突然、知人の訃報が飛び込んできた。
夫の元職場の後輩にあたる人で、私も何度かお会いしたことがある人だった。
急な話だったため、夫も友人から電話で聞かされた時、かなり驚いたらしい。私も仕事から帰ってきた夫から開口一番にこの話を聞かされ、思わず「えっ?!」と声が出た。私より若い人だった。
今年に入ってから、葬儀に参列する機会がぐっと増えた。こういうのにも波があるのだろうか。しかし、今まではお年寄りがお亡くなりになるケースばかりだったので、淋しくて物悲しい一方で、高齢の老親を無事に見送ることができてホッとしているご家族の安堵の雰囲気がそこにはあった。
だけど、今回はそうではなく、まだまだ社会でご活躍中の現役世代である。ご家族の気持ちを考えると、胸が痛くなった。話によると、つい数ヶ月前に重い病気が見つかり、治療によって落ち着いたものの、急に容体が急変して…とのこと。もしかしたら当の御本人が一番驚いているかもしれない。私たちも言葉が見つからず呆然としてしまった。
身近な人の意外な死に直面するたびに、自分の人生について深く考える。
人の寿命はいつどうなるかわからない。来年まで取っておこう…と思っても、来年の自分はもうここには居ないかもしれない。そう思うと、やりたいことは早めにとりかかり、悔いの残らぬよう、今この瞬間を大切にしなくてはと思う。知人のご冥福を心から祈りたい。
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