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土の中のセミ

私が子どもの頃、まだ道のほとんどは土の道だった。
その道がどんどん舗装され、アスファルトの道が増えていったのも私が子どもの頃だ。

土の道がアスファルトでおおわれていくたびに、アリやセミはどこから外に出るのだろうと気になって仕方がなかった。
「ねぇ、アリやセミは出てこられるの?アリやセミを地下に閉じ込めてしまっていいの?残酷だよ」
アニメ〝みなしごハッチ〟を見て育ったので、かなりアリやセミを擬人化して感情移入していた小学生だった。

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土の中のセミ

谷本惠美(執筆業・心理職)

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カウンセラー・作家。カウンセリングルーム「おーぷんざはーと」(大阪)1991年設立(https://othpage.com/)。 著書「モラハラ環境を生きた人たち」(而立書房)「カウンセラーが語るモラルハラスメント」(晶文社刊 現在9刷)他 共著あり。執筆依頼、お待ちしています。

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