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投資はフィルターバブルを壊してくれるツールになる。相場をみると精神が安定する話。

 2020年は、思うように旅行やレジャーを楽しむことができず、実際収入こそ増えないが、支出も格段に減っている。とくに、買いたいものが減った2020年春以降、私は消費を抑えて、お金にもっと働いてもらおうと考え投資を始めた。

思い起こせば、幼少の頃からずっとお金ついて考えることを避けてきた人生だった。親に「子はお金のことなんて考るな」言われ育ち、知らず知らずのうちだが、「好きなことを仕事にする=正義!」「お金目当て=魂を売る」という潜在意識が私の中で醸成されていたのであった。

しかし、今年になって、
突如、資産運用への関心が湧きはじめたのであった。。。。!

時間もあったので、投資に関連する書籍を、古典から最新のベストセラー本まで多くを読み漁った。方法を早く会得するつもりで手にとったそれらは、もはや、宗教書や哲学書に近かった。
株の世界には、バフェット様という長期宗派の神がいて、ソロス様という短期宗派の神がいて…(そして、エセ教団の預言者みたい輩が世界中に蔓延っている現世…)

そして、自分なりに投資哲学を会得し、好きな銘柄にだけ投資しながら、
経済ニュース、財務諸表を読んで月イチでリバランス(*投資配分比率を見直すこと)できるくらいまでに半年で成長した。
もちろん、急に一攫千金を狙えるほどに,資産は増えないが、人生を豊かにする趣味の一つにになった。

株式投資を始めるメリット1:世界情勢が自分ごととなる

  まず、1番良かったことは、株を売買することにより、世界のニュースへの関心が格段に高まったことだった。それは、ワクチンの臨床実験の経過、米国大統領選の事前知識、米中の貿易摩擦、あらゆる既得権益にまつわるしがらみなど、いままで触れることのなかったドラマを観ているかのような楽しさがあり、一次情報を積極的に理解しようとする知的好奇心に繋がるのである。それらは、芸能スキャンダルや、リアリティ・ショーなんかよりも格段に面白いのである。

例えば、私はビヨンドミート(人工肉)とテスラ(電気自動車)の株を調べることによって環境問題についても多く学ぶことができた。

数字嫌い人間な私も、自分の資産のこととなるとすごく気になり、財務諸表や決算書などにも関心をむけるようになり、いままで使わなかった英語のボキャブラリーを学ぶことができた。

株式投資を始めるメリット1:フィルターバブル破壊

  私の周囲の友人やフォローしている人の多くがリベラル、もしくはリバタリアンが多い。しかし、BLMや米国のリベラル派のニュースばかりみていると、反射的にトランプを嫌いになるようなニュースがフィードに飛んできたり、私も日々体制に怒りをもっていた。しかし、経済関連のニュースに触れることによって、多くの保守派の人たちや、トランプ支持者の見解を知ることができた。トランプ氏は、ツイ廃を扮して実体経済とはまた異なった世界の指標である株価をぽこぽことあげたりさげたりしている猛者であることを知った。もちろん投資をしている人が特定の政党支持者だとは限らないが、経済市場のプレイヤーたちの見解を咀嚼することで世界をいままでと違う角度でみれたのは間違いなかった。資本主義の欠陥と表裏一体の恩恵について考えを巡らせる良いきっかけになった。

結果:なぜか、メンタルの安定に繋がる。

  これはなかなか共感する人は現れないのだが、なによりも、私の精神を安定させてくれるツールとなった。そう、私は株式チャートのギザギザを見ることによって、精神が安定する変態なのであった。。。「ああ、今落ち込んでいるのは自分だけではないんだな。」と。

相場とは・・・:
・未来はだれにもわからないということの証明であり、
・世界中の人のメンタルを反映した数値である。

本当にちょっとしたことで上下する。信憑性のないニュースの見出しだけでも落ち込んでしまうときは落ち込んでしまうのである。そう、それはまるで人間そのもの!

そしてこの乱高下する数字は、実は実態経済ともかけ離れていることもあるので、まるで人間の自己評価と社会的な評価にも似ている気がする。

「この、躁と鬱のくりかえしの長い目で見れば成長していく様子と、この激しいけどグロースしてる株って私では?!」
「そして順調に伸びてるあの株は〇〇で、安定してるのは▲▲さんだ!」

そんなふうに考えると、私もがんばろう!
という謎に励まされるのであった。
(もし共感する人がいたらぜひ教えてほしいです…!)

人生でも、もし、自分の株価が大幅に高く上がって下落が不安になるときは、まぁそれが世間ってものさと考え、上昇気流だと思えばいいし、
下がっているときは、買いのチャンスだと思って、虎視眈々と頑張ればいいと思う。それが私が投資を通して見出した哲学である。

そして、自分なりにお金の向き合い方への結論がでてきたので、これは、ぜひ投資初心者の人向けに情報をまとめてみた。


※ここから先の有料記事は私の資産運用の個人的な方針であり、特定の銘柄をお勧めしているものではありません。投資はあくまでもご自分の判断でお願いします。

クレジット:
トップ画像は相場をアート化する、Stocxartです。
https://www.stoxart.com/

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