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私の就活日記「就活で初めて泣いた日」


今日の午前、オンラインでの3時間の1day選考会に参加した。

3時間の中で最大3回面接をし、内定出しまで行う選考会だった。


一次面接後、20人のうち12人が残った。
私も残った。

二次面接後、12人のうち6人が残った。
また残ってしまった。

三次面接後、一人ずつ個別のルームで待機させられて、順番に結果と今後のことを知らされた。


私は合格したけれど、内定はもらえなかった。

まだ業界・企業理解が不足していることを指摘され、午後に人事面談をし、その後別日で最終選考をすることになった。


選考会が終わってエージェントの人との電話の中で、6人中4人が合格し、他の人は内定をもらったことを知らされた。

1日で内定出しまで行う選考会だったはずなのに、なぜ私は合格しただけで内定をもらえなかったのだろうか。中途半端な結果が今後の選考への不安を煽った。


理由は自分が一番よくわかっていた。未来が見えていなかった。


選考会後、別の企業の説明会に参加した後、人事面談をした。

苦痛な1時間だった。何度も泣きそうになった。午前中はあんなに明るくハキハキ話せていたのに。自分がどんな顔でカメラに写っているのか見たくもなかった。

将来どうなりたいのか?

何がしたいのか?

本当にやりたいことは何なのか?

この業界で何をしていきたいのか?


私が今までの数々の面接の中で毎度曖昧にはぐらかしていた部分だった。

将来のこと、やりたいこと、なりたい自分、そういう未来のことを聞かれるのが何よりも一番苦手だ。

見えない未来を、私はうまく想像することができない。想像しようとしても、悪いことばかりが浮かぶ。夢は必ず叶うものではないから、夢を見る時間なんて無駄だと思ってしまう。

今を全力で生きることは得意だし、置かれた状況でベストを尽くすことも得意だ。だからこそ、未来について考えるのが苦手なのかもしれない。


今回の面談は、私が一番苦手で嫌いな部分を根掘り葉掘り聞かれた時間だった。案の定、私は当たり障りのないことしか言えなかったし、曖昧な表現に逃げた。

何度答えても降りかかる質問に、押しつぶされそうだった。涙が出そうになって、必死に堪えた。


結局まだこの状態で最終選考に進むことはできないと言われ、もう一度面談することになった。


面談後、パソコンを閉じた瞬間に、涙が溢れて止まらなかった。

1ヶ月ほど就活をしてきた中で、面接でどんなに突っ込まれても落とされても泣かなかった私が、初めて泣いた。


私に足りない「未来」という部分を的確に指摘され、正真正銘の正論をぶつけられたことが、悔しかった。自分が不甲斐なかった。


これから未来について真剣に考えなければいけないと思うと、久しぶりに憂鬱な気持ちになった。


見えない未来のことをどうやって考えたらいいのだろうか。

これまで探しても探しても見つからなかった「やりたいこと」は、もう一度考えたところで見つかるのだろうか。



明日はまた別の企業の人事面談だ。きっとまた同じようなことを言われるのだろう。明日を迎えるのが怖い。



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