巻き込み力を身につける
自宅にて音楽教室をやってます。
音楽教室の最大のイベントといえば、発表会。
人前で発表する経験は、何物にも変え難い経験です。
しかし個人で音楽教室をやっている身からすると、1人でイベントを開催するのは大変な事です。ホールの保安、受付、司会進行など、講師業の他にもやらないといけない事が多いので、お友達の講師仲間と協力してやっています。
そしてないとできないのが、家族の協力。
発表会の期間は、子供の相手や家事もおろそかになりがちなので、特に夫の理解と協力は必要不可欠。
私の夫は、音楽とはかけ離れた分野の仕事をしており、音楽を習った経験もありません。
コロナ禍の間、発表会を開催する事に、夫婦の間で意見が割れました。できるだけリスクは回避した方が良いのではないか。そもそも発表会って、そんなに必要な事?
とまで言われました。
そんな意見を押し切り、少人数入換制で、消毒・換気をこまめにして開催しました。(今では、やって良かった!と思っています)
そんな経験や…
ある年には、あるトラブルが起きて、精神的に相当なダメージを食らってしまい泣き出す寸前の帰りの車の中で、夫からのさらなるダメ出し。
まさに泣きっ面に蜂状態でした。
そんな事が発表会を開催する度に度々起こり…解決法を考えました。
その名も、「夫を巻き込もう大作戦」
音楽教室を運営していく上での悲喜交々を、夫婦の会話の中に少しずつ挟んでいく事にしました。
「こんな生徒さんがいてね…」
「この曲いいよね!?」
「今発表会に向けてこんな準備をしてて…」
また、夫はストレスが溜まると爆発するタイプなので、ストレスを感じてそうな時には、なるべく家事を頼まない、労りの言葉をかけるetc…
その甲斐もあってか?
今年の発表会は、夫が不満の声を口に出さずに、協力してくれました(笑)
もともと私は長女気質なのか人にものを頼むのが苦手なタイプです。迷惑に思われたら嫌だな…と思い、だったら自分1人でやろうと思いがちです。
でも、思い切って頼んでみると、意外と人って好意的にやってくれたりします。反対の立場だと、頼られて嬉しいと思う事もありますよね。
頼ってばかりでは駄目でバランスが大事だと思いますが…
人との関わりを、もう一歩踏み込む勇気が持ててきたのか、図々しさが出てきただけかもしれませんが…頼り頼られる事もコミュニケーションだなぁと思った次第です。
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