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【残り5日!】 寄付型クラファン #こどもギフト 「全国の児童養護施設などの職員不足の現状を解決したい!」 チャイボラ大山遥さんに聞いた、一貫した養育者の必要性

私が所属する、虐待防止啓発チーム「こどものいのちはこどものの」の活動の一環で、寄付型クラファンを今年もやっています!
メンバーは、犬山紙子、坂本美雨、ファンタジスタさくらだ、福田萌、眞鍋かをり(敬称略)の五人の芸能や表現活動に関わる母親たちで結成されています。
今回、私たちが応援しているのは、チャイボラさんです。

今回は、創設者の大山遥さんにインタビューを行いました。
目標の1000万円は達成しましたが、ネクストステージ1500万円まであと少しです。児童養護施設の職員不足について少しでも知っていただき、この記事を広めていただければ幸いです。

学習塾を営む父の背中を見て感じた家庭環境の重要さ

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――今日は、チャイボラの活動はどのようにして始まったのですか?大山さんのバックグラウンドを教えてください。

大山さん:父が小さな学習塾を経営していました。どんなどんな特性を持った子でも受け入れる塾で、勉強やりたくない!と生徒が投げ出したそうになったときは、みんなで山に行って天体望遠鏡いったり、地図とかみて歴史の話をしてみたり、勉強の楽しさを教えるアットホームな塾でした。両親が多忙で家にいない子とは一緒にご飯を食べたり、汚れた服も洗ってあげたり、警察に迎えに行ったり、両親は塾の先生以上に生徒たちの面倒をみていました。

そんな父の背中をみて育ったから、幼いながら、家庭環境の大切さを痛感していました。
家庭環境によって、何でも挑戦したりできること、勉強も諦めちゃう子がいるなぁと感じました。

児童養護施設の職員さんの姿を見て、大手教材会社を退職。

大山さん:大学卒業後、家庭教育教材の大手に就職しました。家そこで、教材がリニューアルされる際に破棄されることを知りました。それがもったいないなと思い児童養護施設で働く知り合いにと問い合わせをしてみたんです。ところが、人数が足りないから個別で勉強をみることができないと門前払いされてしまい。職員不足の現状と、人生かけて子どもたちと向き合う職員さんたちの姿に心打たれ、一週間後には辞表を出していました。

施設に入る子の7割は虐待を受けている。

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――施設に入る子は多くが虐待をされてきているというのは本当ですか?
大山さん:約7割ほどが虐待されていると言われています。個人的には、親から子供より、虐待を受けてきても親のことを想っている子もいます。虐待は貧困や、親の精神疾患などさまざまな要因があります。

赤ちゃんの頃、お腹が空いたり、おむつがよごれて泣いたときに助けてもらう。この経験をして自分は大事、自分を大事にしてくれる親も大事と学んでいくんですけど、
泣いても殴られたり怒られてばっかりだと、自分が生まれてこなければよかったと思ってしまう子もいるんです。
まずは生まれてきてよかったんだよってことを知らせてあげることが大事です。

――まさに、AIが代替できない非常に重要な仕事ですね。
大山さん:こどもが辛い時、その辛さに共感し分け合ったり、嬉しいことがあったら一緒に喜んだり。そんな大人の存在が子どもたちの自己肯定感を高めるにはとっても大切だと思っています。

――今、施設職員の人数が足りないという状況について詳しく教えてください。人数配置の規定はないのでしょうか?

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大山さん:規定の人数配置を下回ってしまったとしても「はい閉鎖します」とはいきません。子どもたちの家なので。どの施設も人を募るのに、広報費が足りなかったりするため、今は20人の子どもを1人で見る時間帯が大半を占める施設もあります。私はそういった問題意識から、児童養護施設を含む社会的養護施設に関心のある人と施設を繋ぐ情報サイト『チャボナビ』を立ち上げました。私自身、夜間の授業で保育士の資格をとったとき、クラスメイトが児童養護施設についてイメージがつかなないばかりに選択肢にあがらないということがおおかったのです。幼稚園や保育園はホームページや広告が充実しているところが多いですが、児童養護施設はなかなかオンラインで情報を拾うことができなくて、それは問題だなと感じました。

――チャボナビは現在どのように運営しているのですか?
大山さん:企業と個人の方からの寄付でまかったなっています。数名の社員と(兼業含む)多くのボランティアさんの協力により運営が実現しています。そのためにも今回のクラファンや寄付はとても大切です。来年以降はSDGsを絡めた企業向け研修などで収益も確保していこうと思っています。

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――児童養護施設で働くにはどんな資格が必要ですか?
大山さん:現在は無資格でも採用をする施設も増えてきましたが、あると良い資格は、教員、社会福祉士、心理士、保育士などです。詳細はチャボナビをご覧ください。https://chabonavi.jp/column/4

一貫した養育者の重要性

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――大山さんにとって”社会的養護”とは?
大山さん:衣食住を与えるだけでなく、子どもたちが大切に育てられていると実感できる環境を作ることだっと思っています。施設に入所してくる子どもたちの中には自己肯定感が低い子もいます。人との関わり方に課題があったり、何かに挑戦する、またそれを継続することが苦手な子もいます。まずは、かけがえのない存在で自分は大切なんだと認識してもらうところから努力します。そのためには、一貫した養育者によって愛情をかけて育てられる経験が大切だと考えます。


――一貫した養育者を確保するにはより多くの人員を確保することがとても大切ですね。


クラウドファンディングもラストスパート、
大山さんと最後にTwitter SpaceとYoutubeを使ってイベントを行います!


2021年12月23日 21:00-
https://twitter.com/emikusano 
私のツイッターで追って告知します!


今までの活動の記事:


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