課題:Essay 4000 words(任意のDestination or event organisation についてマーケティグレポートを書く)
・教授:1名

この授業はEvent management に加え、Tourism management, Hospitality management, Sports Business Managementの生徒も受講しているようです。いかにターゲットの人々に「その場所を訪ねて貰うか」という視点のDestination marketingの授業です。

授業内でケーススタディ的なプレゼンをしたり、みんなでワイワイしながら進んで楽しい授業です。この授業は教授の都合もあり2週ほど遅れてスタートしたので、今後どんな展開になっていくか楽しみにしています。

3. Research Methods for Master's Degrees

・授業スタイル:予習用動画(20~50分程度)+週3時間の授業
・授業準備:Reading 1〜2本 /週 (教授からの問いあり)
・課題:Literature Review 2000 words (40%), Research Proposal 3000 words (60%) 
・教授:3名

修論の準備のためのモジュールです。正直、研究のお作法を学ぶのがこんなに難しいとは想像していませんでした。英語でも日本語でも良く意味が分からない専門用語がたくさん出てきます。そのためこの授業はかなりしっかり予習をしています。授業は予習した内容をもとにグループで議論したりプレゼンを作って発表するような内容です。実際に自分が修論で扱いたいテーマの論文を使ってメソドロジー(方法論)などについて分析していくのでかなり実践的です。

これからResearch Proposalの作成に入っていくので、そろそろ修論のResearch Questionを決めなくては、とコースリーダーの先生と面談の予定を組みました。修論は多分学生側がどんどん主体的に進めていかなくてはならないのだろうなと感じているので、このモジュールがお尻を叩いてくれています。

4.Digital Marketing (Optional)

・授業スタイル:週3時間の授業
・授業準備:Reading 1〜2本 /週 (教授からの問いあり)
・課題:個人プレゼン(15 min), Essay 2000 words (50%) (任意の企業・プロダクトのデジタルマーケティングの分析内容をプレゼン。その後、同テーマに対して4つ以上のacademic literature を用いて批判を行ったEssayを提出する)
・教授:3名

かつて新卒入社一年目の時にはデジタルマーケのコンサル営業のようなことをしていました。そのため基本的な知識はあると思っていたのですが、10年も経てばトレンドが大きく変わっているし、一次情報となる研究ペーパーを読んだことはなかったで新しい発見が多いモジュールです。あと現役大学生の生のSNSに対するリアルな意識・言葉遣いなどが垣間見えるのも面白い。

こういうザ・ビジネスなモジュールはケーススタディの会社選びがとても重要だと思うので、どこを選ぶが悩み中です。Term 1の時のストラテジーレポートは日系企業を選んだので、今度はグローバル企業に挑戦してみたいなと思っています。

この授業も事前のReadingをやっていないと授業についていけないのでちゃんと予習しています。授業の1/3程度がReadingした内容に関するディスカッション、それ以外も教授が生徒に発言を促しながら進めていきます。ビジネススクール全体のオプショナルモジュールとなっているので、生徒数は40名以上と私が受けている授業の中で一番多いです。

写真は今住んでいる場所からすぐ近くにあるお店のペイントです。今回は大学の寮ではなく街の中心地にある家の1室を借りています。アクセスが良いので去年に比べて色々なところに出かけられるのも嬉しいです。今回の滞在は約2ヶ月間のみと決めているので、短い期間にイギリス生活を思いっきり楽しみたいと思います!

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