物と人とエネルギーについて

明日は新月ですね。

満月から新月に向かっている期間は「手放す」ことがしやすい時です。

私も、今月の満月日の7日以降、今日までの間、せっせといろんな物を手放してきました。

今日をめどにコツコツ取り組んできましたが、家の中はきれいになるし、気分はスッキリするし・・・で、とても清々しくなりました。

「物を手放す」ということ

物を手放すと、気持ちがスッキリして軽く感じられるのは、物に付着しているエネルギーも一緒に手放すことができるからです。

人間が触れた物には、その人のエネルギーがこもります。

人が住んでいる場所には、住人のエネルギーがこもります。

その物の持ち主の心の状態によって、付着するエネルギーも重かったり、ネガティブだったり、軽かったり、ポジティブだったり、明るかったり、暗かったり・・・と、様々に変化していきます。

ですので、家の中をただ片付けるのではなく、日々の自分の心の持ち方もキチンと見届けて、安定して穏やかで温かい気持ちで過ごすことを心がけることが大事です。

自分のあり方・生き方が、周囲に大きな影響を与える

生きている人間は、生きているだけでものすごいエネルギーを発しています。人間だけでなく、全ての動植物がそれぞれにエネルギーを発していますが、やはり人間のエネルギーはとても大きくて強力です。

見た目や性差に関係なく、人間として生きているだけで、人は自分のエネルギーを強力に発しています。肉体を通して泉のように自分のエネルギーが溢れ出し、発散し拡散され、周囲に様々な影響を与えていきます。

そんな自分のエネルギーが強力に染みついているものが「自分の持ち物」です。

着る物、寝具、手で触れる物、自分が使う物、自分がいる場所・・・等々。

自分のエネルギーがそこに付着していきます。

家族と同居している人は、家族のエネルギーも付着していきます。

ですから、一緒に暮らすべき人(同居人)は、その人のエネルギーに触れても嫌悪感を感じない人、エネルギーが馴染む人、一緒に居てもエネルギー的に不快感を感じない人・・・であることが大事なのです。

エネルギーが合わない人と同じ家で一緒に生活すると、イライラしたり、無性に腹が立ったり、居心地の悪さを感じたり、攻撃的になったり、落ち込んだり、被害者意識に苛まれたり・・・等々。感情的な反応をしてしまい、心がザワザワして落ち着かなくなります。

これは、血を分けた親子であっても起こりうることで、そもそもが全く異なる魂の持ち主同士なので、エネルギーが合わないことも多々あるのですよ。

なので、合わないときは無理しないことです。別居するのがベストです。合わないのに「家族だから・・・」と頑なに同居にこだわると、お互いが不幸になるだけです。

また、子供が成人したとき、子供の身体の大きさに合わせて子のエネルギーも大きくなり、一緒に暮らすことが辛く感じることもあります。成人して身体が大きくなると、放つエネルギーも、その分、大きくなるからです。

また、普通の人よりエネルギーがもともと大きくて強い・・・という人も世の中にはいます。

そのような人は、自分の子供がまだ幼く小さいときは大丈夫ですが、子が大きくなり、自分と似た強大なエネルギーを放つようになると、同居が辛く感じるようになります。(この逆も然りです)

狭い家の中に、似たエネルギーの者同士が一緒に長い時間過ごしていると、磁石のS極とS極が反発し合うような感じになり、しんどくなるのです。

これは、どっちが悪いとか、片方に合わせなくてはいけないとか、そういうことではありません。
単に合う合わないというだけの話です。

エネルギーが大きくて強い人は、家族以外の多くの人々の中で自分のエネルギーを大いに発揮し、周囲に多大な影響を与えていくことが使命なので、そういう場合は「一緒に居るより、分散して別々に暮らした方がベスト」・・・なのです。

ですので、子供は成人したら、親の影響を受けない場所で自由にのびのび生かせてあげることが必要です。子供には子供の人生があります。子供達は、親とは全く異なる人生を送らなくてはいけないので、大きくなったら子供を手放しましょう。その分、自分の人生を充実させましょう。

