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ことばにしたいこと



私はなんで文章を書き始めたんだっけ。

ふとそんなことを考えた。


私がこのnoteを始めたのは、友達の何気ない一言だった。

「そんなにいろいろ考えてるならさ、文章にすればいいじゃん。noteとか。」


その時、私の心には元気がなくて、いろんなことをたくさん頭の中で考えては消して、また考えては消して、というのを繰り返していた。


私は、感じる全てを言語化しなければ気が済まない人間だ。だからできるだけ自分が感じたものをぴったりのことばで表すために考えつくす。


けれど、考えれば考えるほど、ことばにすればするほど、私は自分が嫌いになった。自分が嫌で嫌で仕方がなくて辛かった。



でも、私はことばにしたものが消えてしまうことを知っている。いくら頭の中で言語化しようとも、音にしなければ、文字にしなければ、それらはいつの間にか記憶から消えてしまう。

私にとってはことばにする辛さよりもそれが消えてしまう怖さの方が耐え難いものだ。だから、私は、感じる全てを私なりのことばにして、書き記しておこうと思った。




朝の音

冬の匂い

愛の色

優しさの温度


私はそういう、自分だけが感じる、些細で繊細で、誰かにとっては取るに足らないかもしれないけれど、自分にとってはすごく大事なものたちをことばにして残しておきたかったんだ。



簡単ではないけれど、できるだけ素直に、正直に、私のありのままを表現していきたいと改めて思った。



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