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コロナで浮き彫りになった、鎖国マインド

みなさん、こんにちは!ちえみりーです。

今回はいつもとは少し趣旨は変わってきますが、社会問題について考えていきたいと思います。

ここで断りを入れておきますが、私は社会学者でもなければ社会学の学位を持っているわけではありません。

しかし、私の身の回りにも最近起こった事例があり、他人ごとではないと感じたのでシェアさせてください。

最近少しずつ落ち着いては来ましたが、コロナウイルスの影響で社会活動が大幅に制限され、日本及び世界的に大きな打撃を受けたのは記憶に新しいと思います。

そんな中でコロナ差別というモノが、日本で起こっていたのはご存じでしょうか?

メディアで取り上げられたコロナ差別の実態

上の二つの記事からわかるように、コロナ感染による差別は起こっています。

簡単に例を挙げるとこんな感じでしょうか?
「○○さん家感染したらしいよ。」
「えー!!」
「東京でうつってきたらしい。」
「ウイルス持って帰ってくるなって話だよ。」
「出てってくれないかな。」

※この会話は勝手に作ったものです。実際にあったわけではありません。

ある感染者のお宅では、石を投げられ引越しをせざるを得なくなったそうです。

なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

1. 外出自粛による不安感の高まり

感染症による社会活動の制限は私を含め、未経験の人がほとんどです。

そんな中で不安になるのは当たり前で、不安な状態が長期的に続くとうつ症状が発生するなど、メンタル面での問題も出てきます。

気を緩めさせないようにメディアでは毎日のように感染による恐ろしさなど不安を煽るような報道が多くされており、それを見るたびに不安になることも多いと思います。

そのような不安な状態では視野狭窄(視野が狭くなる)が起こりやすいと言われており、冷静に物事を考えることが困難になります。

これがコロナ差別へつながる一つ目の理由ではないかと考えます。

2. よそ者を悪とする鎖国マインド

一方でこのような考え方は今に始まった話ではないように思います。

東日本大震災で被災し、福島から関東へ移住をせざるを得なくなった方々への差別や、被災地の商品の買い控えなど、放射能による風評被害が多く発生したと言われています。

よそ者や感染者を自分のテリトリーから追い出そうとする、このような考え方を仮に鎖国マインド(勝手に名付けました)と呼びましょう。

鎖国マインドによって自分の安全は保たれるかもしれませんが、自分勝手な考えに過ぎません。

そして感染者もかかりたくて感染したわけではないですし、うつそうと思っている人は稀なのではないでしょうか?

【実際に起こった例】海外からの帰国者への差別

私の身の回り例を紹介します。

私の父は仕事の関係でアメリカから帰国し、国の方針に従い2週間隔離されて生活しています。

隔離生活は外部の人ともホテルの人ともコミュニケーションが取れず精神的にも辛いと思います。

実家にいる母は、隔離生活があと1週間となったころに親戚からある忠告を受けました。

「東京で隔離されていたかもしれないが、2週間隔離されてから感染が確認された人もいるからまだ家に入れてはいけない。そうしないともし感染者が出たときに仕事はもちろん家にも住めなくなるぞ。」

親戚のおじさんはきっと心配して言ってくれたのだと思います。

しかし、このような考え方が当たり前なのは非常に残念です。

また、問題なのは国の決まりに従っても村八分にあう可能性があることと、2週間でなければ何週間なら安心するかが明確でない部分です。

(最終的に自主的にホテルを取り1週間延長することで家族の中で折り合いはつけられました。)

みんなで協力してこの状況を乗り越える

この状況を打破するにはやはり小さいコミュニティーだけでは完結しません。

一度差別に会う人の立場やこの問題に触れて多くの人がこの問題と向き合うべき時が来ていると思います。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

身近にこういった経験をされた方はいますか?

このような考え方はこれから災害が起こるたびに問題となっていくと思います。

どうかコロナ差別に会う人が一人でも減りますように!!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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