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私の就活日記「私は弱い」


私は自分の弱さを認めて、妥協で就活を終わらせようとしている。

7月末から就活を始めて、8月はそこそこ順調に進んで、保険をかけて受けた企業からの内定を2つもらった。

しかし、9月に入ってからはほぼ全滅で、一次選考すら通らないことがほとんどだった。

面接の回数を重ね、自分のダメな部分を痛感し、悪い結果を知らされる度にどんどん自信を失っていきながら、自分でも気付かないうちに私は疲弊しきってしまった。


そもそも就活をこれほど遅く始めたのは、うつ病と不安障害のせいだった。完全によくなった、立ち直れたと思っていたけれど、私の心はちょっとしたことで弱りやすくなっていた。

就活中良くない結果を目の当たりにするたびに、大丈夫、前向きに、気にしない、考えすぎない、そうやって言い聞かせてきたけれど、どうやら限界だったらしい。

1つうまくいかないことがあると、全部うまくいかない気がして、どんどんネガティブになって、それが面接中にも出てしまって、結局うまくいかない。


私の心はこの負の連鎖に耐えられなかったみたいだ。毎日毎日ばかみたいに泣いて、夜も眠れなくて、ずっと体調も悪くて、心も体もボロボロだ。辛くて辛くて仕方がない。

誰もが通る道で、みんなが当たり前のようにこなすこの就活を、なぜ私は簡単にこなすことができないのだろうか。それも辛い。

私だけが辛いわけじゃなくて、みんなそれなりに苦労しながらこなしているものだからこそ、誰かに辛さを打ち明けることができない。

友達に相談しても、就活しんどいね〜くらいの軽い感じでしか話せない。


辛うじて残っている1つの内定。そこがいいとは思えないし、そこでいいとも思えない。

できることなら納得できる形で終わらせたいから、もう少し就活を続けることが未来の自分にとっては良い選択だと思う。

けれど、今の自分にとって、これ以上就活を続けることは、ただでさえ不安定な精神状態をさらに悪化させることになると思う。


妥協。私が一番嫌いな言葉だけれど、今の私にとってはすがりたい選択肢だ。

私は弱い。弱い自分は大嫌いだけれど、自分が大切だから、これ以上苦しみたくない。

自分の弱さに屈して妥協する道を選ぶことは、本当は死ぬほど悔しいけれど、今の私にはこのどうしようもない辛さと苦しみから逃げることが必要だと思った。



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