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試して失敗して強くなったらいいよ。宿題も、受験も、何もかも。

子どもたちって、大人が思う以上に学校のシステムについてよく考えているし、鋭く見ていますよね。

そして、その上で、頑張ったり、適当に手を抜いてみたり、淡々と取り組んでみたり。

例えば、宿題。

私のオンライン自習室に来てくれる中高生たちも、日々様々な宿題や課題に対しての疑問やモヤモヤをぶつけてくれます。

最近だったら…

  • 教科書の英文をノートに手書きで写す必要ある?

  • 学校課題の問題集で本当に実力はつくの?

  • 課題のせいで試験対策できないのおかしいよね?

  • 宿題をやる意味がわからない自分は変?

うんうん、こんな風に、当たり前に見えることに疑問を持てるのって、素敵なこと!

さらに、宿題のこなし方も、みんなそれぞれ。

タイムアタック!という感じでガーッと宿題を終わらせるのが好きな子も、与えられたタスク(宿題)をひたすらコツコツこなすのが好きな子も、要領よく手を抜くか、やらない!という子もいて、

その子たちが思うように好きに勉強するのを見守る日々です。

ただ、本当はコツコツやりたいのに、環境のせいでできなかったり、苦しそうな子には、乗り越えるお手伝いをちょこっとしたりもします。

「宿題、やってもやらなくても、どっちでもいいよ〜」

さて、中高生たちを見守る上で、宿題に対する私のスタンスは一貫して「やってもやらなくてもどっちでもいいよ〜」です。

彼らはもう子どもではない上に、デジタルネイティブ!YouTubeなどを通して色々な人の視点に触れる機会も多く、学校の先生の意見を素直に聞いて頑張れる子のほうが少ないわけです。

だったらじっくり考えて、色々と試して、失敗なんかもしたりして、自分のペースを掴んでいけばいいのかなぁと思っています。

宿題自体の質の問題もある

もうひとつ、私が宿題に対してユルユルなスタンスをとっている理由は、そもそもの宿題の質のばらつきにあります。

特に公立の中学校は、自分に合った宿題が出されるわけじゃないし、正直、大人の私が見ても、ミスマッチが多い印象です。

簡単すぎ・難しすぎ・多すぎ・変なルール(解答・解説を配らないとか!)… などなど、ツッコミどころが多いのも事実。

そして、必要なマネジメント力が育つ前に、ドッサリ宿題を出されてしまって勉強嫌いになるような子も見かけます。

ですが、このようなちょっぴり理不尽なタスクが与えられることは大人になってからもあることですし、それをどう自分なりに裁くかを補助輪付きで練習する機会にしたらいいのかなと。

本当は、「裁く」必要がないような、子どもたちがそれぞれ自分に合った教育を受けれるようになってほしいと心から願っているのですけどね…。

宿題も、学校も、受験も、色々試して失敗して大丈夫だよ!

さて、こんな風にのんびりしたことを言っていると、

「受験があるじゃん!」
「内申点が!」
「将来常識がない人になってしまう!」

と怒られてしまいそうです(怒らないで!)。

でも、宿題をやらなくて、受験に失敗したり、内申点が下がったり、常識がない人になったりしても、トータルで見たら良い経験であり学びなんじゃないかなぁ…。

例えば、極論ですが、そうならないために、周りの大人が慎重に宿題を管理して、子どもが何か宿題に対して疑問を持ったり、やらなければ、「うちの子、宿題やらない!どうしよう!」なんて言ってたら、子どもはいつまでも勉強に対して受け身のままではないですか?

そうではなく、子ども自身が、「宿題はいやだけど、内申点が下がるから適当に最低限やって提出しよう!」とか、「この単元だけ、苦手だから頑張ろうかなぁ」とか、判断して試しつつ、失敗しつつ、成長できるように見守っていたいと思います。

実際、子どもは大人が思うよりもずっと賢いですし、結構放っておいても、なんとかやるから大丈夫。

大人はどっしりと構えて、子どもたちのゆーっくりな成長を(時々ちょっぴり焦りつつ)一緒に見守っていきましょ〜!

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