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猛暑のなか、京都へ②

暑い最中に東寺を参拝し、そのあとは東山の方へ向かうことにした。
もう一つ御礼参りをしたい居場所があり、そこへ行くことに…。
でも、どうやって行こうかな?と考えていたら、何と東寺の門の前にあるバス停から東山方面へダイレクトに行けるバスがあることを発見。202番のバスに乗り、「東山安井」のバス停で降りた。

次に行きたかったところは、ここ。安井金比羅宮。
縁切りで有名な神社である。

実は家族関係でずいぶん悩んでいたとき、ここの神様に導かれて、助けていただいたことがある。

悪縁を切って、良縁を結ぶ

こちらは、私の別の過去ブログ。

今から数年前、私は心に悩みを抱えながら東山を散策し、高台寺の坂を下りてポンと目の前に飛び込んできたのが、この鳥居と看板だった。まるで、引き込まれるようにして、この神社を参拝した。
その後、また別の機会に改めて、この安井金比羅宮を訪れたところ、ちょうど、この神社の正しい参拝の仕方を教えてくださる茶会が催されていて、その茶会に参加した。その体験を書いたのが、上のブログ記事である。(昔のもので超恥ずかしいのだけど…汗。 )

あれから随分経ち、あの時、縁切りしたい、変えたいと切実に願ったことが本当に叶い、キレイに切れてさっぱりしてしまった。バッチリ叶ったのだ。そして今、あの時とは違う自分に私は生まれ変わっている。あの茶会で、神社の女性から「神様のお働きを心から信じてください」と教えてもらったけど、確かに神様のお働きがあったとしか言いようがない…そんな変化を私は体験した。
そこで、私はもう一度ここを訪れて、神様に御礼参りをしたいと思った。

鳥居をくぐって参道を歩き、最初に目に飛び込んで来るのが、この碑である。
願いを書かれた紙が無数に貼られてオドロオドロしいけど、私は正しい参拝の仕方を習っているので、全然怖さは感じない。
ここは悪縁を断ち切り、良縁を繋ぐ場所なのだ。古い自分を手放して、新しい自分に生まれ変わるための誓いをたてる場所でもある。その「生まれ変わり」を神様がサポートし支援してくださるのだ。

まず社殿でお参りをして、今までの感謝を心から申し上げた。そのあと、さらに自分をアップデートさせるために、手放したいことを紙に書き綴り、また、なりたい自分&新しい自分を思い付くまま紙に書き綴った。そして、その紙を持って岩の穴をくぐり、またくぐって戻り、紙を岩に貼りつけた。
再度、神様にお参りして誓いを立てる。
自分の意思で「流れ」を切り替えることに勇気を出して取り組む…と決意するのだ。
ここまでのことをやり終えて参拝を完了したら、何だか気持ちがスッキリしてきた。

この神社のことを「怖いところ」だと思っている人もいるけど、私はそうは思わない。
娑婆を生きていると、綺麗事では済まないこともたくさんある。そうした人間世界のドロドロしたものに見切りをつけて上手に断ち切り、自分の気持ちをポジティブに整理して導いてくださるのが、この神様である。また、新しい心に生まれ変わらせ、新しい自分へと切り替えてくれる、そういう神様だと私は思う。
何より、私自身がここで救われたから。
ここは、数年前の京都旅で、心に悩みを抱えてどん底をさ迷っていたときに、ふと目に留まり、ふらりと立ち寄った神社である。
でも、神仏は、偶然とかシンクロとか不思議とか云々…そういう「言葉では説明しきれない形」で人を導く。
この言葉にできない形に、うっかりと乗っかり、そのまま流れにのって体験していくことが、救われるのに必要なことなのだと思う。
それには頭で考えすぎないこと。感覚で感じたまま行動すること。これが大切。
自分を幸せにすることに素直になる。これが大事なのだと思う。
この安井金比羅宮も、猛暑で参拝者が少なくて、あっさりとお参りができた。暑さに感謝。
境内では蝉が大きな声で鳴いていた。

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