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フリーランスWebデザイナー目指すなら職業訓練校はやめとけ

はじめまして。フリーランス1年目のえみ(@emi_freelancer)です。

職業訓練校を卒業し独立した私が、フリーランスWebデザイナーを目指す人に職業訓練校をおすすめしない理由を解説していきます。

なぜなら私自身、フリーランスWebデザイナーを目指して訓練校に入学したものの、現在は崖っぷちの底辺フリーランスだからです。

卒業するまでに早くても3ヵ月、長ければ半年かかるコースもあります。
あなたの貴重な時間をムダにしないためにも「職業訓練校ってどうなの?」とおもっている人は、ぜひ読んでいってくださいね。

職業訓練校とは
失業者が就職にむけてスキルアップできる制度。
授業料は無料で、交通費や給付金が支給されることもあります。

職業訓練校には2種類ある

職業訓練校には「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2つがあります。

公共職業訓練
・失業手当の受給者が対象
・交通費の支給あり
・受講手当が合計2万円(500円×40日)もらえる

求職者支援訓練
・失業手当を受給できない人も対象
・(条件を満たせば)交通費と月10万円の給付金がもらえる

どちらも授業料無料ですが、受講できる人の条件がそれぞれ異なります。

  • 失業手当をもらえる人→公共職業訓練or求職者支援訓練

  • 失業手当をもらえない人→求職者支援訓練

くわしくは【厚生労働省】ハロートレーニングをどうぞ。

職業訓練校のメリットとデメリット

職業訓練校はフリーランスを目指す人におすすめなのでしょうか?
実際にかよってフリーランスWebデザイナーになった私がメリットとデメリットをお伝えします。

メリット:授業料無料で給付金がもらえる

職業訓練校のメリットは主に以下の3つです。

  • 授業料が無料

  • 失業手当が延長されたり、給付金が支給される

  • 対面で授業を受けられる

職業訓練校の最大のメリットは授業料が無料なところ。

公共職業訓練だと在学中は失業手当が延長されたり、交通費も支給されます。
また求職者支援訓練も対象者は給付金10万円が毎月もらえるので、金銭面の心配をせず学習できるのは大変ありがたいです。

またオンラインのスクールとちがって、対面で授業を受けられるのも初心者には学びやすいポイント。
「わからないところがわからない」状態なので、講師やクラスメートに質問できるのはオフラインの学校ならではの良さ。

デメリット:独立のノウハウなどは学べない

個人的にかんじた職業訓練校のデメリットは以下の3つです。

  • 営業方法や案件獲得ノウハウなどは学べない

  • 就職活動などWebデザインに関係ない授業もある

  • 講師の当たり外れがある

そもそも職業訓練校は就職を目指す人のための制度。
そのため営業方法や案件獲得ノウハウなどは学べないです。

また履歴書や職務経歴書の書き方・プレゼンの授業など、Webデザインに関係ない授業も組み込まれており、時間をムダにかんじてしまうこともありました。

講師のレベルもさまざまで、必ずしも知識と経験が豊富とは限りません。
カリキュラムに沿って授業をすればOKなので、基礎の授業をダラダラとされてもこちら側は従うしかないのが現状です。

ただし「自宅で応用部分を学ぶ→わからない箇所は先生にきいてみる」といった工夫次第で、カバーできる部分だとはおもいます。

最速で独立したいなら職業訓練校はやめとけ

職業訓練校を卒業し、即フリーランスになった私から1点アドバイス。

もしあなたが最速でフリーランスWebデザイナーになりたいなら、独立に特化したWebデザインスクールにはいることをおすすめします。

職業訓練校のカリキュラムは基礎学習のみで、その目的は生徒を就職させること。
「実践的なことは就職先の企業で学んでね」というかんじなので、個人で食べていくには不十分な学習量です。

正直、職業訓練校で学んだことだけでフリーランスになるのは厳しいとかんじています。
授業料が無料というメリットだけで判断するのはやめましょう。

一方、まずは就職してから独立を目指したいという人には、職業訓練校は選択肢のひとつとしておすすめ。
就活のサポートが充実していたり、就職を目指す仲間ができるからです。

この記事がフリーランスWebデザイナーを目指すあなたの役に立てば幸いです。

別の記事で、超高倍率の職業訓練校Webデザインコースの面接に合格する方法を解説しています。


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