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フリーランスLIFE#2 会社名を取った自分

みなさんは、
「自分は何者か」と聞かれたら、
他者になんて表現するでしょうか。

#2のテーマは「名刺」です。

「会社」という看板がなくなり、
自分の名前だけの名刺を作った時に
なんとも言えない不安を感じたことを
今でも覚えています。

フリーランスになると、
「自分はどんな存在なのか」
を表現する機会に多く出会ってきました。

この問いかけに対するしっくりくる答えを
私はまだ持ち合わせていません。


「なんて紹介したらいいの?」

大学で社会人講話を頼まれた時のこと。
「肩書きはなんて紹介したら良いの?」と、
担当者から聞かれました。

フリーランスは働き方だし…
法人化してないから会社名もないし…
講師だけをやっているわけじゃないし…

色々悩んだ結果、
「キャリアコンサルタント」
と所有資格名でご紹介をいただきました。

その時、
「色々やってるのに肩書きはそれでいいの?」
と少し怪訝な顔をされたので、
「もう少し工夫すべきだったのかな…?」
と思った経験です。

このようにフリーランスになると、
自分自身を表現する言葉(肩書き)を
求められることがあります。

その一つが名刺かと思います。

フリーランス同士で、
名刺交換時に目が行くのが、
多種多様な肩書きです。

ご自身の存在価値・意義を
一言で表す肩書きの名刺を頂戴すると、
素敵だなと感じます。

私の名刺に足りないもの

名刺で思い出すのは、
研修会社や講師の方々が
一同に会するパーティの場での出来事です。

そこでは名刺交換が活発に行われていました。

その際、名刺交換した相手が、
必ずと言って良いほど、
裏側をご覧になります。

私の名刺の裏は真っ白。

そこでお相手は一言。

「何を教えていらっしゃるのですか?」

…ですよね。

ここは講師や研修会社が集まる場。
みなさんの名刺の裏面は、
担当研修内容や専門分野が書かれていました。

私の名刺はおしゃれな感じを求め、
所有資格と名前と連絡先しか書いていない。

毎回、交換のたびに
研修分野や講師経験を
必死で説明するハメになりました。

自分は何者か?

パーティでは恥ずかしい思いをしましたが、
学びもありました。

他の講師の方々の名刺です。

みなさんの名刺は写真があったり、
キャッチフレーズが書かれていたり、
「ああ!あの人か!」
と、思い出しやすい工夫がなされていました。

「名刺は自分をPRするツールなんだな」
と改めて感じた経験でした。

今でも名刺交換のたびに、
「私の社会の存在価値を一言で言うと?」
「社会に提供できるものってなんだろう?」
と考えてしまいます。

フリーランス4年目。
まだまだ自分は何者かを探している最中です。

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