「淋しいから」と親のエゴを理由に、いつまでも子供との同居に執着して無理して一緒に暮らし続けると、エネルギー的に不和が生じ、互いに心身が病んで病気になることがあります。

植物で例えると、苗が育って大きく成長したのに、いつまでも小さなポットの中に入れたまま育て続けるのと同じです。最初はきめ細かく手入れをして大事に育てても、ある程度大きくなったら、他に何もいない広くて自由な場所に植え直してあげることが大事です。人間もそれと同じです。

自分の家の中を見直してみる

古臭くてもう使わないのに捨てられないモノ、壊れているのに捨てるのが面倒で置き続けている物、そういうものは早く処分した方が良いです。

放置していると、その物に埃がかぶって汚れていくように、ネガティブなエネルギーも溜まります。

家の不要物にこもるネガティブなエネルギーが呼び水になって、そこに住む人からネガティブな感情が引き出されたり、ネガティブなことを引き寄せたり、ネガティブなエネルギーを招くことになります。

そうなると、運気も下がるし、自分自身の思考も「ネガティブな意識」で固定されて頑固な気質になっていくし、体調も悪くなるので、良いことはありません。

どうも気分が上がらない、体調もイマイチ、イライラする、情緒不安定だ、うまくいかない・・・という時は、試しに家の中にある不要なものを手放してみてください。

物が動いて、風通しが良くなると、その場所が明るく軽く感じられると思います。その場所のエネルギーが動いた証です。不要なエネルギーを払ったので、それで軽く明るいイメージに変化したのです。

要らない物や使わない物は、欲しい人にあげたり、リサイクルに出したり、捨てたりして、どんどん手放してください。

手放して、家の中を風通し良くスッキリさせて欲しいと思います。

物が動くことで、私たちの意識も大きく変化していきます。執着を手放し、心が自由になります。また、古い物にしがみつく癖が消えて、新しいものにチャレンジする勇気も生まれてきます。

エネルギーが動くことで、家の中も人も変化していきます。

もしも家の中は充分に片付けられたら、次は、庭や外回りもきれいにしてください。

暗くて重い感じがする場所は、整理したり掃除をしたり、自分の手を使ってきれいに整えてくださいね。

浄化するということ

こうして根気に家の中をきれいに掃除して浄化していくと、感覚的に「浄化された場所」と「不浄な場所」の違いが分かるようになります。エネルギーとして感じ取れるようになるのです。

直感で「ここは人の手によって浄められている場所だ」とか「ここは全く人の手が加わっていない、人のエネルギーが感じられない場所だ」・・・等々。

上にも書きましたが、人間はとても大きくて強いエネルギーを放っている生き物です。その生き物が、心を無にして掃除に取り組む、断捨離に取り組む・・・。そうすると、その人の手によって清掃された場所は、祓い浄められるのです。

ネガティブな意識で周囲を汚し、ネガティブなエネルギーを家や物に付着させるのも人間ですが、そうしたネガティブなエネルギーを一掃してクリアにし、きれいに浄化できるのも、実は人間なのです。

汚すことも浄めることも、両方ができるのが人間。

だから、どう生きるのか、どう心持ちで暮らしを営むのか、家族や一緒に暮らす人々とどういう心で接していくのか・・・。それらが、自分の放つエネルギーに添付されるのですから、実は責任重大なのですよ。

日々の生き方、心の持ち方、とても大切です。

また、人との関わり方、他人や物に対する意識、自分の思考癖、いつも何を感じて、何を思い、何を考えて居るのか、どんな感情で生きているのか・・・。それらもとっても大事です。

自分の心の持ち方一つで、自分が発するエネルギーの質も変化していきます。

明るく、楽しく、陽気に、穏やかに、上品に、優雅に、温かく、美しく・・・、そういう心を維持して生きていきたいと思うのです。

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは旅の資金にさせていただきます✨