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光のあるうちに光の中を歩く

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47都道府県の写真にまつわる話について書いています。写真家、写真美術館、写真集を扱う本屋さんなどなどの紹介。
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2020年4月の記事一覧

瀬戸内の青、蒼、碧 宮脇慎太郎-香川の写真家

芸術祭一色だった昨年 今年は内省的な1年になりそうだ。昨年までの思い出を、記憶をたぐり寄せ…

岸辺ゆな
4年前
22

都市と夜とインターネット 福居伸宏-徳島出身の写真家

わたしの徳島の記憶昨年は二度も東京から徳島に足を運んだ。 夏に勤務先の大阪支社(といって…

岸辺ゆな
4年前
7

目をそっと閉じて撮るような人 鈴木敦子-福井の写真家

大切なものを手に入れたくて写真を撮り続けていたら、私達には本当の名前なんてない事に気が付…

岸辺ゆな
4年前
9

人と交わる手段としての -石川の写真家 河野幸人と梅佳代

やはり石川は文化の最強都市だった。出てくる出てくる、本屋が、美術館の企画が、戦前の写真家…

岸辺ゆな
4年前
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彗星のような飛行機雲を撮る高崎勉と死体を写す元AV監督の釣崎清隆 -富山の写真家

今日はミスチルとサカナクションの過去のライブの無料放映がYouTubeであったので少し贅沢な夜…

岸辺ゆな
4年前
6

眠れない夜に星座の話をしよう、沼澤茂美-新潟の写真家

天体写真家というジャンルがある。 夜空は、晴れの日にしか撮れない。だから、天体写真家は傘…

岸辺ゆな
4年前
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朽ちない花を本棚にいかが 野口勝宏−福島の写真家

花が大好きだ。花が大好きなのでこの写真家を紹介したい。 19世紀の英国の詩人・デザイナーのウィリアム・モリスを思い出させるような花の並びと色合い。モリス風のデザインが人気のローラ・アシュレイの香水の小箱の花の絵のよう。(今回のコロナショックで英国のローラ・アシュレイは破産申告を行ったのだが。) 今回紹介するのは、福島県猪苗代町出身で、2011年の東日本大震災後に注目を浴びはじめた写真家の野口勝弘さん。昨年はじめて「福島の花」というテーマでニューヨークで写真展を開催し、すで

平面からはみ出す光の彫刻 土門拳、細江英公、佐藤時啓–山形の写真家

人の名前は一番短い「詩」だと誰かが言ったが、山形出身の3人の写真家の名前はどこかポエティ…

岸辺ゆな
4年前
7

海を空のように撮る中村征夫と雪を星のように写す草彅裕−秋田の写真家

雪国生まれで南国の海を撮る写真家、中村征夫雪国生まれだが、南国が好きでダイバーになった写…

岸辺ゆな
4年前
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