私の就活日記「5分で終わった最終面接」
16:37、最終面接が終わった。
面接が始まったのは16:32。
たった5分。絶対に落ちただろう。
私が面接官だったら落とす。
何を話したのかも覚えていない。意味のわからないことを言っていたと思う。
就活の軸、ガクチカ、10年後どうなっていたいかを聞かれた。
10年後どうなっていたいかに関しては社長も苦笑いで、自分でも笑ってしまうほど意味のわからないことを言った記憶はある。
淡々としていて、事務的で、きっと忙しいのだろう。そう思ったら考えていた逆質問もできなかった。
今日の面接のために話すことを何時間も考えて練習したのに、一瞬だった。
「あーやってらんない。」
面接が終わった瞬間に思わず口からこぼれた。
志望度が低かったとはいえけっこう落ち込む。
初めて失敗したとはっきり自覚した面接だった。
明日と明後日の面接もこのまま失敗しそうだ。
今日の朝、他に受けている企業から内々定をもらって、少し気分が良くなっていたところでこの大失敗だ。
「毎日幸せとは限らないけれど、幸せなことは毎日ある。」
誰かがそう言っていた。
でもそれは裏を返せば、「毎日不幸とは限らないけれど、不幸なことは毎日ある」ということになる。私が今悲観的だからそう思うだけだけれど。
毎日幸せなことと不幸なことが少なからず1つずつは起こると思う。誰にでも。
でも、その日が幸せだったか、不幸だったかはその比重と割合によって決まる。
私にとって今日は、不幸な日だ。内々定が出たことへの嬉しさよりも、面接に失敗したことへの絶望感とそれによる他の面接への不安の方が大きい。
だから、明日は不幸よりも幸せが勝つ日がいいな。
不幸な今日へのささやかな抵抗として、今日はお酒を飲んでおいしいものを食べよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?