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【乳がん】姉が乳がんになったお話【AC】

こんにちは、えみりーです。

私は3姉妹で、2人の姉がいます。
長女は、11こ上で、重度の知的障害をもち実家にて全介助を受けながら生活しています。

次女は、6こ上で、幼少期の頃から長女の介護についての同士みたいな感じで、親からの介護に対するプレッシャーなどある中、心を支えあってきた仲です。

今回は、次女が先日乳がんと分かった時のお話をまとめたいと思います。

姉が乳がんと分かった経緯

姉が母乳をあげている時、胸だけでなく、横脇にもしこりがあることに気づき、気になるからとりあえず検査だけして安心しよ〜という気持ちで検査に行きました。

胸だけだと、おちちが固まっているだけかな〜と思って、おそらく検査しなかったと言っていました。

小さな個人経営の病院にて検査してもらうと、すぐに大きな病院で詳しく検査した方がいいかもと紹介状を書いてもらい、動き出してから2、3週間後に、ステージ2の乳がんだとわかりました。

本人は悲しい気持ちというよりも、まだ幼い2人の子供のお世話どうしよう、生活どうしようという不安な気持ちでいっぱいになったそうです。

乳がんは9人に1人の発症率だそうで、他人事ではないなと改めて考えさせられました。

乳がんと分かった後

姉はすぐに闘病するため、どんなステップで治療していくのか本を読んだり、0才の甥っ子の保育所探しなどに奔走し始めました。

私も姉にどんなフォローができるだろうと試行錯誤する日が始まりました。

これまでの人生で、実家の長女の介護について助けあった仲であり、うつ病発症時には私の心の支えとしてフォローし続けてくらた次女が病気になったことは大変ショックでした。

ですが一番のショックは本人です。

乳がんの死亡率が下がってきたとは言っても、やはり0%ではないと思ったら、死ぬかもしれないと本人の不安は拭いきれないみたいです。

そんな中、事件がおきました。

それは次女と次女の旦那さんとの喧嘩です。

理由は、旦那は保険は調べたのかなどのお金の心配ばかりをして次女に対し質問ばかりをしてくるとのこと。そのお金や保険というワードは、旦那が気になって質問した訳ではなく、いろんな同僚に聞かれたからとのこと。旦那は乳がんについてあまり関心をもってくれない、私(次女)が不安でいっぱいであることを理解してくれない、と泣きながら次女が電話をしてきたのです。

次女は本当に泣かない人で強い人だと私は思っていました。ですがそんな次女が泣きながら妹の私に電話してきたのは相当不安なんだと感じました。

旦那よ、病気の奥さんに質問責めはよくないよ。
もっと病気のこと関心もってあげて。
会社の人からアドバイスもらったから調べただけというのは奥さんに伝わってるよ。

どうにか旦那さんに次女が不安になっていることを伝えたく旦那に連絡しようとしたのですが、それはやめてくれと次女に止められました。

人の気持ちはむずかしいなぁ〜

私(妹)ができること

・姉のお願いやお話は可能な限り聞く
 例:入院中の子供たちのお世話を手伝う

・役割分担できることは、可能な限り引き受ける
 例:保険について調べるなど

・不安な気持ちになった時、いつでも電話で聞く

・私のうつ病時に学んだ不安解消方法などを教えて、なるべく心ケアをする

などをしようと思います。

私がうつ病時に支えてくれた姉の恩返しのためにも、してあげたいなと思いました。

実家との距離の置き方

私はうつ病は経験しましたが、ストレス要因として実家があります。ですので、今の生活は実家から物理的に距離をおき、心を保たせています。

ですが、子供たちのお世話をする際に、実家に帰る必要があり、私のストレスマネジメントが危ぶまれています。

そこで以下のことをすることで、なるべくストレスケアをしようと考えています。

・次女が入院するまでに子供のお世話方法を学ぶ際、実家には連絡せず、ホテルに滞在し、次女だけと連絡する

・次女の入院中、実家での子供たちのお世話が苦しくなったら、逃げ場を今のうちに探しておく
 例:公園、屋内で遊べる場所、次女の家など

・母、父との食事は可能な限り避ける

今のところはこうしようと考えています。
まずは自分の健康を守る。これが最優先ですから。

乳がんが理由による離婚率

次女と旦那が喧嘩して、泣きながら私に姉が電話してきた時、もう姉は怒りがいっぱいで、離婚してやる!などと言っていました。
「旦那さんは今は仕事でいっぱいなんだよ。あまり旦那さんの言葉は気にせず、今は姉ちゃんの治療に専念していいし、姉ちゃんがしたいことを優先していいんだよ〜」と話して落ちつかせました。

かけた言葉が正しかったかはここではさておき、「乳がんが理由による離婚率」って実際どうなのかな〜とふと疑問に思ったので調べてみました。

病気の理解や協力が家族に強いられるため、そういう理由で高くなるのかな?と漠然と考えていました。

ネットで簡単に調べた情報ではありますが、結論から言うと「一般夫婦と離婚率はかわない」とのことです。

結局、病気がなくても、夫婦やカップルが一緒に暮らしていくうえで、波風は必ずありものなのです。

旦那さんの心理も併せて調べてみました。
旦那さんは「男らしさ」を維持しようと努めるため、不安を面に出さないようし、本人の不安は押し隠す傾向にあるとのこと。つまり奥さんからしたら心配されている感じが伝わらないそうです。

つまるところ、お互いちゃんと気持ちをいいあうことが大切だということですね。

これは病気に関係なく、一般夫婦でも絶対必要なことだと思います。

ぜひ、奥様が病気である旦那さまがこの記事を読んでいましたら、「一緒にいるから安心して」「不安な気持ちだよね、助けるとよ」などと、安心させる言葉でフォローしてあげてください。お願いします。

今まさに私の姉はその言葉が旦那から言われないため、心細くなっています。

あ〜、旦那さんに伝えたい〜

最後に

乳がんが死ぬ病気というのは昔の話です。フランスではよくある病気と知られており、治療技術や胸の再建技術も進んでおり、死なない病気だということをここで強く伝えたいと思います。

次女が病気になったのをきっかけに調べたことを書きましたが、ぜひ身近な病気であることを知っていただけたらと思います。

また一般夫婦でも良い関係を維持するための心がけは同じだと分かりました。不安な気持ちに限らず、自分の気持ちを伝え合うことは大切です。ぜひ実践して欲しく思います。

【えみりーより】
最後までお読み頂きありがとうございました。
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