見出し画像

SNSの問題は想像以上に根深い。元グーグル社員「人間性の破滅」

「SNSの問題やトラブルがよく話題になるけど、SNSってそんなに悪いものかな?」

「子供がSNSがやめられないみたい。心配だし、SNSの何が問題なのかを知っておきたい。」

そんな方に向けて書きました。

特に、SNSの制作に関わった張本人たちである、元FacebookやGoogleの社員が警鐘を鳴らしている問題点もあげています。

この記事で、こんなことがわかります。

・SNSのデメリットとメリット
・全員が知らないと危険なSNSの問題点(こちら
・SNSの問題点の解決策・対処法(こちら

よく言われるSNSの問題点・デメリット

おそらく、SNSが全く無害であると思っている人が少ないでしょう。

それほど、これまでにSNS(インターネット)については問題点が指摘されてきました。

新しい技術への対応が遅れがちな政府でも、SNSの問題点について呼びかけています。

では、SNSの何が問題だと言われているのか?を振り返ってみましょう。

子供の外で遊ぶ時間が減っている

SNSの問題点を指摘する場合、よく「子供への悪影響」が話題になります。

スマホやタブレットなどの画面ばかりみていて、子供が外で遊ばなくなっている

テレビゲームが普及した時も、これがよく問題になったのではないでしょうか。

しかし、子供にとってのSNSの悪影響はこれだけではありません。

コミュニケーション能力の低下

子供へのSNSの悪影響を心配する親の声として、コミュニケーション能力の低下もよく挙げられます。

面と向かって人と会話する機会が減ることで、コミュニケーション能力が落ちているというのです。

短文をやり取りすることに慣れている子供たちは、面と向かって話をするのが苦手になります。

また、相手の表情を読み取る力、自分の言いたいことをうまく言葉で表現する力も低下します。

これはもちろん、SNSを使う大人にも当てはまります。

いじめや誹謗中傷が起こりやすい

子供へのSNSへの悪影響でよく問題になるのが、いじめや誹謗中傷です。

SNS上で特定の人を傷つける発言をしたり、いじめたりするものです。

インターネットの匿名性のため、悪意を持った人がそうした行為をしやすくなっています。

また、いじめている様子をスマホで撮影してSNSで拡散した人がいて、問題になるケースもあります。

SNSの使いすぎによる寝不足・遅刻など生活への悪影響

スマホを子供に持たせている親御さんは思い当たるところがあると思います。

子供が夜中までSNSをみ続けて、寝不足になったり、遅刻したりする問題があります。

大人にも、もちろん同じことが起きています。

フェイクニュース

2016年のアメリカ大統領選挙の際によく問題になっていた、「フェイクニュース」です。

ニュースは、それが目を引くものだったり、恐ろしかったり、インパクトがあったりすれば、本当でも嘘でもすぐに広まります。

フェイクニュースは、多くの場合本当のニュースと見分けがつきません。

しかし、一度拡散すれば本当のニュースのように人々に信じられてしまいます。

炎上

よくSNS上で話題になる炎上も、SNSの問題点の一つです。

多くの場合、一人の人物や特定のグループを、集団と化した他の人々が寄ってたかって袋叩きにするというものです。

またもやインターネットの匿名性が災いし、SNSでは悪口や暴言を吐きやすくなっています。

炎上した(攻撃を受けた)人は、精神的に追い込まれてしまうケースもあります。

個人情報が盗まれる・晒し

SNS上に名前、誕生日などの個人情報を載せている人は少なくありません。

Facebookなら実名が原則ですし、学歴、居住地、家族構成、友人関係まで簡単にわかります。

それ以外のSNSでも、投稿した内容、写真、位置情報などから多くの情報がもれています。

アカウント乗っ取り・なりすまし

アカウントの乗っ取りやなりすましは、LINEやFacebookで、私の周囲でもたびたび起こっていました。

何らかの手口でログイン情報を推測したり盗んだりして、なりすましたい人の名前や写真でアカウントを作成するものです。

彼らは、その人の知り合いにSNSを通じて連絡をとります。

相手を信用させて、ギフトカードを購入させてお金を騙し取る詐欺の手口もあります。

AIに人間の仕事が奪われる

SNSとAIと聞いて、すぐにピンとこないかもしれません。

SNSで使われている技術は、自分で学習して日々賢くなっていくAI(人工知能)に支えられています。

AIといえば、「10年後にはAIに仕事を奪われる」といった話題をよく聞きます。

SNSのメリット

これまで、よく問題だと言われているSNSのデメリットについて説明してきました。

その一方、SNSにはもちろんみなさんが実感しているメリットもあります。

今一度、SNSのメリットを確認しましょう。

災害や臓器移植などの支援を見つけやすい

SNSのプラスの面として大きいのが、災害や臓器移植などの支援の呼びかけに非常に効果的なことです。

実際にそういった事例で効果が上がっています。

SNSの特徴である、すばやく拡散しやすいことを利用した、SNSの有意義な使い方と言えます。

長年音信不通だった家族や友人と再会できる

SNSの素晴らしいところは、長年会っていない、所在のわからない家族や友人と数十年ぶりに再会するのに一役買っているところです。

インターネットが普及してからも、SNSが今ほど身近で誰もがスマートフォンを持つ時代になるまでは、この奇跡は起きづらかったでしょう。

それほど、これまでになくSNSによって人とつながりやすい時代であると言えます。

顧客開拓や販売促進に有効

多くの企業やインフルエンサーなどが、SNSを積極的にビジネスに活用しています。

これは「SNSマーケティング」「ソーシャルメディアマーケティング」と呼ばれ、あらゆる業界で広く行われています。

実際に、フォロワーを集めて宣伝活動を行うことで、商品やサービスの販売に結びつけることができます。

しかも、テレビや新聞、街頭広告などと違い、SNSは無料で使えます。

集めたい情報が集めやすい

ツイッターなどでニュースのアカウントをフォローしている人も多いと思います。

SNSのメリットは、集めたい情報を1箇所に集めて、自分の見たい時にチェックできる点です。

これと同じことを他のメディアでやってみるとどうでしょうか。

テレビだと一度に一つのチャンネルしか見ることができません。

新聞だと各社の新聞を一部ずつ買うか、定期購読するかしかなく、費用も古新聞もかさばります。

SNSは、こうした問題を全て解決し、好きな情報を好きなだけ、好きな時間に、リアルタイムに得ることができます。

本当のSNSの問題点

さて、SNSにはメリットもデメリットも両方あることを確認しました。

しかし、これまで挙げてきた以外にも、SNSにはもっと重大で根深い問題があります。

元GoogleのGメールの開発担当だったTristan Harris(トリスタン・ハリス)は、現在のSNSを取り巻く環境をこう表現しています。

人間性のチェックメイト(人間性の破滅)

これではよく意味がわからないと思うので、以下のリンクより動画をご覧ください。

(字幕の設定は、設定→字幕→自動翻訳→日本語を選択)​

これは「The Social Dilemma(ザ・ソーシャル・ジレンマ)」というNetflixのドキュメンタリーの予告編です。

動画と続きはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?