もたいえみ

カナダの大学で心理学を勉強したバイリンガルな心理オタク。普段は教育サービス運営や心専門…

もたいえみ

カナダの大学で心理学を勉強したバイリンガルな心理オタク。普段は教育サービス運営や心専門の動画制作会社のお仕事をしています。

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【ヤングケアラー?】私が教育の仕事をはじめたきっかけ〜大人の目を増やしたい〜

元々、在学中に家賃と生活費を稼ぐために、フリーのオンライン英語講師・家庭教師として活動をはじめたのですが、卒業した今でも中高生向けのオンライン自習室+コーチングのお仕事をメインで生活しています。 気がつけば、大学を卒業して、就職もせず、フリーランスで教育サービスを提供して生活しているという、ちょっと特殊な経歴が完成… どうしてこうなったのか、ちょっと考えてみたいと思います。 「気にかけてくれる大人」をサブスクできるサービスが作りたかった。教育系フリーランスとして仕事が成

    • 現実も感情も、受け入れなくていいじゃん。#ALS

      ※数年前の記事のリライトです。久しぶりに発掘したので! *** 重すぎる出来事が人生に降りかかってきた時、本人とその周りの人が簡単に受け入れられることなんて滅多にないのではないでしょうか。 我が家なんて、10年くらいかかりました。今だって完全に受け入れられているか?と聞かれたら曖昧な答えしか返せません。 言葉にならないほど嫌だ思うのが当然だし、できるだけそのことについて考えずに、いつも通りの生活を送りたいはずです。それで良いのだと思います。 感情は遅れてやってくる父が

      • 【心理的安全性】怒られそうな空気の中でなくても、多分成長はできる。

        どんなにアホな質問をしても、緊張して支離滅裂な英語で話しても、とても些細な勉強の悩みを相談しても、微笑みながらプロフェッショナルに対応してくれる。そして教え方もすごく上手! 私がカナダの大学に入って1年目、こんな教授(女性)が講義と実験室の担当で、とても衝撃を受けました。 今まで、私が受けてきた教育って、何だろう??って思うほど、授業に集中できたし、教授にどんどん質問したくなる感じがありました。安心して授業内容そのものに集中できる感じだったのですよね。 どうして安心でき

        • 子どもたちの男女差〜男性脳と女性脳ってあるの?〜

          6月!! オンライン自習室に来てくれる子たちにとっては、ちょうど学年がはじまってはじめての中間テストが返却される時期。 今日も含め、最近はよく一緒にふりかえりをしてます。一緒にテストの反省会をしていてふと思ったこと… 女の子たち、自分に厳しすぎる…!? そして男の子たち、自分に甘めよね…!? ※もちろん例外もあって、これはただの全体の傾向に過ぎません。逆パターンもあるし、どっちでもない子もいます◎ 教える仕事をはじめてから、うっすらこの傾向を感じていたけれど、テス

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        【ヤングケアラー?】私が教育の仕事をはじめたきっかけ〜大人の目を増やしたい〜

          【内向型と外向型の脳】おしゃべりでも大人しくても、居心地良くいられますように。

          雑談って難しいですよね! 私はオンラインで中高生と話す仕事をしているのですが、超おしゃべりな子からおとなしい子まで、さまざまです。 昔は、どの子でも心地よくいてほしいのに、自分と全く違うタイプの子だと少し緊張してしまったり、どんな雑談をどんなトーンでしたら良いのか迷うこともよくありました。 子どもだけでなく、日常生活でも、自分と違うタイプだと、話すときにちょっとだけお腹がキュッとなってしまうのも悩みでした。 そんな悩みを克服していく過程の中の一つに、「内向型・外向型」

          【内向型と外向型の脳】おしゃべりでも大人しくても、居心地良くいられますように。

          子どもたちの「近所のおばちゃん」的存在になりたい、25歳の私。【オンライン自習室】

          「先生、面談ルームに入っていいですかー?」 と、オンライン自習室 (ZOOM) にいる、中学生になったばかりの男の子からのチャット。 「ちょっと待ってね….いいよ、おいで!」 自習室のみんなを見守りつつのんびり事務作業をしていた私は、いそいそとその子を招待する。 この子は、今日はただおしゃべりをしつつ、勉強したかったみたい! ちなみに来てくれたのは1週間ぶり。 学校の話とか、宿題が難しいよ〜とブツブツ言いながら勉強しているその子に適当に相槌を打ったりしながら、お母

          子どもたちの「近所のおばちゃん」的存在になりたい、25歳の私。【オンライン自習室】

          思うように頑張れないのは、頭のスペース不足かも?

          5月はじめくらいから、実は、ほんの少しだけ生活の仕方を変えています。 YouTubeやインスタをダラダラ見る時間が多かった私。 最近はもう、こればっかりになりました…笑 とあるきっかけで知った、COTEN RADIO(コテンラジオ)。経営者目線で語られる歴史が、面白くて面白くて。歴史好きじゃない方こそ、オススメしたいです。そして感想を語り合いたい!! *** さて、 「まちちゃん、COTEN RADIOが好きすぎて、SNS断食しちゃったの!??」と驚かれそうですが、

          思うように頑張れないのは、頭のスペース不足かも?

          試して失敗して強くなったらいいよ。宿題も、受験も、何もかも。

          子どもたちって、大人が思う以上に学校のシステムについてよく考えているし、鋭く見ていますよね。 そして、その上で、頑張ったり、適当に手を抜いてみたり、淡々と取り組んでみたり。 例えば、宿題。 私のオンライン自習室に来てくれる中高生たちも、日々様々な宿題や課題に対しての疑問やモヤモヤをぶつけてくれます。 最近だったら… 教科書の英文をノートに手書きで写す必要ある? 学校課題の問題集で本当に実力はつくの? 課題のせいで試験対策できないのおかしいよね? 宿題をやる意味

          試して失敗して強くなったらいいよ。宿題も、受験も、何もかも。

          負けそうで、泣きそうで、消えてしまいそうな中高生にコーチングは効かない。

          中高生向けにオンライン自習室 x コーチングのサービスを提供しはじめてしばらくが経ちました。 そんな中、見つけたのがこの本。 内容は、基本的なところが多かったのですが、「コーチング」と「カウンセリング」の対比が丁寧に説明されていて、改めてとても勉強になりました。 その中でも自分の中の経験則にピッタリ合ったのがこの部分。 コーチングの前に、子どもたちの話に耳を傾けて、じっくり聴くことって、本当に大切。 「ゴール」を描ける状態にない中高生たちコーチングというのは、簡単に

          負けそうで、泣きそうで、消えてしまいそうな中高生にコーチングは効かない。

          「話さない」のではなく「話せない」子とのオンラインレッスン 【場面緘黙症】

          少し前の記事で、オンライン授業で生徒が反応しない時の対応方法をご紹介しました。 ただ、上記の記事のように、こちら側が話しやすい環境を作っても、生徒側に環境を整えてもらっても、「話せない」「反応ができない」という場合があります。 それは、「場面緘黙症」を持つ場合です。 場面緘黙症とは?場面緘黙(かんもく)症とは、「家などでは問題なく話すことができるのに、学校や職場など特定の社会的な場所では話せなくなる」という状態が続くことを指しています。 「わざと話さないのではないか」

          「話さない」のではなく「話せない」子とのオンラインレッスン 【場面緘黙症】